"誘惑"に勝てない人は「行動経済学を勉強しよう」って話

"行動経済学"のアイキャッチ画像 目標達成
アキラ
やるべきことがあるのに目の前の"誘惑"に負けてしまうー。

たまに"誘惑"に負けてしまいます、アキラ(@akila_s8)です。

目の前に、終わらせなきゃいけない仕事・課題や、集中力を使ってこなしたい作業とかが残っているのに、「ちょっとだけ」とか思ってYouTube見ちゃったりするんですよねー。

せっかく集中していたのに、一気にその集中力が切れちゃって。
その後、作業に戻ろうと思っても、もう無理だったりするんですよね。

みなさんもありませんか?こんなこと。

例えば、「ダイエットするぞ!」と意気込んでいたのに、誘惑に負けてお菓子を食べる。
「禁煙するぞ!」と目標を立てたのに、我慢できずに三日坊主

目標達成を妨げる"先延ばし"はどのように克服できるのか?

2018.04.07

誘惑に負けて目先の快楽を手に入れようとしてしまう人は「現在志向バイアス」が強い&「時間割引率」が高いのかもしれません。

"誘惑"に弱いのは「現在志向バイアス」のせい

"現在志向バイアス"と"誘惑"のイメージ画像

現在志向バイアスは行動経済学で登場する概念の一つです。

現在志向バイアス
目先のトクに目がくらみ、将来得られたであろう大きな利益を捨てて、目の前にある小さな利益を得ようとすること。
現在志向バイアス,行動経済学,イラスト

現在志向バイアスによって、目先の手軽に獲得できるトクを選びがちになってしまいます。
一方で、将来手に入ったかもしれない大きな利益を手放し、結果的に大きな損を被るような行動をしてしまいます。

現在志向バイアスが強い人は、将来よりも現在を重視する傾向にあります。

禁煙ができない人は、煙草を口にくわえてライターで火をつけるだけで得られる快感に負けて、将来肺がんなどの病気になってしまうリスクをどんどん高めてしまいます。

ダイエットを成功させてきれいな体を手に入れることを夢見ても、現在志向バイアスが働くと、すぐに手に取って食べることができるお菓子に夢中になってしまう。
結果、ダイエットは失敗です。

【行動経済学で考える】自分の「失敗」を"正当化"していませんか?

2018.07.24

現代の世の中は、誘惑が多すぎて...。
現在志向バイアスが強い人にとっては、なかなかやるべきことに集中できない環境になっています。

アキラ
今の世の中、簡単に手に入る快感が多すぎる...。

「現在志向バイアス」はお金を使う場面でも現れる

"現在志向バイアス"と"お金"のイメージ画像

現在志向バイアスは、本来頭を使って考えなければいけない「お金の使い方」にも大きく影響を及ぼしています。

現在志向バイアスが影響して、間違ったお金の使い方をしてしまう人も多そうです。

この記事は、春から新社会人になる人たちに向けて「間違ったお金の使い方」について解説している記事でした。

誤ったお金の使い方として紹介されていたのは以下の3点です。

間違ったお金の使い方
  • リボルビング払い
  • カードローン
  • 医療保険を含む生命保険

お金を使う場面でも、「現在志向バイアス」が働きます。
この中だと「リボルビング払い」「カードローン」は注意ですよね。

現在志向バイアスが働く→将来お金を支払わなければいけないけど、衝動買い(すぐ手に入る快楽)を優先→クレジットカードを使いすぎて「リボルビング払い」。

現在志向バイアスが働く→将来お金を支払わなければいけないけど、気軽にお金を借りることができる(すぐ手に入る利益)から利用してしまう→いつの間にか借金地獄で、返済困難に。

将来よりも目先のお得感(衝動買いでほしいものを手に入れる、手軽にお金が手に入る)を優先してしまうと、将来にそのツケが回ってきてしまいます

「"働く"=稼ぐ手段」と考えると仕事が嫌いになる!?

2018.07.10
アキラ
これ当たり前のことなんだけど、きちんと理解できている人は少ない気がする。

人間は間近な出来事にせっかちになる

腕時計で時間を気にしているイメージ画像

人間は、間近な出来事には「せっかち」で、遠い将来のことには「気長」になる傾向があります。
これも行動経済学の「双曲割引」の概念です。

ある二つの場面を想像してみましょう。

あなたは予約を変更するか?
  1. 「今晩」友達とディナーをするためにレストランを予約しておいた

    「予約を明日に変更していただければ、レストラン側からワインのボトルを1本無料で差し上げます」とレストランから連絡がきた。
  2. 「3カ月後」友達とディナーをするためにレストランを予約しておいた

    「予約を3カ月と1日後に変更していただければ、レストラン側からワインのボトルを1本無料で差し上げます」とレストランから連絡がきた。

①と②それぞれの場面で、あなたは「予約を変更してワインをもらう」という選択をするでしょうか?
それとも「ワインはもらえなくてもいいから予約は変更しない」を選びますか?

きっと今晩予約を入れている場面では、間近にせまっているディナーを変更することは無いと思います。

一方、3カ月先の予約であれば「まあいいかな」と感じて、変更する選択をとるのではないでしょうか。

これが「双曲割引」です。

基本的に人間は、近い将来ほど「時間割引率」が高く、遠い将来に関しては「時間割引率」が低い傾向にあります。

アキラ
人間はどうしても「すぐに起こる出来事」を重要視しがち!

ちなみに、「時間割引率」については次の章で説明します!

大事なのは将来か?現在か?

"時間割引率"のイメージ画像
時間割引率
人が「将来の利益」よりも「目先の利益」を優先する傾向にあることを測る尺度のこと。

「現在の利得」と「将来の利得」の交換比率で表すことができる。
つまり、時間割引率が大きい人ほど、目先の利益を優先する傾向にある。

「双曲割引の実験」は実に面白くて、実験結果から、タバコを吸う人たちがいかに「時間割引率」が高いかが分かります。

双曲割引の実験
「現在の100円と同等な価値をもつ1年後の金額は?」

非喫煙者平均で「169円」と答えた

喫煙者平均で「216円」と答えた

つまり、タバコを吸う人のほうが、現在または近い将来を優先する傾向にあります。

時間割引率が高く、近い将来が大切だと感じるということは、将来の出来事に関しては現実味を感じられなくなります
高い目標を掲げて、最初のうちはワクワクしてたのに、実際にやるべきことを目の前にすると、それまでのワクワク感が消えてしまうのは、時間割引率が原因になっているのかもしれません。

【"行動経済学"で考える】身近な得を優先するとヤバい!

2018.07.23

「旅行は計画を立てているときが一番楽しい」というのは、まさに時間割引率が影響している典型的な例です。

計画を立てているときは、旅行はまだ先の話で現実味がないため、あいまいな計画を立てがちです。
だんだん旅行が近づいてくると、準備するものが多かったり、計画に不備が見つかったりして、だんだんやる気が無くなってきてしまいます

アキラ
時間割引率が高い人は、無意識に目先の利益・快楽を選びがちになってますよ。

行動経済学をもっと深く理解しよう

成功とモチベーションのイメージ画像

今回紹介したような「行動経済学の概念」を深く理解して、普段の生活に取り入れていけば、もっとレベルの高いライフスタイルを送れるはずです。

これまで目先の誘惑・利益に手を出しがちだった方も、「現在志向バイアスが働いている!もっと長期的な利益を意識しよう!」と考えてみましょう。

ボクは、「人間は基本的に不合理な考え方で行動している」ことを頭の片隅に置いておくことで、「すぐにYouTubeを見ちゃう」「なんとなく怠けちゃう」ことを避けようとしています。

目標達成のためにも、重要なことかもしれませんよ!

【"行動経済学"で考える】将来の予測は悲観的な方が良い?

2018.07.22
アキラ
行動経済学を理解して、自分の行動をもっと合理的・的確なものにしていこう!

【参考図書】9割の人間は行動経済学のカモである(橋本之克著)