"自分は正しい"という考え方が「危険」な理由を知っていますか?

"自分は正しい"のアイキャッチ画像 コラム
アキラ
"自分は正しい"と考えるのは、けっこうヤバいことかもしれませんよ。
今回のポイント!
  • 「自分は正しい」と思い込んでしまうと、いつの間にか「誘惑」に弱くなってしまう!→その理由は「モラル・ライセンシング」効果
  • 人間は「科学的根拠の多さ」よりも「最近のフィードバック・経験」によって物事の「正しさ」を判断しがち

どうも、アキラ(@akila_s8)です!

人間は、誰しもが「自分のやっていることは正しいことだ!」とか「自分は世間的に見て良いことをしている」と考えてしまうことありますよね。

例えば、

  • 今日はジムに行って激しいトレーニングをした
  • 自分は家族のために一生懸命仕事をしている
  • お金の無駄使いは良くないから、頑張って節約している
  • 自分がやっている仕事は、世の中にとって必要なことなんだ

などなど。

でも、このように「自分がやっていることは正しくて・みんなの模範となるようなことで・自分の目標達成には必要で」みたいに思い込んでしまうのは、あまり良くないかもしれません。

今回は、"自分は正しい"と思い込む危険性について解説していきます。

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"自分は正しい"と思い込むと「誘惑」に弱くなる!?

"誘惑"のイメージ画像

「自分は正しい」と思い込むことがなぜ危険なのか。
その理由の1つが、「誘惑」に弱くなってしまうことです。

「モラル・ライセンシング」によって誘惑に負ける

あなたは「モラル・ライセンシング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「モラル・ライセンシング」とは、「自分が正しいことをした後は、少し悪いことをしても問題ないだろう」と考えてしまうことです。

つまり、人間は「自分が正しいと思うこと」をやった時、「モラル・ライセンシング」が働いて

「自分は世の中的に『正しいこと・みんなに褒められること』をやったのだから、少しくらい羽目を外したって良いじゃないか!」

という考えてしまい、結果的に「誘惑」に弱くなってしまうのです。

モラル・ライセンシング
  • 今日はジムに行って激しいトレーニングをした→だから夕飯は焼き肉屋で満足するまで食べたって良いじゃないか
  • 自分の家族のために一生懸命仕事をしている→だからたまには夜のお店で羽目を外したって問題ないさ
  • お金の無駄使いは良くないから、頑張って節約している→だからブランドバッグの一つくらい大丈夫でしょ
  • 自分がやっている仕事は、世の中にとって必要なことなんだ→だから不正会計はしょうがない

「自分は正しいことをしている」という理由で、自己の行動を正当化してしまうと、最終的に誘惑に負け、「これまでの行動が水の泡」という結果に陥るかもしれません。

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モラル・ライセンシングで「正しい判断」ができなくなる

「モラル・ライセンシング」が悪化すると、実際に正しいことをやっているわけではないのに、誘惑に弱くなってしまうことがあります。

それが顕著に現れるのが、テレビの「ニュース番組」です。

ニュース番組で、殺人事件や災害、大きな事故といったような「ネガティブなニュース」を見た後、人間は「誘惑に弱くなる」ことが分かっているそうです。

ネガティブなニュースを見て、「なんてひどいニュースなんだ」「災害が起きて大変そうだな」などのように心を痛めたり、悲しんだりするだけで、人は「心を痛めるという正しい行動をした」と思い込み、「モラル・ライセンシング」が働いてしまうというのです。

結果、ネガティブなニュースの後に流れる「消費財のCM」を見て、誘惑に負け、別に必要のないモノを買ってしまいます

"誘惑"に勝てない人は「行動経済学を勉強しよう」って話

2018.04.14
アキラ
誘惑に負けないためにも、「今自分に『モラル・ライセンシング』が働いているかも」と意識してみると良さそう。

人間は「間違った考え」でも正しいと信じてしまう

"自分は正しい"と信じるイメージ画像

カリフォルニア大学バークレー校の"Louis Marti"氏の研究で、人間は「証拠・根拠の多さ」ではなく、「最新のフィードバック」「自分は正しい」「これは事実だ」「これは良いことだ」「これは悪いことだ」と判断してしまうことが判明しています。

つまり、

A:いろんな大学で研究・調査が行われ、科学的根拠がしっかりとあること

B:昨日自分で体験した偶然の出来事

なら、人間はBのほうが「この世の事実」「正しいこと」と感じてしまうというのです。

  • 「昨日テレビでやってた占いが当たった!→やっぱり占いって当たるんだ、正しいんだ、信じよう!」
  • 「周りの学生がみんな就職活動をしている→自分もみんなと一緒に就活することが正しいことなんだ!」
  • 「ブランド品を持っている人って幸せそうだよな→よし、ブランド品を買えば幸せになれるんだ!」
  • 「人と違うことをすると怒られるんだ→みんなと同じことをするのがこの世の善で、人と違くことをするのは悪なんだ」
  • 「食事を抜いて見たら体重が減った→ダイエットしたかったら食事を抜けば良いんだ!」

あなたが「正しい」と思っていやっていること、そもそも「正しくない」「効果が無い」「むしろ逆効果」「思い込み」「勘違い」の可能性がありますよ?

【参考記事】人が「間違った考え」をかたくなに信じてしまうのはなぜか?という科学的カラクリが研究で示される

アキラ
人間はつくづく不思議な生き物。正しく生きたいのに、合理的判断ができない。

「正しいこと」ではなく「楽しいこと」をやろう!

「正しい」ことではなく「楽しいこと」をやるイメージ画像

「自分が正しいと思っていること」でも、「実は正しくない」かもしれません。
「自分は正しい」と思っていることで、気づかぬうちに「誘惑に弱くなっている」かもしれません。

今回は、「自分は正しい」という考え方の危険性について解説してきました。

自分にとっての「正しさ」だけを理由に行動をしてしまうと、様々な弊害が発生してしまいます。
誘惑に負けて、無駄にお金を使ってしまったり、「正しくない」と気づいたときに、モチベーションが一気に低下してしまったり。

ここまで説明してきたことをふまえて言えることは、「自分が行動する理由」は、「正しいから」ではなくて「楽しいから」にすることが大切ということです。

「楽しいからこの仕事をしている」「楽しいからこの勉強をしている」

自分が「楽しい」と思うことを追求していけば、自然と「モチベーションが高まる、考え方がポジティブになる、幸福感が高まる、お金を稼ぐことができる」といった結果につながるはずです。

"寿命"を縮めたくないなら「ポジティブ」でいたほうが良い!?

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アキラ
どうせやるなら「楽しい」と思うことをやろう!

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