- TOEICは1ヶ月で何点上がる?
- TOEIC試験まで1ヶ月しかないけど何をすべき?
最終TOEICスコアは850点です、アキラです。
当記事をご覧になっている方の多くが、「できるだけ短い期間で目標のTOEICスコアを獲得したい」と考えているはず。
そこで今回は、「1ヶ月でTOEICスコアはどのくらい伸ばせるのか?どんな対策が必要か?」を解説します。
当記事執筆者のアキラは「850点」を取得しています↓
そんな自分の経験を振り返り感じたのは
「成果が出やすい勉強」なら
1ヶ月でも効率よくTOEICスコアを伸ばせる!
ということ。
- 試験まで1ヶ月しか残されていない
- できるだけ短期間で効率よくスコアアップしたい
という方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
TOEICは1ヶ月で何点上がる?
ボクの意見は、
TOEICは1ヶ月で100点ほど伸ばせる
です。
特に、以下のタイプは1ヶ月ほどの期間しかなくても十分にスコアUPできます↓
- TOEICスコアが「600点以下」の方
- 「リスニングセクション」が苦手な方
TOEICスコアが600点以下の方や、TOEICテストの中でも「リスニング」が苦手・スコアが低い方は、1ヶ月で100点ほどスコアを伸ばせる可能性があります。
その理由は、
リスニングスコアは伸ばしやすい
からです。
1ヶ月でTOEICスコアを伸ばすなら「リスニング」を重視!
TOEICテストは「リスニングセクション」と「リーディングセクション」の2つに大別できます。
このリスニングとリーディングは、スコアの伸ばしやすさが違います。
TOEICテストに関しては、「リスニングセクション」の方が圧倒的に伸ばしやすいです。
ボク自身、TOEICに本気で向き合っていたときは、リスニングスコアから伸びていきました。
以降の章で解説する「リスニングの勉強法」を試したことで、劇的にスコアUPしたので自分でも驚いたことを覚えています。
なぜ「リスニングセクション」はスコアを伸ばしやすいのか?
それは
TOEICリスニングへの「慣れ」と「解答テクニック」がスコアに直結する
からです。
そして、この「慣れ」と「解答テクニック」は短期間(1ヶ月~2ヶ月)でも十分に習得できます。
TOEICリスニングへの「慣れ」を身につける
リスニングセクションへの「慣れ」とはつまり、
- リスニング音声に慣れている
→話している内容が何となく分かる - リスニングの形式に慣れている
→Part1~Part4までがどんな問題か?
→どんなスピードで問題が進むか?
→何が問われるのか?
を指しています。
初めてTOEICテストを受験した時、リスニングに対して以下のような感情を抱くはず↓
- リスニング音声のスピードが速くてビックリした…
- 問題がどんどん先に進んでしまう…
- 何か所も適当にマークしてしまった…
上記のような感情は、完全に「リスニングセクションに慣れていない」ことが原因で生じた感情です。
アキラ
ボク自身、TOEICに挑戦し始めたころは、「リスニングの速さ」や「問題が進むスピード」に苦戦していました。
「こんなの出来るわけがない」とネガティブな気持ちになっていましたね。
でも、「リスニングセクションに慣れるための対策」を実践したところ、それまで感じていたネガティブな感情は無くなりました。
むしろ!
リスニング音声がゆっくりに感じるようになりました。
また、問題が進むスピードも対応できて、次の問題に行くまで余裕が生まれました。
とにかく「TOEICのリスニングセクションに慣れる」ことができれば、大幅にスコアを伸ばすことができます。
TOEICリスニングの「解答テクニック」を身につける
リスニングへの慣れと同時に、リスニングセクションの「解答テクニック」を習得することで、さらなるリスニングスコアの上昇が期待できます。
TOEICリスニングの「解答テクニック」とは、ズバリ
問題文・選択肢の「先読み」
です!
これが出来るかできないかで、リスニングセクションのスコアは大きく変わってきます。
TOEICのリスニングで
- 問題がどんどん先に進んでしまう
- 聞き取れず数問適当にマークをつけてしまった
という経験をしたことがある方は、この「解答テクニック」が身についていません。
「問題文・選択肢の先読みテクニック」を詳しく解説
問題文・選択肢の先読みテクニックとは、文字通り、リスニングセクションの問題文や選択肢を「対象の音声が流れる前に、あらかじめ読んでおく」ことです。
特に、リスニングセクションの「Part3・Part4」で非常に役立つテクニックです。
アキラ
リスニングセクションでは、実際に問題が始まる前に”Directions”(そのPartの問題形式の紹介文)が読まれます。
一度でもTOEICを受けたことがある方なら、この”Directions”を真面目に聞く意味はありません。
そして、”Directions”が流れているこの時間をボーっとしていてはいけません。
“Directions”が流れている間に、「問題文」と「選択肢」に目を通しておきます。
(Part3なら”No32~34″の問題文と選択肢 / Part4なら”No71~73″の問題文と選択肢)
そうすることで、1問目のリスニング音声で
- 何に注目して音声を聞けば良いのか
- おおよそどのような内容の会話か
といった準備・心構えができます。
さらに、リスニング音声が読み終わった後に設けられている「答えをマークするための時間」を待たずに正答を選ぶことが可能となります。
こうなると、「答えをマークするための時間」を次の問題文と選択肢の先読みに使うことができるんですよね。
“Directions”が読まれている間に、1問目の問題文・選択肢を読む
↓
リスニング音声が流れている間にマークを終わらせる
↓
解答をマークする時間に次の問題文・選択肢を読む
↓
これを繰り返す!
このようにして、「常に問題文と選択肢を先読み」することで、問題が進むスピードに困惑することがなくなります。
そして、先読みによって「どんな内容の会話がされるのか」と「何を注意して聞くべきか」の判断ができるので、もし「リスニング音声の内容を完全に理解できなかった」としても、正しい答えを導き出せる可能性が高まります。
- TOEICまで1ヶ月しかないなら「リスニングを伸ばすこと」に焦点を当てよう!
- リスニングスコアは「必要なこと」をやれば伸ばしやすい!
- 「リスニング音声への慣れ」と「解答テクニック(先読みテクニック)」が必須!
残り1ヶ月しか無いなら「無駄に時間がかかる勉強」は避けよう
TOEIC本番まで時間が無いのであれば、ゆっくりスキルを伸ばしている暇はありません。
特に注意して欲しいのが
リスニングを完璧に聞き取れるようにする
ことです。
リスニング音声を「全て完璧に聞き取る」ことは困難
TOEICテストのリスニング音声の内容を「全て」理解することができれば、苦労することはありませんよね。
でも、そんな能力はなかなか身につけることはできません。
「英語を完璧に聞き取る力」は、習得するのにかなりの時間を費やす必要があります。
それこそ、「英会話レッスンをする」とか「海外に留学する」みたいなハードな経験・勉強を積まないといけないのではないでしょうか。
アキラ
当記事をご覧になっている方の多くが、「1~2ヶ月の短期間で、可能な限りスコアを伸ばしたい」と希望している方が多いはず。
そうなると、「リスニング音声を全て聞き取れるようにする」ための勉強法は、選択肢から外れます。
問題文・選択肢の先読みテクニックは身につけやすい!
リスニング音声を完璧に聞き取れるわけではないけれど、リスニングで良い点数を取りたいのであれば、「先読みテクニック」を身につけるほかありません!
特に、
- 英語の音声を聞きとることに対して自信が無い方
- 英語のリスニングに過度な苦手意識を感じている方
は、このテクニックを必ず習得するべきです。
最終TOEICスコア850点のボクですが、TOEICテストのリスニング音声を完全に聞き取ることができたかというと、決してそうではありません。
むしろ、ちゃんと聞き取れているか微妙です。
自信がありません。
それでも、リスニングの問題で正しい解答を出すことはできます。
なぜなら、先読みテクニックよって「リスニング音声が流れる前に」万全の準備を施しているからです。
そしてこの「先読みテクニック」は、1ヶ月程度集中して勉強すれば習得が可能です。
TOEICまで1ヶ月でも100点アップできる勉強法
ここまで、1ヶ月間で出来る限りTOEICスコアを伸ばしたいなら「リスニングに集中すべき」と解説してきました。
それでは、どんな勉強を行えば良いのか説明していきます。
ちなみに、以下で紹介する勉強法はボクが実践していたものです。
そのため、短期間で結果を出したい方(特にリスニングが苦手な方)には非常におすすめできる勉強法という自負があります!
必要なのは…
- 「リスニング音声に慣れる」ための勉強法
- 「先読みテクニックを身につける」ための勉強法
「リスニング音声に慣れる」ための勉強法
まずは「リスニング音声に慣れる」ための勉強法から。
リスニング音声に慣れるためには、とにかく「TOEICのリスニング音声を聞きまくる」しかないです。
おすすめなのが
「TOEICテスト 公式問題集」に付属されている音声CDを聞きまくる
ことです。
「公式問題集」は実際のTOEIC公開テストを実施している団体が発刊している問題集で、本番と同クオリティのリスニング音声を聞くことができます。
公式問題集のリスニング音声を毎日聞きまくることで、確実にリスニング音声に慣れることが可能です。
ボクが実際にやっていた勉強手順は以下の通り↓
①【ディクテーション】によって、リスニング音声の内容・意味を理解する
↓
②【シャドーイング】によって、耳と頭にリスニング音声のスピード・抑揚などを慣れさせる
↓
③【1.5倍速】にしたリスニング音声を、とにかく毎日聞き流す(脳内シャドーイング)
上記の勉強法を1か月間真剣に取り組んでみてください。
本番のテストで、「あれ、リスニング音声がいつもよりゆっくりに聞こえる」という感覚を味わうことができます!
この勉強法のより詳しい内容は「これだけで8割超える!TOEICのリスニングを伸ばす対策法」で解説しています。
「先読みテクニックを身につける」ための勉強法
練習しないまま本番で先読みしようと思っても上手くできません。
先読みテクニックを身につけるには、とにかく普段から「先読みテクニック」を実践してみるしかありません。
ボクが先読みテクニックを習得するためにやっていたのは、
「公式問題集(のリスニングセクション)」を解きまくる勉強法
です。
実際に本番と同じような環境を用意して、公式問題集のテスト1回分を解きます。
その際に、実際に「先読みテクニック」を試してみてください。
もう一度先読みテクニックの流れを紹介します↓
“Directions”が読まれている間に、1問目の問題文・選択肢を読む
↓
リスニング音声が流れている間にマークを終わらせる
↓
解答をマークする時間に次の問題文・選択肢を読む
↓
これを繰り返す!
1ヶ月間、公式問題集を使って何度も繰り返し練習してください。
最初は難しいかもしれませんが、繰り返し「先読みテクニック」を実践してみることでコツを掴めます。
先読みテクニックをやる際に重要なのは、
- 「次にどんな内容の会話が行われるのか」を把握する
- 「何を問われているのか」を瞬時に理解する
ことです。
この2つを意識して勉強してみてください。
試験日までの1か月間、ひたすら公式問題集とにらめっこして「先読みテクニック」の習得を目指しましょう!
「リーディングセクション」の勉強は?
ここまで読み進めた方の中に
あれ?リーディングセクションの対策はしなくて良いの?
と疑問に感じた方もいるかと思います。
当記事のテーマは「1ヶ月でスコアを伸ばす勉強法」ですよね。
1ヶ月という短い期間で効率良くスコアを伸ばすためには、アレもコレもと手を付けてしまうのはあまりおすすめしません。
短期間で「リスニングもやって、リーディングもやって…」という勉強をしてしまうと、集中力が分散されてしまうので、効果的な勉強ができなくなってしまう可能性もあります。
TOEICテストでスコアを伸ばしやすいのはリスニングセクション。
なので「1ヶ月で出来るだけスコアを伸ばしたい!」という方は、上記で紹介したリスニング勉強にガッツリ集中した方が良いと、ボクは考えます。
ただ、「リーディングの勉強もしないと不安!」という方もいると思います。
そのような方におすすめなのは
「公式問題集のリーディングセクションを解きまくる」勉強
です。
リスニングの解答テクニックを身につけるために公式問題集を使いますよね?
その時に、「リーディングセクション」も解きましょう。
本番と同じように試験時間「2時間」を確保して、リスニングからリーディングまで通して問題を解くのが良いですね!
本番のTOEICテストまで1ヶ月しか無いのであれば、リーディングは「公式問題集を解きまくる」だけで十分でしょう。
「公式問題集」を解いて、答え合わせをして、間違えた問題の解説を読む。
これを繰り返しやる。
短期間(1ヶ月)で点数を伸ばしたい方にはおすすめしません。

1ヶ月間集中してTOEICスコアを100点伸ばそう!
今回は、「TOEICまであと1ヶ月のあなたにおすすめの勉強法」について解説してきました。
1~2ヶ月程度の短い期間で、可能な限り自分のTOEICスコアを伸ばしたいという方はぜひ当記事を参考にしてみてください!
特に、
- TOEICスコアが「600点以下」の方
- 「リスニングセクション」が苦手な方
にとって、今回紹介した勉強法は効果絶大です!
「リスニングセクションのスコアUP」に焦点を絞って、勉強を進めてみてください。
