「"働く"=稼ぐ手段」と考えると仕事が嫌いになる!?

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アキラ
みなさんが"働く"意味は何ですか?

どうも、アキラ(@akila_s8)です!

どうやら、働くことを「稼ぐ手段」と考えてしまうと、結果的に仕事が嫌いになってしまう可能性が高まるようです。

今、自分の仕事が嫌いだったり、仕事に対して意味を見いだせなかったり、就活生で「働くって何だろう?」と考えている方は、少し参考にしてみてください。

「高い給料を払えばみんな働いてくれる」は誤り

高い報酬をイメージした画像 「高額の報酬を渡せば、社員はみんなモチベーション高く仕事をこなしてくれる」という考え方は、非常に危険です。
想定に反して、社員のモチベーションが低下してしまう可能性があります。

また、「高い報酬がもらえる仕事であれば、自分は仕事に対してやる気満々になって、素晴らしい生産性を実現できる」と考えるのも、誤りの可能性が高いです。
気づいたら、仕事が嫌いになっているかもしれません。

高い給料をもらうことで、人の「内発的動機づけ」にどのような影響が及ぶのかについては、たくさんの研究が行われているようです。

「高い報酬」は「創造性」を低下させる

  • 内発的動機づけ…「楽しさ・達成感・充実感・好奇心」などの「内的報酬」によってモチベーションが上がること、活動そのものが「目的」になる
  • 外発的動機づけ…「給料・昇進・省さん・ご褒美」などの「外的報酬」によってモチベーションが上がること、活動が報酬をもらうための「手段」となる

研究によると、高額の報酬を渡されるというだけでは、内発的動機づけのレベルが増えるわけではなく「創造性・斬新性」などが必要となる仕事に関しては、そのパフォーマンスが低下することが分かっているようです。

「高い報酬」の弊害

組織行動論の教授である"J・フェッファー"は、高い報酬を渡すことの弊害は以下の2点であると指摘しています。

高い報酬を受け取ると...
  1. 「こんなに高い報酬をもらわないとこの仕事をしない」→つまり「私はこの仕事が好きではない」と思ってしまう
  2. 「私は金だけで操られる人間ではない」と考えてしまう→会社にコントロールされていると感じ、モチベーションが下がる

上記のことから、「高い報酬をもらえば仕事のモチベーションが上がる」という考え方は、思い込みであることが分かりますね。

アキラ
「高い報酬を求めて仕事を決める→思ったより仕事へのやる気が上がらない→創造性や生産性が低下」
という、負のスパイラルが起きてしまいそうですね...。

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2018.07.08

給料のために"働く"ことの危険性とは?

"働く"ことを「給料をもらう手段」と考える危険性のイメージ画像

「高い報酬をもらうこと」に限らず、働く理由を「給料をもらう手段」と考えてしまうと、仕事そのものへのモチベーションが低下してしまうと考えられており、多くの心理学実験で証明されているそうです。

アンダーマイニング効果
【実験内容】
パズルを解くことが好きな大学生を集め、AグループとBグループに分けて、3日間観察します。

  • 1日目…Aグループ・Bグループともに、好奇心の赴くままに、ひたすらパズルを解いてもらう
  • 2日目…Aグループ「パズルが1つ解けるたびに、金銭報酬が与えられる」Bグループ「前日同様パズルをひたすら解いてもらう」
  • 3日目…Aグループ・Bグループともに、1日目と同じように、パズルを解いてもらう

つまり、Aグループの2日目だけ「報酬」が与えられる(外発的動機づけが生まれる)実験です。

さらに、3日間とも、パズルの合間に8分間の休憩時間が与えられ、その間は何をしても良いと伝えます。

この休憩時間に、各グループの参加者が、自発的にパズルを解く行動をするのか(休憩時間にも、パズルへのモチベーションが維持され続けるのか)を観察しました。

【実験結果】
Aグループだけ、「3日目」のパズルへの意欲が低下してしまった。

非常に面白い実験ですよね。

実験参加者の大学生たちは、最初みんなパズルを解くことが大好きな人たちでした。
ところが、2日目に報酬をもらったAグループの大学生たちは、次の日にパズルに対するモチベーションが下がってしまいました

それまでの「内発的動機づけ(パズルが大好き!)」が、報酬をもらったことを契機に「外発的動機づけ(報酬をもらうためにパズルを解く)」へと変化してしまったことが、原因だと考えられます。

最初は「内発的動機づけ」で働いていたのに、「給料」という「外的報酬」をもらった時から、「内的報酬」が機能しなくなり、仕事を「やらされてる感」が増してしまうというのです。

この効果を、「アンダーマイニング効果」と呼びます。

仕事に「内的報酬」を見出す必要があり!

"働く"ことのイメージ画像

心理学の実験でも、「外発的動機づけ」で仕事を選んだり、働いたりすると、やる気が失われてしまうと証明されていることが、分かったと思います。

もちろん、「生活費を稼ぐため・欲しいものを買うため」にはお金を稼ぐ必要があります。
お金を稼ぐ手段として、仕事をすることは、至極当然なことです。

ただ、「報酬を得るため」だけに仕事をすると、モチベーションが低下したり、創造性が失われて、良い結果が出せなくなってしまいます。

仕事を嫌いにならないためには
「働くこと」と「内的報酬」を結び付けよう!

そのため、「働くこと」になるべく「内的報酬」を結び付けることが大切なのでしょう。
「内的報酬」とは「楽しさ・達成感・充実感・好奇心・熟達感・使命感」などのことです。

例えば、仕事に「熟達感:生産性が高まって、以前よりも早く作業を済ませることができるようになっている」「使命感:大きなプロジェクトを任されている、私の仕事は社会に貢献できている」を求めると、モチベーションが維持されて、良い結果を出せるのかもしれません。

アキラ
「働く」×「内的報酬」を意識してみよう!

【参考図書】モチベーションの新法則(榎本博明 著)

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