「TOEICのリスニング勉強法が分からない」「おすすめのTOEICリスニング対策法を知りたい」という方に向けた記事をご用意しました。
当記事を最後までお読みいただければ、効率よくTOEICのリスニングスコアを伸ばすことができます。
なぜなら、記事を執筆しているアキラ自身が「今回紹介するリスニング対策方法」でスコアを最高430点まで伸ばすことができたからです!
(TOEIC最高スコアは850点↓)
今回紹介するリスニング勉強法は誰でもマネできるので、点数を伸ばせずに悩んでいる方はぜひ実践してみてください!
それでは最初に「TOEICのリスニングで400点を超えるコツ」からお話ししていきます。
目次
TOEICリスニング対策の前に知っておくべきコツ
なるべく短期間でリスニングスコアを伸ばしたい。
どうせなら「より短い」期間で目標スコアを達成したいですよね。
より短い期間で、効率よくスコアUPするために「リスニングスコアUPのコツ」を理解しておきましょう。
そのコツとは以下の2つ↓
- TOEICリスニング音声を聞き取る力を伸ばす
- 問題文の先読みテクニックを身につける
TOEICリスニング音声を聞き取る力を伸ばす
最短でTOEICのリスニングスコアを伸ばしたいなら、「TOEICのリスニング音声」を聞きとる力を高めましょう。
これを言うと、「英語のリスニング力を伸ばそう」とする方がいますがそうではありません!
ボクがお伝えしているのはあくまでも【TOEICのリスニング音声に限った話】です。
TOEICのリスニング音声に特化しよう!
TOEIC以外の試験(英検やTOEFL、センター試験など)を受けたことがある方なら分かると思いますが、リスニング音声は各試験ごとに特徴が異なります。
- 会話スピードの違い
- 抑揚の違い
- 発音の違い
- 男女の違い
- 繰り返し回数の違い etc.
つまり、TOEICのリスニングで良い点数を取りたいなら、【TOEICのリスニング音声を確実に聞き取る力】が必要ということです。
言い換えれば、「TOEIC音声を聞き取る力」さえあれば高得点は狙えるということ。
実際、TOEICのリスニングで430点(495点満点中)を取得できたボクですが、英語のリスニング力があるかと問われると…かなり怪しいです。
なぜか?
理由は、「TOEICのリスニング音声を聞き取る能力だけが身についている」からです。
TOEIC特化の聞き取り力は高いですが、それ以外の場面(例えばネイティブとの会話)で英語を確実に聞き取る能力は未だに低いと言えます。
自分の「最優先事項」を確認しよう!
「日常会話で役立たない勉強は意味が無いのでは?」という感想を抱いた方がいるかもしれません。
その疑問に対する答えは、皆さんが持つ価値観によって変わってきますね。
ボクがTOEIC勉強に力を入れていた時、最優先事項はあくまでも「TOEICで良い点数(800点以上)を取る」ことでした。
決められた期間までに800点以上取らないといけない理由があったからです。
当記事をご覧の方の多くが、TOEIC取得の先に更なる目標を持っているはず。
そのためには、なるべく最短で目標スコアを取りたいですよね?
「日常会話でも使えるリスニング力を伸ばしながら、TOEICのリスニングでいい結果を出そう」とする行為は、あなたが思っている以上に時間がかかります。
効率が悪い。
より短い時間で効率よくTOEICスコアを伸ばしたいなら、
「TOEICのリスニング音声を聞き取る能力」を特化させるべき
です。
では、「TOEICのリスニング音声を聞き取る能力」を伸ばすためにはどのような対策を行えば良いのか?
あなたがやるべき対策については、以降の章で詳しく説明していきます!
問題文の先読みテクニックを身につける
「TOEICのリスニング音声を聞き取る能力」を伸ばすための対策法をお話しする前に、もう1つ大切なスキルをご紹介しなければいけません。
それは
問題文を先読みするテクニック
です。
TOEICのリスニングにおいて、
- 途中で聞き取れなくなることが多い
- 当てずっぽうでマークする問題が多い
という悩みを抱えている方は、おそらく「先読みテクニック」が身についていません。
特にリスニングのPart3・4で点数を落としてしまっている方は、必ず身につけるべきテクニックです。
先読みテクニックとは?
TOEICのリスニング(Part3・4)では、流れてくるリスニングに対応する「質問」と「選択肢」があらかじめ問題用紙に記載されています。
先読みテクニックとは、問題用紙に記載されている質問+選択肢をリスニング音声が流れる前に読んでおくことです。
先読みテクニックの効果とは?
先読みテクニックを使うことで、事前に「次に流れてくるリスニングの内容」を把握することができます。
「何について話されるのか?」を理解しておくだけでも、聞こえてくる会話の解像度が大きく変わってきますよ!
加えて、問題文とその選択肢にあらかじめ目を通しておくことで、「特に注目すべき単語」を頭に入れながらリスニング音声を聞くことができます。
これによって、あなたを悩ませる聞き逃しを大きく減らすことが可能です。
先読みテクニックを身につけるべき人とは?
英語を全部完璧に聞き取ることができないと、リスニングで高得点を取れないだろう。
↑上記のような不安を感じている人こそ、先読みテクニックを習得すべき!
そもそも、TOEICのリスニング音声を完璧に聞き取れる人はそこまで多くないです。
特に、Part3・Part4のリスニング問題は会話時間が長い+聞き取る情報がたくさんあるため、全ての英文を完璧に聞き取ることは非常に難しいです。
しかし、
先読みテクニックを身につけることができれば、
すべてを完璧に聞き取れなくても高得点が狙えます。
なぜなら、問題に関係のあるところだけ集中して聞き取ればいいから。
「全部聞き取れなくても正答できる」ことが分かると、本番でも安心して試験に臨むことができます。
アキラ
おすすめのTOEICリスニング対策
この章では、ボクが実際に行っていたリスニング対策方法をご紹介します。
今回紹介する対策を行うためには、「公式問題集」が必要です。
公式問題集のリスニング音声は、本番のリスニングを担当する公式スピーカーによって制作されています。
アキラ
公式問題集を入手したら、以下2種類のリスニング対策に進みましょう↓
- ディクテーション+シャドーイング
→TOEICのリスニング音声を聞き取る能力 - 公式問題集を解きまくる
→先読みテクニック
①ディクテーション+シャドーイング
TOEICリスニング音声を聞き取れないと悩む全ての方にやっていただきたいのが、
公式問題集の音声を使ったディクテーション+シャドーイング
です。
短期間で・独学でTOEICスコアを伸ばしたいなら、この勉強法を強くおすすめします。
実際にボクもこの勉強法を継続したことで、リスニングスコアを430点まで伸ばすことに成功しています。
ディクテーション・シャドーイングとは?
ディクテーションやシャドーイングについて知らない方のために、それぞれを解説します。
ディクテーションとは、聞こえてきた音声を書きとる勉強法のこと。
簡単に言うと「文字起こし」です。
ディクテーションを行うことで、リスニング音声を単語ごとに正しく聞き取れているか確認できます。
ただし、このディクテーションだけをやっていても、TOEICリスニング音声を聞き取れるようにはなりません。
このディクテーションと並行してシャドーイングを行う必要があります。
シャドーイングは、聞こえてきた音声を口に出して発音する勉強法です。
リスニング音声を「オウム返し」するイメージですね。
この説明だけだとよく分からないと思いますので、シャドーイングのやり方を分かりやすく解説してくれている動画を紹介しておきます↓
>>英語の脳を作る・シャドーイング練習500 – 基本編(YouTube)
ディクテーション+シャドーイングの効果
公式問題集の音声を使ってディクテーション+シャドーイングをすると、あなたの耳と脳がTOEICのリスニング音声に慣れます。
TOEIC音声に耳と頭が慣れてくると、自然に聞き取れるようになってきます。
アキラ
公式問題集の音声を使ってディクテーション+シャドーイングを行えば、TOEICのリスニングも自然と単語を聞き取れるようになります!
ディクテーションとシャドーイングのやり方
ここから具体的な手順を解説していきます。
ディクテーションとシャドーイングを行う順番は、
⓪公式問題集を一度解く
↓
①ディクテーション
↓
②シャドーイング
です。
ディクテーションを始める前に、公式問題集を本番と同じように解きましょう。
そうすることで、自分の現在の実力を確かめることができます。
リスニングセクションで「自分はどのPartが苦手なのか」をあらかじめ理解しておくことで、対策すべきポイントが明確化されますからね。
特に、本番のTOEICを受験したことがないTOEIC初心者の方は、最初に公式問題集の一回分を解いてみることを強くおすすめします。
公式問題集を解いたら、最初にディクテーションを行います。
最初にディクテーションから行う理由は、聞こえてくる音声の内容を正しく聞き取れるようにならないと、シャドーイングの効果が薄まってしまうからです。
流れをまとめると以下の通り↓
まずは公式問題集を1回分解いてみる(答え合わせ・間違えた箇所の確認等)
★ディクテーション(出来ればPart1~Part4まで全部行いたい)
★シャドーイング
以上が、最強のTOEICリスニング対策「ディクテーション+シャドーイング」です!
②公式問題集を解きまくる
TOEICのリスニングスコアを伸ばす上で「先読みテクニック」は欠かせません。
この先読みテクニックを身につける方法は、公式問題集を使う以外にありません!
本番と同じスピードで作られている公式問題集のリスニング音声を流しながら、問題を先に読む練習を何度も繰り返しましょう。
先読みテクニック練習の流れをここで紹介しておきます↓
先読みテクニックを身につけるまでにはそれなりに時間がかかります。
練習を始めた頃は、問題文と選択肢に全て目を通して内容を把握することは非常に難しいかもしれません。
ただ、そこで諦めず、毎日先読み練習を継続することが大切です!
続ければ、本番でも自然と先読みテクニックを使えるようになります。
リスニング対策の効果を高めるコツ
上記で解説した対策法の効果をさらに高めるコツもご紹介します。
そのコツとは以下の2つ↓
- リスニングの音声スピードを速める
- シャドーイングを毎日継続する
リスニングの音声スピードを速める
TOEICのリスニング点数が低い人の多くが「TOEICのリスニングスピードは速い」と思っているはず。
スピードが速いという意識が頭の中にあると、本番の緊張や焦りなども相まって、より一層聞き取りにくくなってしまうものです。
TOEICのリスニングを聞き取る能力をしっかり身につけるために、音声スピードを速くしてみてください。
おすすめは1.5倍速くらいに設定してシャドーイングすること。
アキラ
このアレンジによって、本番のリスニングは音がゆっくり聞こえるんですよね!
音声がゆっくり聞こえるということは、会話の内容を正確に聞き取れるということ。
「本当かよ…。」と疑う気持ちは分かりますが、本当です。
アキラ
信用できないなら、YouTubeを使って試してみましょう。
日本語の動画を1.5倍速で何度か聞いた後、通常のスピードに戻してみてください。
どうですか?いつもよりゆっくりに聞こえますよね。
英語のリスニングでも同じです。
ディクテーション+シャドーイングの勉強を始めてすぐに1.5倍速はさすがに難しいです。
なので、1~2ヶ月程シャドーイングを継続した後に、少しずつ音声スピードを上げてみましょう。
1.5倍速でもしっかりシャドーイングできるようになった頃には、本番のTOEICでも高い確率で英語の会話を聞き取れるようになっています!
シャドーイングを毎日継続する
もう一つのコツは「シャドーイングを毎日継続する」ことです。
リスニングを伸ばすのが大変なのは、「詰め込み勉強ではどうにもならないから」です。
1日だけ本気になってリスニングの勉強を10時間したところで、英語を聞き取れるようにはなりませんよね。(それができたら誰も苦労しません)
TOEICのリスニングに耳と頭を慣れさせるためには、毎日の積み重ねが必要不可欠と言えます
なので、毎日シャドーイングをしましょう!
おすすめは「通勤・通学時間」を使ってシャドーイングをすることです。
アキラ
ただ、英語を口に出しながら電車に乗ったりすると危ない人になってしまうので、通学時間はずっと「聞き流し(脳内でシャドーイング)」でした。
通勤や通学は、基本的に毎日行われるイベントですよね。
自分が毎日やっていることとシャドーイングを結びつけることで、継続しやすくなります!
マネしてみてください。
TOEICリスニング対策に使える教材を紹介
公式問題集の他に、TOEICのリスニング対策に使える教材はありますか?
ここでは、リスニングスコアUPに役立つ教材をいくつかご紹介します。
スタディサプリTOEIC
スタディサプリTOEICはリクルートが運営する英語学習アプリです。
ベーシックプランに加入することで、以下のようなサービスを利用できます↓
- 関先生による分かりやすい講義動画
- TOEIC20回分相当の問題演習
- TEPPAN英単語(オンライン単語帳)
- 日常英会話コースが無料
そして、リスニング対策としてディクテーション+シャドーイング機能が搭載されています。
出典:https://eigosapuri.jp/toeic/
スマホでアプリを開くだけで簡単にディクテーションとシャドーイングを行えるので、リスニング力を高めたい方にピッタリの機能です!
7日間の無料体験ができるので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか?
\\ 無料体験で使ってみる //
スタディサプリTOEIC
公式サイトを見る
シャドテン
出典:シャドテン
シャドテンは英語コーチングスクールであるプログリットが提供するリスニング対策アプリです。
リスニングスコアを伸ばすために必要な「シャドーイング」に特化したサービスで、自分のシャドーイングを英語学習のプロにフィードバックしてもらえます。
300以上の教材から好きなものを選び、24時間いつでも好きなタイミングでシャドーイングできるので、リスニング力向上にピッタリです。
7日間の無料体験が利用できるので、この機会にシャドーイング勉強に没頭してみてはいかがでしょうか?
\\ 無料体験で試す //
「シャドテン」の公式サイトを見る
Audible
皆さんは「Audible」をご存知でしょうか?
Audibleとは、Amazonが提供するオーディオブックアプリのことです。
- 月額1,500円で好きな本を1冊無料で聞ける
- 無料で聞けるボーナスタイトルを毎月1冊もらえる
- ポッドキャスト聞き放題
- オフライン再生でいつでも・どこでも聞ける
- 無料キャンペーンが定期的に開催される
この「耳で聞くことができる」という特徴を活かして、リスニング対策に使ってみてはいかがでしょうか?
AudibleならTOEICリスニング対策の本を聴ける
AudibleにはTOEICのリスニング対策ができるオーディオブックもあります。
出典:Audible
例えば、アルクが制作している「TOEICリスニング満点対策 3本セット」を購入することで、
- TOEIC(R)L&Rテスト基本例文990選
- キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE 990
- 改訂版 究極のビジネス英語リスニングVol.3
をいつでも聞くことができるようになります。
キャンペーンには期間があるため、少しでもAudibleに興味がある方はお早めに会員登録することをおすすめします!
\\ 30日間の無料体験を利用する //
「Audible」に無料登録する
無料期間終了後からは1,500円/月が必要になりますが、気に入らない場合は無料期間中のお好きなタイミングで退会することが可能です。
独学だとリスニングが伸びない原因+対処法
ここまで読んでくれた方の中で、以下のような不安を抱いた方はいませんか?
- そもそもTOEIC勉強を継続できない
- 公式問題集のリスニング(通常速度)は自分にとってレベルが高い
そもそもTOEIC勉強を継続できない
リスニング能力を伸ばすためには「勉強の継続」が必要不可欠。
毎日シャドーイングを行わないと、短期間でTOEIC音声に慣れることはできません。
どうしてもTOEIC勉強をサボってしまう、勉強が継続できなくて困っているという方は、「他人の目」を利用すべきです。
具体的な方法は2つ。
- TOEIC勉強のコミュニティに参加する
- コーチングサービスを活用する
TOEIC勉強のコミュニティに参加する
TOEICの勉強コミュニティに参加すれば、同じ目標を持つ仲間の目が気になるので半強制的に勉強を継続できます。
ここではコミュニティと言っていますが、もっとカジュアルに「友達と一緒に勉強する・目標を共有し合う」とかでも良いですね。
ボク自身、TOEIC勉強に力を入れていた頃は周りに優秀な勉強仲間がいました。
彼らが自分よりも早く、高い点数を取得しているのを見て火がつきましたね。
コーチングサービスを活用する
これまで何度かTOEIC勉強を挫折してしまった人や、上手く勉強計画を立てられずに困っている方は、思い切ってコーチングサービスを利用するという対策法もあります。
最近では、TOEICに特化したコーチングサービスが増えています。
あなた専属のコーチがTOEIC学習を徹底サポートしてくれるので、勉強の継続が苦手な方にとっては非常に心強いはずです。
また、ある程度の費用が必要なので、「せっかくお金を払っているのだから勉強しないと」という気持ちも生まれます。
コスパの良いTOEICコーチングサービスを活用して、より効率よくTOEICスコアを伸ばしてみてはいかがでしょうか?
公式問題集のリスニング(通常速度)は自分にとってレベルが高い
当記事では「公式問題集のリスニング音声を使ってディクテーション+シャドーイングをすると良いよ!」ということをお伝えしました。
しかしながら、当記事をご覧になっている方の中には
公式問題集のリスニング音声をディクテーションするのも難しい…。
という人もいるはず。
自分には公式問題集のリスニングが難しいという方は、もう少し易しい・初級の参考書を使ってディクテーション+シャドーイングをやってみることをおすすめします。
また、英語学習初心者でもTOEIC力を伸ばせる教材も良いですね。
スタディサプリTOEICなら基礎レベルの学習からスタート可能なので、まだTOEICに必要な基礎英語力が備わっていない方でも安心して勉強できます。
正しいリスニング勉強法で400点を超えよう!
当記事でご紹介したリスニング対策方法を正しく継続していただければ、あなたのリスニングスコアはしっかり伸びていくはずです。
リスニングと同時にリーディングスコアも伸ばしたいという方は、以下の記事を参考にしてください↓
TOEIC公式問題集の使い方|やり込み勉強だけで8割超える