"ネガティブ思考"を上手に利用すると成功しやすくなる!

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アキラ
"ネガティブ思考"の人のほうが、実は成功する可能性が高いかもしれませんよ!

どうも、自分のことを「ネガティブ思考」だと思っているアキラ(@akila_s8)です。

みなさんは、ネガティブ思考で悲観主義なことに対して、なんだかあまり良くない印象を持っているのではないでしょうか。
ボクも、マイナス思考的な自分に対して、「もっとポジティブにならないといけないのかなー」とか思ってしまいます。

確かに、ポジティブな思考を持つ人は、ネガティブ思考の人よりも、勉強や仕事で良い成績をおさめうつ病になりにくく感染症などの病気にもかかりにくい傾向にあることが分かっています。

一見、ポジティブな人の方が良さそうな気もしますが、悲観主義を無理にポジティブに変えるのは難しいですし、下手するとモチベーションも低下します。

その場合は、ネガティブ思考を上手に活用することが重要そうです。

"ネガティブ思考"と"ポジティブ思考"の違い

積み木に書かれた"ANXIETY"の文字

まずは、"ネガティブ思考"と"ポジティブ思考"は、「説明スタイル」が異なるという特徴があります。

「説明スタイル」とは、ある物事が発生した際に、「自分にどのような説明をするのか」ということです。

説明スタイルを判断する要素は3つあり、それぞれ「永続性」「普遍性」「個人度」になります。

説明スタイルの「永続性」

ある物事が発生した際に、それが「永遠に続く」と考える「一時的なもの」と考えるかで、悲観主義か楽観主義かが異なります。

ネガティブ思考で悲観的な人は、不幸な出来事が発生したとき、「不幸なことがこれから長く続く・永遠にこの状況のままかも」と考えてしまいます。

一方、ポジティブな思考を持つ人は、「この不幸は一時的なもので、すぐ解決する」「最近調子が悪いみたい」と、一時的な出来事で、いずれ収束すると考える傾向にあります。

説明スタイルの「普遍性」

悲観主義者と楽観主義者の間には、ある出来事が、「普遍的・全般的」と考えるか「特定の理由によるもの」と考えるかの違いがあります。

悲観主義の人は、自分にとって悪い出来事が起きた際、「世の中は不公平だ」「上司はみんな自分のことを分かっていない」と考えます。

反対に、楽観主義者は、『あの』上司は自分のことを分かっていないようだ」「『この』スクールはあまり良くなかった」のように、嫌なことに対して普遍化せず、特定の理由に限定する傾向にあります。

説明スタイルの「個人度」

個人度は、ある出来事を「自分のせいにするか」「他人や経験のせいにするか」という違いです。

マイナス思考の人は、何か失敗したときなどに、すべて「自分の責任だ」と感じます。
「自分には能力がない」「私は才能が無いのでは」と、自分を過小評価します。

一方、プラス思考な人は、「運が悪かった」「取引先の相手が頑固だった」のように、自分を卑下せず、失敗の原因を、自分以外の要因と考えます。

ポジティブ思考の説明スタイルは「粘り強さ」が生まれる

上記で説明したネガティブ思考とポジティブ思考は、以下のようにまとめることができます。

ネガティブ思考とポジティブ思考の説明スタイル
  • ネガティブ思考の人…悪い出来事が起きたとき・失敗したとき、「その出来事は長期間続くと考え、普遍化する傾向にあり、自分の責任だと感じる」
  • ポジティブ思考の人…悪い出来事が起きたとき・失敗したとき、「その出来事は一時的なもので、限定的なことと考え、他人や環境のせいだと感じる」

この「説明スタイル」に関する研究によると、説明スタイルの「楽観度・ポジティブ度」が高い人の方が、「粘り強く」「努力を続けることができる」ことが判明しています。

反対に、ネガティブ思考を持つ人は、「諦めやすい」傾向にあり、モチベーションがすぐに低下し、「努力を継続できない」そうです。

つまり、ポジティブな思考を持っているほうが、「健康的」「努力を継続しやすく」「成果を出しやすい」らしく、何かと良いことが多いと言えそうですね。

アキラ
やっぱり、ポジティブな思考を持っていたほうが、良さそうに感じるけど...

"成功"した時は自信を持って「自分の能力のおかげ」だと思え!

2018.07.08

ネガティブ思考でも上手くいくタイプとは?

達成感をイメージさせる画像

ネガティブな人が、「急にポジティブになろう!」と思っても、そんな簡単に自分の思考や性格を変えるのは、非常に困難なことですよね。

実は、ネガティブ思考でも、物事が上手くいくタイプの人たちがいるようです。
それは、「防衛的悲観主義者」です。

防衛的悲観主義者とは?

防衛的悲観主義者
「過去のパフォーマンス」に対してはポジティブな思考をして、「将来のパフォーマンス」に関してはネガティブな思考をするタイプの悲観主義者のこと。

防衛的悲観主義者は、ネガティブ思考を持っており、将来に対して強い不安を感じるタイプです。
ただ、この将来に対する不安を解消しようと、入念に準備して、物事に全力で取り組もうとします。

その結果、ネガティブ思考でも成果を出すことができるようです。

アキラ
「将来」に対する不安は悪いことではない!入念に準備することで、仕事や勉強で成果が出せる!

防衛的悲観主義者は無理にポジティブになろうとしてはいけない!

また、このタイプの人たちは、無理にポジティブ思考に変えようとすると、かえってパフォーマンスが低下することが分かっています。

J・K・ノレムとN・キャンターは、この防衛的悲観主義に関する心理学的実験を行い、「ネガティブ思考を無理にポジティブ思考に変える弊害」を証明しました。

J・K・ノレムとN・キャンターの実験
防衛的悲観主義者と楽観主義者に「知能テスト」をやってもらう。

①参加者の半分に、「自分のテストの出来」を予想してもらう
→防衛的悲観主義者は、楽観主義者より「自分の点数」を低く予想した

②残り半分の参加者に、「あなたの実力であれば、きっと高得点をとれますよ」と伝えて、「自分の出来」を予想してもらう
→防衛的悲観主義者も楽観主義者も、①のグループより自分の点数を高く予想した

【実際の成績】
②グループの防衛的悲観主義者は、①のグループの防衛的悲観主義者よりも点数が低かった

上の実験から、ネガティブ思考をもつ防衛的悲観主義者が、無理にポジティブ思考を意識して、楽観主義者になろうとすると、逆効果になることが判明しました。

つまり、もしあなたが、チーム・組織・職場などのリーダーの場合、ネガティブな傾向のあるメンバー・社員のモチベーションを上げるには、「大丈夫!ポジティブになろう!」とか「やればできる!」とか「失敗なんか恐くない!」と声をかけるのは良くないということです。

「不安を解消するためには、どのような準備をすれば良いのか」というポイントをおさえた声掛けをすることが重要です。

"褒める"時は要注意!モチベーションを下げてしまう褒め方とは?

2018.07.08
アキラ
ネガティブ思考の人は、無理にポジティブになろうとしない方が良さそう!

ネガティブな人は「万全な準備」ができる!

プランを考えている人のイメージ画像

もし自分がネガティブ思考を持っていると感じる人は、それを無理に変えようとはせず「不安に感じる気持ち」を上手に利用することが大切です!

ネガティブだからこそ、「もし予期せぬマイナスな状況に陥った場合は、どのように行動すればよいか」「知らない問題出てきたらどうしよう、もっと勉強したほうが良いな」「ちゃんと準備しないと、この仕事で失敗してしまう」といったような、様々な「悪いシチュエーション」を想像して、それに対して「万全な対策」を講じることができます。

不安とモチベーションをうまく組み合わせることで、相乗効果が生まれ、パフォーマンスを向上させることが可能です。

アキラ
将来への不安を、万全な準備へのモチベーションにしよう!

【参考図書】モチベーションの新法則(榎本博明 著)