【"行動経済学"で考える】将来の予測は悲観的な方が良い?

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アキラ
"行動経済学"的には、将来に向けて目標を設定する際は、「悲観的」な方が良いらしいよ!

"行動経済学"って興味深いですね、どうも、アキラ(@akila_s8)です。

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2018.04.14

行動経済学的には、精度の高い計画を立てようとするとき、意識しないといけないポイントがあるようです。

それは、「楽観的になることなく、現実を見ること」です。

今回は、将来の計画を立てるときに、なぜ「悲観的」に考えたほうが良いのかについて、行動経済学の論点を絡めながら、まとめていこうと思います。

「計画錯誤」バイアス

計画立案のイメージ画像

みなさんは、「自分が立てた計画を実行することは簡単」だと思っていませんか?

行動経済学的には、人間は、これから何かを始めようとするときに、立てた計画を実行する際に必要な「時間」「予算」といった資源を、「過小評価」する傾向があるようです。

つまり、人間は「この計画を実行することは容易である」と、計画を楽観的に評価しがちになるということです。

そして、楽観的に評価している計画は、悲観的(この計画を実行することができるか不安・難しいかもしれない)に評価している計画よりも、「予測通りにいかない」ことが分かっています。

この「達成可能と考えていた計画」が「失敗に終わってしまう」ことを、行動経済学では「計画錯誤」バイアスと呼びます。

ある「プロジェクトの計画」と「プロジェクト達成時間」の関係を検証した実験があります。

「計画錯誤」バイアスの実験①
  • 【Aのグループ】
    プロジェクトを進めていく際に必要な「具体的なタスク」すべて洗い出し、そのタスクを「どのくらいの時間で・どのように・何人で」といった具合に、具体的で完璧なシナリオを作らせる
  • 【Bのグループ】
    具体的な指示をせず、何となくプロジェクト完了までの計画を立てさせる

【実験結果】
Aのグループは、計画実行に対して悲観的なイメージを持ちながらも、Bのグループよりプロジェクトの完遂が、計画通りに行われた

他の実験もあります。

「計画錯誤」バイアスの実験②
ソフトウェア開発チームの「プロジェクト完遂にかかる時間を予測する方法」を比較する

  1. 個別の業務をすべて考え出したうえで、それぞれの業務にかかる所要時間を計算し、最後に各業務の時間をすべて足し合わせるという方法
  2. 行うべき業務を、俯瞰に認識・大雑把に把握して、プロジェクト遂行全体にかかる時間をおおまかに計算する方法

【実験結果】
1の方法で予測した時間のほうが正確だった

「時間」や「必要なタスク」「人員」「予算」などの詳細な情報を、詳しく検討しないまま計画立案すると、予測が外れ、計画が思い通りに完遂できないことが分かります。

アキラ
人間は、具体的な情報を「過小評価」すると、計画立案に失敗してしまうんですね。

「計画錯誤」バイアスを避ける方法は?

計画立案のイメージ画像

できれば、「計画錯誤」バイアスを避けて、上手に計画や目標を作れるようになりたいですよね!

上記のソフトウェア開発に関する実験(「計画錯誤」バイアスの実験①)において、これまでの開発経験を思い返し、過去の経験を利用して「プロジェクト完遂の時間予測」をすると、より正確な時間予測ができるようになったそうです。

このことから、「計画錯誤」バイアスを避けて、正しく計画を作りたい場合は、行動に必要な要素(時間・予算・人員・能力など)をすべて洗い出したうえで、過去の経験や実体験をもとにすることで、「自分の主観を排除」することが大切です。

また、自分が立てる計画に関しては、より「悲観的」になった方が良いです。
「自分が主観的に感じているよりも、長い時間がかかるだろう」「連続で2時間勉強することはできないかもしれないから、1時間の勉強を午前と午後の2回に分けよう」などと考えることで、「計画錯誤」バイアスにかかることなく、より正確な予測を立てることができます。

アキラ
計画を立てるときは、必要な情報をできるだけ詳細にまとめる&少し「悲観的」になって予測を立てると良いよ!

"行動経済学"で考える「計画作りに必要なポイント」

"行動経済学"のイメージ画像
行動経済学で考える「計画立案のポイント」
  1. 計画を進めるうえで必要な要素を詳細に検討し、計画を立てる
  2. 過去の経験を思い出し、主観を捨てる・現実的になる
  3. 悲観的な予測を立てる(計画遂行にかかる時間は、自分が思うより長期的なものにするetc.)

一見、当然のように見える内容ですが、分かっているようで、実際にできないのが"人間"です。
だからこそ、行動経済学が「計画錯誤」のジレンマを提唱しているのです。

計画を上手に立てることができれば、より効果的に自分が求める成功・成長を手に入れることができるはずです。
行動経済学を参考にしながら、「合理的な経済人」を目指していきましょう!

アキラ
合理的な「計画立案」を意識していこう!

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【参考図書】9割の人間は行動経済学のカモである(橋本之克 著)