- 英検準一級をTOEICスコアに換算すると何点?
- 英検準一級とTOEICはどっちを受験すべき?
この記事を読むことで、上記の疑問を解消できます。
ちなみに、記事執筆者のアキラは「英検準一級」と「TOEIC850点」を取得済みです。
両方の受験を経験したからこその情報が詰まっていると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
英検準一級をTOEICスコアに換算したら何点?
英検準一級をTOEICスコアに換算すると
およそ730点~895点になる
と考えられます。
上記を言い換えると…
- 英検準一級を取得している人は
→TOEICで730点~895点くらい目指せる - TOEICで730点~895点取っている人は
→英検準一級に合格できる可能性がある
ということ。
上記のスコア換算は他サイトの意見に自分の経験を加味し、ボク自身が考察したものです。
スコアの幅が大きすぎませんか?
アキラ
英検準一級とTOEICのスコア換算が難しい理由は「両者の特徴が異なるから」です。
同じ英語の資格試験でも、試験内容や受験生のタイプなどに違いがあるためスコア換算が難しいです。
アキラ
ちなみに、ボクはTOEIC850点取得と英検準一級合格(一次試験)が同時期でした。
この経験からも、
TOEICで800点台を取れる英語力なら
英検準一級でも結果を残せる
と考えています。
「ちなみに、自分の英語力だとTOEICで何点取れるんだろう?」と気になった方は、TOEIC学習アプリSANTAを使ってみてください。
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英検準一級とTOEICを比較
英検準一級とTOEICは同じ英語試験ですが、両者の特徴は異なります。
- 必要な英語技能の違い
- 試験内容・形式の違い
- 開催回数の違い
- 受験生タイプの違い
必要な英語技能の違い
英検準一級とTOEICは「試験を解くために必要な英語技能」に違いがあります。
英検準一級で求められる能力 | TOEICで求められる能力 |
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TOEICは英語を聞く能力と読む能力があればスコアを伸ばせます。
一方で、英検準一級に合格するには「書く能力」と「話す能力」の二つも求められます。
アキラ
試験内容・形式の違い
必要な英語技能が異なるということは、試験内容にも違いが生まれます。
英検準一級の試験内容 | TOEICの試験内容 |
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【一次試験】
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特筆すべき違いは
英検準一級には「英作文」と「英語面接(二次試験)」がある
ということ。
試験内容が違うといことは、両者はそれぞれ異なる対策が必要になることが分かります。
開催回数の違い
英検とTOEICには「試験の開催回数」に違いがあります。
英検準一級の開催回数 | TOEICの開催回数 |
---|---|
年3回 | 年10回 |
TOEICは年間「10回」も挑戦する機会が設けられています。
一度の受験で目標スコアを達成できなくても、またすぐにリベンジするチャンスがあるということ。
一方、英検準一級は年に「3回」しか受験機会がありません。
一度不合格になると、再び挑戦するまで期間が空いてしまう(約4ヶ月)ため注意が必要です。
受験生タイプの違い
英検とTOEICは「テスト結果の活用法」が異なります。
そのため、英検準一級とTOEICは「受験する人のタイプ」に若干の違いが生じます。
英検準一級の受験生 | TOEICの受験生 |
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進学を目的とする受験生が多い | 就職・転職を目的とする受験生が多い |
英検準一級に挑戦する受験生は「進学のために英検を取得したい」と考えている方が多いです。
一方で、TOEIC受験生は「就活や転職活動、キャリアアップのアピールポイント」を作る目的で受験する人が多いです。
英検準一級とTOEICはどっちを受験すべき?
英検準一級とTOEICのどちらに挑戦しようか悩んでいる方は、以下のポイントを意識してみてください↓
- 受験の目的を明確化する
- 勉強を通じて伸ばしたいスキルを考える
- どのくらいの期間で取得したいか考える
①受験の目的を明確化する
まず大切なのが「受験の目的」をしっかり考えることです。
あなたはなぜ英検準一級もしくはTOEICを取得したいと考えているのですか?
受験目的を明確化する際に役立つのが「試験結果の活用法の違い」を理解することです。
英検級の活用法 | TOEICスコアの活用法 |
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英検は進学の出願要件などに設定されている
英検は海外留学や大学入試などで役立ちます。
その他、「英語関連の職に就く」「英語関連の資格取得」の際に優遇されます。
- 入試で優遇を受けたい!
- 奨学金給付制度や学費免除を目指したい!
- 留学に向けて英語力を証明したい!
といった目的をお持ちの方は英検準一級の勉強に取り組んでみると良いですね。
就職・転職やキャリアアップならTOEIC
TOEICスコアは就活や転職活動等の場面で役立つことが多いです。
- 就職活動で周りの学生に差をつけたい!
- 転職活動を有利に進めたい!
- 公務員試験でTOEICスコアを利用したい!
- キャリアアップ(昇進・昇給・海外赴任)したい!
- 受験校の出願要件にTOEICスコア取得がある
上記に当てはまる方は、TOEICのスコアアップを目指して勉強することをおすすめします。
②勉強を通じて伸ばしたいスキルを考える
①で説明したような「資格を利用する目的」が無い場合は、勉強を通じてどんなスキルを伸ばしたいかを考えてみましょう。
もし、資格取得以外に「実際に使える英語力を身につけたい」と考えている場合は英検準一級の勉強が向いています。
英検準一級に合格するには、4技能(読む・聞く・書く・話す)の習得が必要だからです。
アキラ
もし、
- とりあえず英語を学び直したい
- 英語の資格を一つでも良いから取得しておきたい
と考えている方はTOEICが向いています。
書く・話すスキルが必要ないため、勉強しやすいからです。
③どのくらいの期間で取得したいか考える
「どのくらいの期間」で目標達成したいかも検討しましょう。
もし
できるだけ短期間で目標達成したい!
と考えているならTOEICを受験したほうが良いです。
理由は
- TOEICの方がスコアアップのチャンスが多い
- (経験談)英検準一級は難しい
からです。
TOEICの方がスコアアップのチャンスが多い
先述しているように、TOEICは年間10回も受験機会が用意されています。
そのため、目標スコアを達成できなかったとしても翌月にはリベンジすることが可能です。
一方、英検準一級の場合は年に3回しか受験できません。
例えば、
半年後の転職活動に向けて英語資格を取っておこう。
と考えている場合、一度目のチャンスで不合格になると、転職活動までに合格できない可能性が高いです。
資格取得の期間が決まっている場合は、ほぼ毎月チャレンジできるTOEICの方が良いでしょう。
(経験談)英検準一級は難しい
これはボク自身が体験した感じたことですが、
英検準一級はTOEIC800点を超えるより難しい
です。
理由は「二次試験(英語の面接)」があるから。
ボクはTOEICで850点取れる英語力があっても、英検準一級の二次試験で「不合格」担った経験があります。
もともと英語をアウトプットすることに自信が無かったことに加え、本番はかなり緊張してしまい、まともに英会話することができませんでしたね。
この経験から
アキラ
と感じました。
英語を話すことに抵抗がない方なら問題ありませんが、もし英会話力に自信が無い場合は、TOEICに挑戦した方が良い結果を獲得できるでしょう。
英検準一級とTOEICそれぞれの対策法を紹介
ここからは、英検準一級・TOEIC850点をそれぞれ取得したボクが対策法を紹介していきます。
英検準一級は単語暗記と過去問が大切
英検準一級を突破したいなら
- 頻出単語をひたすら暗記する
- 過去問をやり込む
上記2つの勉強は必須です!
頻出単語をひたすら暗記する
英検は「単語をたくさん暗記しないと合格できない」試験です。
単語勉強をおろそかにしたまま挑戦しても、難しくて正答できないでしょう。
アキラ
ボクは「でる順パス単シリーズ」の単語帳を使って勉強していました。
ボクの場合、通学時間の電車の中で必ず単語帳を開くことをルールにしていました。
ほぼ毎日電車に乗るので、自然と単語勉強することが習慣化していましたね。
単語は忘れてしまうもの。
だから、何度も繰り返し復習して、頭に定着させましょう!
過去問をやり込む
英検準一級を目指す方が必ずやるべきなのが「過去問を何度も繰り返しやりまくる」こと。
英検の過去問をまとめた問題集を用意して、繰り返し何度も解きまくりましょう!
過去問を解きまくる勉強法は、
- 時間配分が身につき全問解けるようになる
- 英検の問題形式に慣れる
- 自分の解答と解説を見比べて対策できる(特にライティング)
- リスニングの音声を何度も聞ける=慣れる
といったメリットがあります。
TOEICは公式問題集を使いまくろう
TOEICスコアを伸ばしたいすべての方におすすめするのが
公式問題集でシャドーイング+本番練習
です!
TOEIC公式問題集とは、TOEIC本番の問題を開発しているETSという機関が作った問題集のことです。
この公式問題集を上手く活用することで、大幅なスコアアップが目指せます。
公式問題集を使ってシャドーイング
TOEICではリスニングスコアが総点数の半分を占めます。
つまり、リスニング力の向上はものすごく大切ということ。
TOEICのリスニングスコアを伸ばすために欠かせない勉強法が
公式問題集のリスニング音声でシャドーイングする
ことです。
アキラ
具体的な勉強手順については「TOEICリスニングで400点を超えるコツは?最強の対策法も紹介!」で詳しく解説しているので、リスニングが苦手な方はぜひ参考にしてください。
公式問題集を解きまくる
TOEICスコアを伸ばしたい方は
公式問題集を繰り返し解きまくる勉強法
を試してみてください。
公式問題集を何度もやり込むことで、TOEICテストに必須の時間配分を習得できたり、問題に慣れてスムーズに解答できるようになったりします。
アキラ
ボクが超おすすめする公式問題集を解きまくる勉強法については「TOEIC公式問題集の使い方!やり込み勉強だけで8割超える」で詳しく解説しています。
短期間のスコアアップならプロの力を借りる
TOEICで良い点数を取りたいと考えている方の中には、「可能な限り短期間でスコアを伸ばしたい」という方もいるはず。
そのような方は、TOEIC学習のプロを利用することも検討してみましょう。
例えば、TOEICに特化したコーチングサービスを利用することで、
- 自分に適した学習カリキュラム
- 専属コーチによる相談・フィードバック
- 科学的根拠のある学習法
などによって、スムーズな点数UPが期待できます。
また、TOEIC講座を利用すれば、スクールに通うよりも安価に効果の高いTOEIC学習が可能です。
アキラ
よくある質問|英検準一級とTOEICについて
最後に、よくある質問に回答していきます。
英検準一級のレベルを大学で表現するとどうなる?
英検準一級は「大学中級程度」のレベルです。
特にライティング・リーディング・リスニングにおいては非常に高いレベルの英語力が求められます。
TOEICと英検はどっちが難しいですか?
TOEICと英検は、それぞれ試験の特性が異なるため、簡単に比較することが難しいです。
ただ、TOEICと比較すると、英検の合否には「話す能力(スピーキング)」も必要になるため、対策すべきスキルが多いので難しいと感じる方がいるかもしれません。
英検準一級とTOEICはどっちが難しいですか?英検準一級をTOEICスコアに換算すると何点?
英検準一級を取得できる英語力がある場合、TOEICならおよそ730点~895点を取得できます。
TOEIC900点は英検だと何点?
TOEIC900点は英検だと準一級以上のレベルです。
英検準一級とTOEICの比較|まとめ
今回は「英検準一級とTOEICの比較」を行いました。
スコア換算や両者の違いなどを理解できましたでしょうか?
英検準一級とTOEICは似て非なる英語試験です。
自分が資格を取得する目的を明確にしてから、どっちの勉強を頑張るか決めるようにしましょう。
また、それぞれ必要な勉強法は異なります。
効率よく目標達成したい方は、ぜひ当記事で紹介した勉強方法を参考にしてみてください!
TOEICスコアの目安を確認!目標点数に必要な英語レベルは?