- TOEIC600点に必要な英語レベルはどれくらい?
- TOEIC600点は難易度が高い?
- TOEIC600点を取るための勉強時間や勉強方法は?
当記事では、TOEIC600点のレベル・難易度や就活などでの評価、必要な勉強時間と対策方法についてまとめています。
TOEIC600点台を目指す方にとって役立つ情報がつまっています!
ちなみに、当記事執筆者のアキラはTOEIC850点を取得しています↓
なので、この記事で解説する勉強方法の信頼性はお任せください。
それでは早速、TOEIC600点のレベル・難易度について解説します。
この記事で使用する”TOEIC”は「TOEIC Listening & Reading(L&R)」のことを指しています。
目次
TOEIC600点のレベルは?取得する難易度を解説
TOEIC600点というスコアは
- TOEIC受験生の平均的なスコア
- 英語力に加えて「TOEICに特化した対策」も必要
上記のようなレベルです。
TOEIC600点は初心者が目標とすべきスコア
「TOEIC勉強を始めたばかりの人」や「英語が苦手な人」がまず目標とすべきスコアが600点です。
以下の画像は、TOEICプログラムを運営するIIBCによって発表されたTOEIC平均点(2020年度)です↓
出典:TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料
600点というスコアが「受験生全体の平均」であることが分かります。
もう一つのデータも参照しましょう↓
出典:TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料
上画像は、TOEIC公開テストのスコア分布表(2020年度)です。
TOEICで600点以上(正確には595点以上)取得した受験生は「全体の上位56.7%」に位置します。
つまり、受験会場にいる人の2人に1人は600点以上取得していると考えられますね。
この数字を見てあなたはどう感じるでしょうか?
意外と目指せるスコアですよね!
これからTOEICを頑張ろうと思っている方は、まず600点台突破を目標にすると良いです。
TOEIC600点に必要な英語レベル
TOEIC600点を取るために求められる英語力は以下のような感じです↓
- 共通テスト(旧センター試験)の英語で8~9割ほど取れる
- 英検2級にギリギリ合格できる
- スピードが速いリスニングもある程度理解できる
高校で習う英語(単語や文法)がしっかり身についている状態でないと、600点を取得することは難しいです。
高校レベルの英語力が無いから無理かも…
もし英語力が不足していたとしても、「TOEIC特化の対策」を実践することで英語力不足をカバーできる可能性はあります。
TOEIC特化の対策は記事後半でご紹介しています。
TOEIC600点のレベルを大学で例えると「MARCH」
TOEIC600点の難易度を大学で例えると「MARCH」くらい
アキラ
偏差値で言うと「58~63」くらいです。
ボクが実際にTOEIC受験したり、周りの人の英語力+スコアを見たりして感じたのは、
MARCHに合格できる人が「対策なし」で
TOEICを受けたら600点くらいになる
ということ。
決して楽では無いけれど、正しい方法で勉強を継続すれば十分狙えるレベルです。
TOEIC600点は英検だと「2級」くらい
TOEIC600点を英検と比較すると
英検2級を獲得できるレベル
と言えます。
英検2級とTOEICの比較については「英検2級をTOEICに換算すると何点?どっちがおすすめか解説」でより詳しく行っているので、気になる方は参考にしてください。
TOEIC600点はすごいのか?
TOEIC600点は「最初の目標とすべきスコア」です。
そう言える理由の一つが
履歴書に記入できるスコアは600点から
と考えられているからです。
なぜ履歴書に記入できるスコアが600点からなのかについては「TOEICは何点から履歴書に書ける?データを見て確認しよう!」で詳しく解説しています。
大学生が600点を取得した時の評価
もしあなたが大学生でTOEIC600点を持っているなら、履歴書に記入できます。
600点は就活だとどんな評価を受ける?
以下画像は、「採用時にTOEICスコアをチェックするか?」という質問に対する企業の回答です↓
およそ半数の企業・団体が「TOEICスコアを気にしている」と答えました。
また、新卒採用時に基準とするスコアの平均が「540点」となっています。
このことからも、600点を取得していればある程度評価されることが分かります。
ただし、600点で満足できるかというと「そうではない」ので注意が必要ですよ!
社会人が600点を取得した時の評価
社会人がTOEICで600点を取得したらどのような評価を受けるのでしょうか?
結論は
です。
理由は、TOEIC勉強を頑張る社会人の多くが700点以上取得しているから。
社会人の多くが「転職活動」や「キャリアアップ(昇進や海外赴任など)」を目的にTOEIC勉強を行います。
そのため、学生よりも頑張って勉強している人が多く、700点台や800点台も珍しくありません。
もしあなたが転職等を成功させるためにTOEICスコアを伸ばしたいなら、600点では足りないです。
企業が求めるスコアなども把握して、もっと高いスコアを目指しましょう!
TOEIC600点を取得するために必要な勉強時間
600点を取るためにはどのくらいの勉強時間が必要ですか?
ボク自身、必要な勉強時間に関しては
自分の実力や対策法によって必要な勉強時間が異なる
と考えています。
当然のことながら、英語力が高い人(高校レベルはある)と低い人(中学レベルも不安)がいたら、全社の方が短い勉強時間で600点を取れます。
また、スコアUPに直結する対策法を行うことで、必要な勉強時間を短くすることが可能です。
なので、このくらいの時間をかければ600点が取れると断言することは難しいですよね。
大まかな目安でいいから知りたい!
という方のために、ボク自身のスコア進捗をご紹介しておきます↓
ボクのTOEIC初受験は480点でした。
初受験から4か月後に本気でTOEIC勉強をスタートして、「5か月後」に695点を取得しました。
ボクは600点を超えるのに5か月ほどかかってしまいましたが、この期間は勉強方法が定まっていませんでした。
もし最初から効果的な勉強法でTOEIC学習を継続すれば、ボクよりも短い期間(約3ヶ月ほど)で600点台を突破できると思います!
TOEIC600点に必要な参考書を紹介
ここでは、TOEIC600点を目指す方におすすめの参考書をご紹介します。
以下3つの参考書があれば、しっかり600点台を目指せます↓
- TOEICテストにでる順英単語
- TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!
- TOEICテスト 公式問題集
- 本当にこの3冊だけで大丈夫なの?
- なぜこの3冊が必要なの?
という方は「本当におすすめできるTOEIC参考書を紹介【2024年最新】」をご覧ください。
TOEIC600点を目指せる勉強方法
TOEICスコアに直結する対策を行えば、英語学習に苦手意識を持つ方でも600点を取得できます。
ここでは、TOEIC850点取得者のボクが実際に行った勉強方法を紹介します。
- TOEIC単語帳で暗記学習(毎日)
- TOEIC頻出文法を身につける
- 公式問題集のリスニング音声でシャドーイング
- 公式問題集を解きまくる
TOEIC単語帳で暗記学習(毎日)
TOEICスコアを伸ばすには「単語学習」が必須です。
TOEIC専用の単語帳を1冊用意し、ひたすら暗記学習を行いましょう!
英単語の勉強が苦手。なかなか覚えられない。
という方のために、コツを解説します。
- 一回の勉強は短時間(20分くらい)でOK
- 毎日必ず行う
- 単語は忘れるものと理解する
一回の勉強は短時間(20分くらい)でOK
TOEICの単語学習を行う際は、一回の勉強時間を短く設定しましょう。
15~20分程度でOKです。
理由は、長い時間単語勉強しても飽きる&覚えられないから。
一度の勉強時間を短くすることで、勉強をスタートしやすいし、継続しやすくなります。
毎日必ず行う
単語学習は「毎日」やるようにしてください。
単語勉強を習慣化することで、徐々にTOEIC頻出単語を網羅できるようになってきます。
単語学習を習慣化したいなら
「毎日必ず行うイベント」と単語学習を結び付ける
方法がおすすめ。
(例)
- 朝食を食べる前に単語を15分間覚える
- 通勤時間(電車の中)の20分間は必ず単語帳を開く
- 夜寝る前の20分で単語学習する
ボクは「通学時間の電車で単語帳を開く」というルールを設定して習慣化していました。
単語は忘れるものと理解する
「英単語をなかなか覚えられない」というのは普通のことです。
1・2回見ただけで単語を全て暗記できる人はほとんどいません。
「単語は忘れるもの」と理解して、毎日コツコツ勉強するようにしましょう。
忘れた→復習→また忘れた→復習…
この繰り返しで、やっと英単語が身につきます!
TOEIC頻出文法を身につける
TOEICのPart5・Part6を攻略するには「文法の知識」が必要不可欠。
もし高校レベルの英文法に自信が無いという方がいたら、先程紹介した文法書「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」を使って勉強することをおすすめします。
この参考書は「TOEICに出題されやすい文法」に特化して解説が行われています。
出るとこだけ!で勉強→分からない部分がある→専門的な文法書で復習
上記の流れで勉強を進めることで、効率よく文法知識を習得できます!
参考書で勉強することが苦手です…。
これまでに参考書を使った文法の勉強で挫折した経験がある方は、動画で学習する方法を試してみてはいかがでしょうか?
スタディサプリTOEICなら、分かりやすい動画講義でTOEICに必要な文法の知識を学習できます。
出典:https://eigosapuri.jp/toeic/
月額約3000円で、分かりやすい動画講義や問題演習、リスニング対策などスコアアップに必要なサービスがそろっています。
今なら7日間無料なので、この機会に利用してみましょう。
公式問題集のリスニング音声でシャドーイング
TOEICのリスニングは点数の半分(495点)を占めます。
リスニングセクションで大きくスコアアップできれば、600点取得は容易なものとなるでしょう。
リスニング対策として必ずやっていただきたいのが
公式問題集のリスニング音声を「ディクテーション+シャドーイング」
する勉強です。
ディクテーションとは、聞こえてきた英文を書き出すリスニング勉強法のこと。
シャドーイングとは、聞こえてきた英文を後追いしながら発生する勉強法のこと。
このディクテーションとシャドーイングを「公式問題集のリスニング音声」を使って行うことで、大きな効果を発揮します。
ボクはこの勉強法でリスニングスコアを430点にできました!
具体的な手順については「これだけで8割超える!TOEICのリスニングを伸ばす対策法を解説」で詳しく解説しているので、リスニングスコアを伸ばしたい方はぜひ参考にしてください。
公式問題集を解きまくる
TOEICスコアを効率よく伸ばしたい方は、ぜひ「公式問題集を解きまくる」勉強法を試してください。
公式問題集は本番と同じクオリティで作られているため、この問題集を何度も繰り返し解くことで
- TOEICの問題レベルに慣れる
- TOEICの時間配分が身につく
といったメリットが得られます。
ボクは公式問題集を解きまくる勉強法を継続したことで、スムーズに点数を伸ばすことができました。
公式問題集を解きまくる勉強法については「TOEIC公式問題集の使い方!やり込み勉強だけで8割超える」でまとめています!
独学で600点を超えるのが不安な方へ
- 英語の勉強が苦手で600点を超える自信が無い…
- 勉強を継続できずに悩んでいます…
独学で英語学習することに不安を感じている方、「英語学習のプロ」に力を借りるという方法も検討してみましょう。
最近では、専属コーチがTOEIC学習をサポートしてくれる「TOEICコーチングスクール」や、分かりやすい講義動画などでオンライン学習できる「TOEIC通信講座」が充実しています。
TOEICに特化したサポートを受けることで、現在の英語力に自信が無い方でも効率よく600点以上のスコアを目指せます!
TOEIC600点のレベル・難易度|まとめ
今回は「TOEIC600点のレベルや必要な勉強法」について解説してきました。
600点というスコアは、TOEIC初心者の方や英語が苦手な方が最初に目指すべきスコアと言えます。
ぜひ当記事を参考に、TOEIC600点を目指して勉強してみてください!
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