"成功"した時は自信を持って「自分の能力のおかげ」だと思え!

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アキラ
"成功"の要因と"失敗"の要因を、どこに求めるかでモチベーションが変化するみたいですよ!

何かを"成功"したとき、または"失敗"したときに、「その結果が出た要因をどこに求めるか」で、モチベーションに変化が見られるというのが、心理学で分かっているようです。

結論から言うと、成功したときも失敗したときも「自分の能力に要因がある」と思う方が、その後もモチベーションが持続し、成功する確率が高くなるそうです。

内的統制型vs.外的統制型

"成功"のイメージ画像

原因帰属の仕方には、人それぞれの特徴があり、「内的統制型」「外的統制型」と呼ばれる2つに分けることができます。

原因帰属とは…

ある物事に対して"成功"した時や"失敗"した時に、その要因をどこに求めるのかということを「原因帰属」と言います。

原因を「自分の能力やスキル、適正のせいにする」ことを「内的統制型」、「自分以外の外部に要因がある」と考えることを「外的統制型」と表現します。

例えば、試験の成績が良かった時に、「自分の頭の良さのおかげだ」と考えたり、取引先の相手との商談が成立したときに、「自分は営業職に向いている」というように、「内的要因」に成功や失敗の原因を求めることが、「内的統制型」です。

一方で、試験の点数が良かったら「たまたま昨日勉強したところが出た」とか、営業が上手く進んだときに「良い取引相手の方に当たった」というように、「外的要因」に成功や失敗の原因を求めることが、「外的統制型」です。

内的統制型のほうが"成功"する

外部環境のせいにする「外的統制型」よりも、自分自身の内的要因のせいにする「内的統制型」のほうが、勉強でもスポーツでも仕事でも、成績が良いことが分かっているそうです。

これは、感覚的に当然な気もしますね。
成功や失敗の原因内的要因に求める人は、物事がうまくいったときは自信につながり、さらにモチベーションが上がります。
もし失敗しても、「どこが悪かったのか」「改善できる部分はどこか」を自分で考えるので、成功しやすくなります。

よく、成功したときに、謙遜して「ラッキーでした」とか「周りの人たちのサポートのおかげです」みたいに言う人が多い気もします。

スポーツ選手のインタビューとかでも、よく耳にしますよね。
サッカー選手であれば、「たまたま目の前にボールが転がってきて」とか「○○が良いボールを上げてくれたので、ボクは合わせるだけでした」みたいな。

謙遜の意味でこのように言うのは良いのかもしれませんが、ただこれは「外的統制型」なので、心の中では「ゴール前に走りこんでいた自分のおかげ」とか「クロスに合わせる練習を毎日やった成果」などと思っていたほうが、モチベーションも持続し、その後の成功につながる可能性が高まりそうです。

アキラ
ボクも「外的統制型」だから、成功したときは「自分の能力のおかげ」と思うように意識してみよう。

"失敗"した時は「変動的な内的要因」を意識したほうが良い!

何かに失敗した時、「内的統制型」の中には、「モチベーションもパフォーマンスも下がらないタイプ」と「モチベーションが下がり、挫折してしまうタイプ」があるようです。

原因帰属理論を提唱した、心理学者のB・ワイナーは、内的要因を「安定的要因」と「変動的要因」の2つに分けました。

安定的要因と変動的要因
  • 安定的要因…自分の「能力」
  • 変動的要因…自分の「努力」 

安定的要因とは自分の「能力」のことで、変動的要因とは自分の「努力」のことを指しています。

成功したときは、安定的要因でも変動的要因でも問題ありませんが、失敗した原因「変動的要因」にすると「モチベーションが維持される」のに対して、「安定的要因」とした場合「モチベーションが下がる」ことが分かっています。

失敗した原因
  • 安定的要因にすると…自分の「能力不足」と感じるため、モチベーションが低下する
  • 変動的要因にすると…自分の「努力不足」と感じるため、モチベーションが持続する

失敗したときに、自分の「能力不足」を原因に挙げてしまうと、能力は安定的(つまりすぐに変化・改善させることが難しい)なので、「これはそんな簡単に出来るものではない」と感じ、モチベーションが下がってしまいます。

実際に、失敗を「能力不足」のせいにする人は、成績が悪く「努力不足」のせいにする人は、モチベーションが維持されて成績が良くなることが分かっています。

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アキラ
何かに失敗したときは、「努力不足」のせいにしよう!モチベーションが下がるのを避けて、またチャレンジできるようになるよ!

仕事に対するモチベーションを上げるには?

仕事と成功のイメージ画像

内的統制型の「安定的要因」とは「能力」のことと説明しましたが、能力の他に「適性」も当てはまると考えられています。
また、「変動的要因」は「努力」の他に「コンディション」なども当てはまります。

もし、仕事で失敗したり、思い通りにいかなかったりしたときに、「この仕事は私に向いていない・私はこの仕事の適性が無いのかも」と考えてしまうと、いっきにモチベーションが低下し、仕事に対してやる気がなくなってしまう危険性があります。

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仕事へのやりがいが低下するのを防ぐために、失敗したときは「今回は努力が足りなった」「今回は集中力がなかった」と、努力不足やコンディション不良のせいにしてみると良いかもしれません。

リーダーがすべき声掛けとは?

"Enjoy Success"と書かれた紙を持つ人のイメージ画像

先程とは反対に、チームのリーダーや、仕事で社員を統率する立場にある人は、メンバーが失敗したとき、「努力不足」を意識させるような声掛けをすることが大切です。

相手に対して「能力がない・適性がない」ことをイメージさせるような注意や声掛けをしてしまうと、モチベーションを低下させてしまう危険性があります。
特に挫折に弱そうな社員やメンバーの場合は、仕事へのやる気を損なわせる結果になるかもしれません。

失敗した相手に対して声をかけるときは
「努力不足」や「コンディション不良」を意識させるような言葉をかけることで、モチベーション低下を防ぐことができる!

そのような場合は、「コンディションを整えて、集中力を持った状態だったら上手くいくよ!」「もうひと踏ん張りすれば、結果が付いてくるよ!」などと、「努力不足」「コンディション不良」が失敗の原因だったことをほのめかしてみましょう。
そうすることで、「改善の余地」があることを、相手に意識させることができます。

「改善の余地」があることで、モチベーションが持続し、「改善・工夫する」という努力をするので、成功につながる可能性が高まります。

モチベーションの維持は"ちょっとの工夫"が大切

成功とモチベーションのイメージ画像

成功を生み出すためには、「物事を継続すること」が重要であり、そのためには「モチベーションの持続」が必要不可欠です。

成功・失敗した時に、「内的統制型」を意識するだけでも、モチベーションの維持には有効です。

成功したときは「自分の能力のおかげ(内的統制型)」と考え、失敗したときは「努力不足・コンディション不良(内的統制型の変動的要因)」と考えるようにしましょう。
きっと、新たなチャレンジへのやる気が芽生え、大きな成功をつかめるはずです!

アキラ
「内的統制型」を意識して、色々なことに挑戦していこう!

【参考図書】モチベーションの新法則(榎本博明 著)