【行動経済学で考える】自分の「失敗」を"正当化"していませんか?

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アキラ
自分の「損」を何でもかんでも"正当化"していませんか?

どうも、アキラ(@akila_s8)です 。

みなさんは、自分がとった行動に対して、何でもかんでも「正当化」していませんか?

もしあなたが、「自分の行った行動は正しかった」「この結果はしょうがない」というように、何か理由をつけて、自分の行動を正当化しようとするタイプの場合、「確証バイアス」「後知恵バイアス」が働いている可能性が高いので、注意が必要ですよ!

「正当化の罠」について、"行動経済学"的に考えていきましょう。

「確証バイアス」とは?

"Really?"という文字を掲げた女性のイメージ画像

行動経済学には、「確証バイアス」という用語があります。

「確証バイアス」とは、一度自分で決めた意見や、自分がとった行動に対して、その意見や行動の正しさを裏付ける情報ばかりを集めて、不利な情報は無視してしまう「バイアス(偏見)」のことです。

つまり、自分にとって有益な情報ばかりを集めて、「自分のやったことは間違いないことだ!」「自分が言っていたことは正しい!」と、自己を正当化することです。

人間は、この「確証バイアス」によって、無意識のうちに「自分はいつも正しいことをしている」という思い込む性質があります。

例えば、プログラミングの能力を身につければ、新しいサービスを作ったり、現在の自分に付加価値を付けることができるのに、「プログラミングはどうやら難しいらしい」「数学が得意な理系タイプじゃないとできないっぽいよ」「これからはプログラミングなんか勉強してもAIに代用されてしまうから」などと、「プログラミングの勉強をしない・できない・先延ばししている」もっともらしい理由をつけて、自分を正当化してしまうのが、「確証バイアス」です。

アキラ
自分が正しいと感じているその行動、「確証バイアス」が働いているかも。

「後知恵バイアス」とは?

"Maybe"と書かれたイメージ画像

「後知恵バイアス」とは、「何かが起こった後・結果が出た後・行動した後」に、「やっぱりこうなると思っていた!」「予想通りになった!」といったように、自分があたかもその結果を予測していたように思ってしまう「バイアス」のことです。

例えば、自分で立てた目標を達成できなかった時、「まあ、目標を設定したときから、達成するのは難しそうだなと感じていたし、しょうがないよね。」のように、「失敗」をはじめから予見していたと、自分に言い聞かせることで、その失敗を納得・正当化してしまうのが、「後知恵バイアス」です。

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テスト前に、テスト勉強しなければいけないのに、急に部屋の掃除を始めたりした(普段は掃除なんかしないのに)経験ありませんか?
心理学でいうところの、「セルフハンディキャップ」ってやつですね。
自分でわざと「ハンディキャップ」を背負って、上手くいかなかったときの「言い訳」を作っておくことです。
このときも、「後知恵バイアス」が働きます。

テスト結果が悪くても、「あのとき、部屋を掃除して勉強できなかったからな、しょうがないか。」と、自分の失敗を正当化して、傷つかないようにしているのです。

アキラ
「後知恵バイアス」の経験、あなたもあるのでは?

その"正当化"はバイアスがかかっているかも!

"正当化"の「罠」をイメージさせる画像

「確証バイアス」「後知恵バイアス」の悪い点は、「自分がとった行動・とらなかった行動」が悪い結果を生み出しても、特に反省をせずに終わらせてしまうことです。

自分が正しいと思って行動していても、結果が良くないことは誰だってあるはずです。
この「良くない結果」が出たとき・「失敗」した時に、そこから多くの学びを得て、次に生かすことで、人間は成長することができるのです。

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2018.07.20

それなのに、「確証バイアス」「後知恵バイアス」がかかっている人間は、いつまでたっても「自分のやっていることは正しい」「思い込んでいる」ので、自分を改善する・成長させることができなくなっています。

アキラ
「正当化の罠」にはまってしまうと、成長が止まってしまうかも!

「正当化の罠」から脱する方法とは?

「確証バイアス」「後知恵バイアス」による「正当化」は、いつまでたっても自分を「失敗したまま」「損したまま」「成長がストップしたまま」にします。
なんとか、この「正当化の罠」から抜け出さなければいけませんよね。

このような「バイアス」は、基本的に人間が「無意識」のうちに働いてしまいます。
つまり、何も考えないでいると、「ずっとバイアスがかかったまま」になってしまうということです。

この「正当化の罠」を脱するためにも、まずは「確証バイアス」や「後知恵バイアス」が自分に働いているかも「意識してみる」ことから始めましょう。

そして、「自分が正しいと思っていること」「『本当に』合理的なのか」「実はもっと良い方法があるのではないか」など、自分がまだ焦点を当てていない視点で物事を考えることが大切です。

あえて、自分とは考え方が違う人の意見を聞いて見たり、行動をマネしてみたりすることで、「客観的」に自分の行動や意見を分析してみましょう。

そうすることで、もっと効率的な方法が見つかったり、新たな考え方が生まれたりして、自分の成長・成功につながる可能性が高まります!

「正当化の罠」のまとめ

「確証バイアス」×「後知恵バイアス」=自分の失敗を「正当化」してしまう

「無意識」に、自分の行動や意見は「正しい」と考えてしまい、失敗しても反省をしなくなる

「失敗」のあと...

  • 「反省する」→フィードバックを得る→多くの学びがあり、行動を「改善」する→成長・成功する
  • 「反省しない」改善がない成長がストップ成功はあり得ない

つまり、「正当化の罠」にはまっている間は、成長はない!

「確証バイアス」「後知恵バイアス」を脱するために...

  1. 自分の行動や意見に「バイアス」がかかっているかもと「意識してみる」
  2. 自分とは反対の意見を取り入れたり、考え方が違う人の行動を参考にしたりして、自分がこれまで正しいと思っていたことを「客観的」に分析してみる
アキラ
「確証バイアス」や「後知恵バイアス」から脱却して、「本当に正しい」行動をとっていこう!

【参考図書】9割の人間は行動経済学のカモである(橋本之克 著)