大学編入の”情報”集めをサボるな!
どうも、編入受験生の時は、とにかく様々な情報を集めていました、アキラです。
当エントリーをご覧になっているあなたは、「大学編入を成功させたい!」という願望を持っているはず。
そして、「編入合格のために必要なことって何だろう?」と疑問を感じているのではないでしょうか?
実際に4つの大学(早稲田大学・東北大学・中央大学・明治学院大学)から編入合格を勝ち取ることができたボクが
大学編入を成功させるために重要なことは何ですか?
と聞かれたら、迷わず
【勉強すること】と【情報収集をすること】
と答えます。
「勉強すること」は”試験”をクリアする上で至極当然なことですが、「情報収集すること」はあまり重要視されない傾向にあります。
そこで今回は、編入経験者が「大学編入の情報を集めること」の重要性について解説していきます。
また、あなたが集めるべき情報についても紹介しているので、ぜひ目を通してみてください。
目次
大学編入を成功させたいなら”情報”を集めろ!
過去のエントリーでも何度か話していますが、大学編入はマイナーな入学制度であるため、世の中に出回っている情報が少ないです。
一般入試と比較してみると、その「情報量」には”天と地の差”があります。
情報が少ないため、大学編入試験は「情報戦」の様相が強く、「価値のある・有益な情報をどれだけたくさん集めることができるか」が、大学編入成功の大きな要因となってきます。
実際、ボクが編入受験生だった時は、とにかくいろんな方法で大学編入に関する”有益な”情報を集めようと奔走していました。
ネットで志望校・受験する大学の編入情報を何度も読んだり、大学編入に合格した人の体験談やブログを読んだりしていました。
ボクは「大学編入に特化した専攻がある」専門学校に通っていたのですが、その専門学校のOB・OGで大学編入を実際に成功させている人に会って、直接話を聞いたりもしました。
そして、集めた情報を元にして「自分は今何の勉強に力を入れるべきなのか」を考え、行動に移していました。
ボクが集めていた情報の中には、「有益なもの」も「実は無駄だったもの」もあったかもしれません。
それでも大学編入を成功させることができたので、”結果オーライ”でしょう。
このような経験を経て、実際に大学編入試験に合格できたことで、「編入受験生が本当に集めるべき情報」が何なのかが分かりました。
そこで、次の章からは「あなたが本当に集めるべき情報」について解説していきます。
【大学編入】あなたが集めるべき”情報”はコレ!
大学編入の情報を集めることはものすごく大切ですが。
ただ何も考えず、ガムシャラに情報収集してしまうと、大切な時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
頑張って情報収集したのに、「あまり編入試験に役立たなかった」という状況は避けたいところ。
ボクの経験上、編入試験に合格するためにあなたが本当に集めるべき情報は、以下に挙げるものです↓
- 志望校の編入試験情報(出願条件・試験時期・試験内容etc.)
- 過去問
- 大学編入成功者の合格体験記
- 大学編入成功者が使っていた参考書
- 大学編入成功者の勉強方法
志望校の編入試験情報(出願条件・試験時期・試験内容etc.)
当然なことですが、自分の志望校や受験を検討している大学・学部の編入試験情報は、必ず確認するようにしてください。
大学編入試験は、大学・学部によってその内容が大きく異なります。
そのため、1校1校細かい部分の情報まで確認しないと、後々痛い目を見る可能性があります。
出願条件
まず「出願条件」には細心の注意を払わなければいけません。
特に要チェックなのが、「専門学生が受験できるのか」という点と、「英語資格の足切りラインがあるか」という点です。
◎専門学生が受験できるのか
大学編入試験を実施している大学・学部によっては、専門学生の受験を受け付けていないケースがあります。
そのため、現在「専門学校」に通いながら大学編入を目指している編入受験生の方は、志望校の大学・学部が「専門士の学位を取得した者」の受験を認めているかをチェックしなければいけません。
このことを知らないままでいると、出願する時に「自分が出願条件を満たしていない」ことに気づき、それまでの勉強時間が水の泡となってしまう可能性があります。
◎英語資格の足切りラインがあるか
また、各大学・学部の「編入学試験募集要項」には、「英語資格による足切りラインが設定されているかどうか」も記載されているので、しっかり確認する必要があります。
これは、専門学生に限らず、全受験生がチェックしなければいけないポイントです。
大学編入を実施している大学・学部では、「TOEIC600点以上取得されている方」「英検準一級以上取得されている方」といったように、英語の資格取得具合による「出願条件」を設定しているところがあります。
この場合、募集要項に記載されている条件を満たしていない編入受験生は、そもそも出願すらできません。
この「英語資格による足切りライン」ですが、大学・学部ごとに「設定具合」が異なります。
TOEIC400点台で出願できるところもあれば、TOEIC700点以上取得していないと出願できない大学・学部も存在します。
大学編入試験に挑戦する方は、必ず募集要項を確認して、自分が受けたい大学・学部では「英語資格による足切り」が設定されているかを確認しておきましょう。
そして、自分に必要なTOEICスコア・英検取得級を確認したら、その足切りラインを突破するために、「いつまでに・どんな勉強を進めていけば良いのか」逆算して計画を立てるようにしましょう。

試験時期
編入試験の「試験時期」にも注意です。
大学編入試験は、一般入試と異なり、試験時期が各大学・学部によって異なります。
10月~11月に試験を実施する大学が多いですが、場合によっては「6月~8月頃」に試験を行うケースもあります。
しっかり受験を希望する大学・学部の「編入試験実施時期」を確認しておかないと、「対策が間に合わなかった!」「必要なTOEICスコアまで伸ばすことができなかった!」という状況に直面する可能性もあります。
編入試験の実施時期は、あらかじめ把握しておくようにしてください!
試験内容
当然のことながら、志望校の「編入試験の内容」も、必ずチェックしておきましょう。
大学編入では、大学・学部によって試験内容が大きく異なります。
「専門科目の筆記試験のみ」・「筆記試験+面接試験」・「小論文のみ」・「小論文+面接試験」・「面接試験のみ」など、試験内容は様々です。
その大学に編入学するためには「どのような対策を講じる必要があるのか(面接対策は必要?小論文対策は必要?英語は勉強すべき?etc.)」を確かめるためにも、編入試験の試験内容のチェックは欠かせません!

過去問
あなたが集めるべき情報の一つに「大学編入試験の”過去問”」があります。
これも、他のエントリーで頻繁に説明していることですが、大学編入を成功させるためには「過去問の入手」が欠かせません!
自分が受験する大学・学部の「編入試験過去問」を入手し、その内容を研究することによって、「編入試験に合格するために自分がやるべき勉強内容」を把握することができます。
過去問を入手・研究する重要性は、大学編入試験に限らず、「一般入試による大学受験」でも「英語検定」でも「簿記」でも変わらないです。
過去問は、自分の大切な時間を、有効な勉強に充てるための重要な”情報源”となります。
問題なのが、大学編入試験の過去問は入手することが困難ということです。
一般入試や英検の過去問などは、書店に行ってお金を払えば簡単に入手できます。
しかし、大学編入の過去問はそうはいきません。
大学のホームページに掲載されていれば良いのですが、場合によっては「大学側から郵送で送ってもらう」「大学まで足を運び見せてもらう」といったことをしないといけないケースもあります。
「わざわざその大学まで行く必要がある」なんて、ものすごく面倒くさいことですよね。
ただし、面倒くさいからといって、重要な情報源である「過去問」の入手をサボってしまうのは非常に危険です。
大学編入を何としても達成したいのであれば、”どんな手を使ってでも”過去問は手に入れるべき情報です!
大学編入成功者の合格体験記
実際に大学編入を経験したボクからすると、「大学編入を成功させている人」の”合格体験記”は、非常に重要な情報と言えます。
ボク自身、大学編入を目標に勉強していたころは、よく「合格者の合格体験記」を探して読んでいました。
ボクが頻繁に読んでいたのは、同じ専門学校に通いながら大学編入を成功させた「卒業生の合格体験記」です。
卒業生の合格体験記を読んでいると、自然とやる気がわいてきて、勉強に集中できたんですよね。
ボクにとっては、モチベーション維持の方法の一つでした。
また、合格体験記には
- 「合格者がどのくらい勉強していたのか」
- 「何を集中的に勉強していたのか・逆に手を抜いていた勉強は何か」
- 「どんな心構えで編入試験に臨んでいたのか」
- 「どんな目的を持って大学編入を目指していたのか」
- 「合格者はどのくらいのTOEICスコアを取得していたのか」
といったような情報も抽出できます。
様々な合格者の体験記に目を通して、「合格者に共通していることはあるか」を探して、そのポイントを自分の勉強にも取り入れたりしていました。
もしあなたが今、大学編入に特化した専攻・コースがある専門学校・高専・短大に通っている場合には、学校のホームページに卒業生の合格体験記が掲載されていたり、学校内に合格体験記を読むスペースが設けられているはずです。
そこで合格体験記を読んで、「合格者が発信している貴重な情報」を入手し、自分の受験勉強に活かしてみることをおススメします。
また、学校のホームページの他にも、「大学編入に成功した方のブログ」や「大学編入に特化したサイト」「編入予備校のサイト」で、合格体験記を投稿しているものも見受けられます。
このようなブログ・サイトを利用して、合格体験記を読んでみる方法もありますね。
大学編入成功者が使っていた参考書
あなたが入手すべき大学編入情報の一つに「大学編入成功者が使っていた参考書」を挙げておきます。
大学編入を成功させるために、「適切な参考書選び」はとても大切です。
大学編入試験は受験生がそこまで多くないので、「大学編入試験に特化した参考書」というものは発売されにくいです。
実際に探してみても、「大学編入試験に特化した参考書」は両手で収まる程度しか発行されていません。
そのため、一般入試と比べてみても、参考書選びが非常に難しいです。
例えば、あなたが経済学部を目指す編入受験生だったとして、「ミクロ経済学」や「マクロ経済学」について勉強できる参考書を探すわけですが、いろんな種類(分厚い・薄い・内容が濃い・文字数が少ない・超初心者用・難易度高め etc.)の参考書が書店に並んでいるので、「編入試験対策に適した参考書はどれなんだ?」と悩んでしまいます。
「自分が使うべき参考書が分からない」という状況になった際に、編入試験合格者が実際に使用していた参考書を知ることができれば便利ですよね。
実際に合格者が使っていたというのであれば、信頼性も高いです。
「高いお金払って参考書かったけど、失敗だった」といったことにもなりにくいでしょう。
大学編入の合格確率を高めたい方は、「大学編入を成功させた人」から実際に使っていた参考書を教えてもらうことをおススメします。
「近くに大学編入を経験している人がいない!」という方は、大学編入合格者がやっているブログなどを参考にしてみるのも良いかもしれません。
ちなみに、当ブログ「Rank-Up」でも、ボクが編入受験生の時に利用していた「おすすめの参考書」を紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください!
▶大学編入試験の対策で活用できる参考書を紹介!【経験談アリ】
大学編入成功者の勉強方法
「大学編入成功者が使っていた参考書」と同時に、「編入成功者の勉強方法」も確認しておくことをおススメします。
実際に編入試験に合格した人が、どのように勉強を進めていたのかを知ることで、”より効率的な勉強”が実現します。
もし、大学編入経験者と接触できる機会があるなら、積極的に「どんな勉強方法をとっていたのか」を聞いてみましょう。
ボクも、専門学校の卒業生とお話しできる機会があった時は、
- 「経済学は何の参考書を使っていたのか?」
- 「参考書は何周くらいしたのか?」
- 「経営学はどんな勉強をしていたのか?」
- 「どんな勉強をしたら効率的か?」
- 「TOEICはどうやってスコアを伸ばしたのか?」
などをしつこいくらい聞いていましたね。
大学編入経験者と会う機会が無い場合は、参考書の時と同様、「大学編入経験者のブログ」や「大学編入に特化したサイト」「大学編入経験者のTwitter発信」などをチェックしてみると良いでしょう。
ちなみに、ボク自身の勉強方法も発信しているので、知りたい方はぜひ一読ください↓
「集める必要のない”情報”」もあるよ
上記では、大学編入成功のためにあなたが集めるべき情報について解説してきました。
ちなみに、あなたが「集めても意味がない情報」もあるので紹介しておきます。
それは「失敗談」と「大学編入で後悔した的な情報」です。
いわゆる「大学編入に関するネガティブ情報」ですね。
こういう情報は、集めても特にあなたの役に立ちません。
というか、あなたの「挑戦意欲・モチベーション」を減らしてしまうので注意です。
編入試験”失敗”談
「編入試験の失敗談」は、読んでも不安な感情が増えるだけです。
編入失敗談を読んで、「自分もこうなるのではないか?」「リスク高そうだし、大学編入の挑戦はやめた方が良いのかも」といった”負の感情”が生まれた経験がある方もいるのではないでしょうか。
失敗談を読んで、それを「反面教師」にして、自分がやるべき勉強により集中できるのであれば良いのですが。
もちろん、「合格体験記だけを読んでいれば確実に合格できるのか」というと、そんなことは決してありません。
合格するためには、情報を集め、その情報を活かして「勉強すること」が大切なのです。
失敗した情報で自分のモチベーションを下げてしまい、勉強を辞めてしまっては本末転倒です。
だからこそ、自分の挑戦意欲を削ぐような情報は、集めない・見ないのが”吉”です。
大学編入で”後悔”した的な情報
ネットで検索してみると、「大学編入した”後”に後悔するぞ」「大学編入なんかしないで、浪人したほうが良いに決まってる」みたいな情報を目にすることがあります。
こういった情報も”無視”でOKです。
正直、「大学編入した後に後悔するかどうか」は、その人の”行動次第”なので。
大学編入した後に、思考停止になって何も行動を起こさなければ、もちろん後悔が生まれるでしょう。
大学編入した後も、明確な目標を掲げて行動を起こせば、「大学編入したことを後悔」することは無いでしょう。
また、「大学編入より浪人の方が良い」みたいな情報もナンセンス。
こういうことを言っている人は、おそらく大学編入後の「友達関係」とか「就職活動」とかを案じているのかもしれませんが、そういったものも編入した後の当事者の行動次第で何とでもなります。
そもそも、「一般入学生」と「大学編入生」で区別・差別されるようなことは決してありません。
「編入後の学校生活・就職活動・人間関係」などについての”負の情報”は、「場合によってはこういうことも起こり得るのね」ぐらいに感じておけば大丈夫です。
もし、このような情報を読むことで「編入した後大変そうだから、大学編入の挑戦を諦めよう」と思ってしまうような方は、そもそも知らない方が良いですね。
「情報集め」をサボる人は試合終了な件
「面倒くさい・時間がかかる」からといって、情報集めをサボってしまう人は、大学編入の失敗確率が高まります。
実は、一生懸命情報を集めている編入受験生からすると、「情報集めをサボってきた人」の存在は”ありがたい”です。
なぜなら、「その分ライバルが減る」からです。
編入試験は、しっかりと情報を集めて、しっかりと勉強したきた受験生たちの争いなので。
つまり、情報集めをサボった人は、ただの「記念受験組」になり、実は「編入試験」という試合に参加できてすらいないんですよね。
ボクは実際に、「この人、間違いなく情報集めをサボってたでしょ」と断言できる記念受験生に出くわしたことがあります。
ボクが受験した「早稲田大学商学部」の編入試験は、「筆記試験」の他に「面接試験」がありました。
そのことを知らなかったのか、受験生の中に「私服」で来ていた人がいたんですよね。
ボクは「よし、一人ライバルが減った」と思っていました。
「大学編入の情報」まとめ
今回は、「大学編入の情報集めの重要性」と「集めるべき情報」についてまとめてきました。
何度も言いますが、大学編入は「情報戦」です!
有益な情報をいかにたくさん入手できるかが合否に直結してきます。
「何としてでも大学編入を成功させたい!」という強い意志のある方は、情報集めをサボらずやってください。
以下の情報はしっかり集めるようにしてくださいね!↓
\\ 集めるべき情報 //
- 志望校の編入試験情報(出願条件・試験時期・試験内容etc.)
- 過去問
- 大学編入成功者の合格体験記
- 大学編入成功者が使っていた参考書
- 大学編入成功者の勉強方法