- TOEICスコアの正式名称って何?
- 履歴書への正しい書き方を知りたい
- TOEICスコアを履歴書へ書く際の注意点は?
就職活動や転職活動でTOEICスコアをアピールしたいなら、履歴書へ正しく記載しなければいけません。
この記事では、TOEICスコアを履歴書でアピールする際の「正しい書き方」について解説しています。
どうやって履歴書に書けばいいのか気になっている方は、ぜひ当記事の内容を参考にしてください!
目次
履歴書へ書く前に確認!TOEICの正式名称は?
TOEICとは、「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」が運営するテストプログラムのことです。
TOEICテストは必要な技能・テスト形式・難易度などの違いによって「5種類」に分けられます。
- TOEIC Listening & Reading Test
(↑一般的なTOEIC) - TOEIC Speaking & Writing Tests
- TOEIC Speaking Test
- TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
それぞれのテストの正式名称は上記の通り。
一般的にTOEICと表現されるテストは一番上の「TOEIC Listening & Reading Test」を指します。
履歴書に記載する表記はどれがいい?
履歴書で自分のTOEICスコアをアピールしたいなら、TOEICについて正式名称で記入すべきです。
「TOEIC Listening & Reading Test」って記入すればいいの?
もちろん誤りではありませんが、もっと短い表記で記入できます。
それが
TOEIC公開テスト
という表記です。
TOEIC公開テストと書けば、TOEIC Listening & Reading Testを受験したと理解してもらえます。
団体受験のスコアは表記が異なるので注意
TOEICテストを自分で申し込みをして個人で受験する場合は「TOEIC公開テスト」ですが、大学や企業内で一斉受験(団体受験)した場合は表記が異なります。
TOEICの団体受験は
TOEIC IPテスト
と表記します。
TOEIC公開テスト | TOEIC IPテスト | |
---|---|---|
申込方法 | 個人で行う | 団体が申し込みする |
受験場所 | 指定の場所 | 団体の教室等 |
スコア表の発送 | 個人宛 | 団体宛 |
スコア表の呼び方 | 公式認定証 | スコアレポート |
公開テストとIPテストにはいくつか違いがあるため、両者をしっかり区別して記入するようにしましょう!
表記の早見表
自分が持っているTOEICスコアの表記がどれか迷った時は、以下の表で確認してください↓
履歴書への表記早見表 | |
---|---|
TOEIC Listening & Reading Test (公開テスト) |
TOEIC公開テスト |
TOEIC Listening & Reading Test (団体受験 / IPテスト) |
TOEIC IPテスト |
TOEIC Speaking & Writing Tests | TOEICスピーキング&ライティング公開テスト |
そのため、ここでは省いています。
TOEICスコアの履歴書への書き方を解説
履歴書にTOEICの点数を記入する時の書き方を解説します。
といっても、特に複雑なことはありません。
- 今まで受験したTOEICの最高点を書く
- 記入するスコアを取得した日付を書く
- テストの正式名称を書く
上記3つのポイントを守って記入すればOKです。
上の画像が記入例です。
アキラ
TOEICスコアを履歴書へ記入する際の「疑問点」
TOEICの点数を履歴書へ記載する時に、いくつか疑問が生じます。
- 履歴書へ記載できる点数はどのくらい?
- IPテストの点数も有効?
- スコアの有効期限はいつまで?2年以内?
- 最高点と最新点はどっちを書く?
- 嘘を書いてもバレない?
それぞれの疑問点について解説します。
履歴書へ記載できる点数はどのくらい?
「履歴書に記入できる点数は○○点から」と厳密には決まっていないため、どれだけ低い点数を書いても問題はありません。
しかし、あまりにもスコアが低い場合は履歴書へ記載しても良いアピールにはなりません。
そのため「一定のスコア以上」は目指すべきです。
基本的に、履歴書に記入しても良いTOEICスコアは
600点以上
と考えられます。
- 600点以上から記入できる理由
- 500点台以下の点数がダメな理由
- 企業から高い評価を受ける点数
などについては、「TOEICは何点から履歴書に書ける?データを見て確認しよう!」で詳しく解説しています!
IPテストの点数も有効?
TOEIC IPテストの点数も履歴書に記入して良いの?
という疑問を持っている方がいるはず。
結論としては、
IPテストの点数も履歴書に書くことは可能
です。
これはTOEIC公式サイトでも明言されています↓
スコアレポートも公式認定証と同様に履歴書に書くことができるのか?
A:できます。ただし、提出先独自の指標を設けている場合があるため、スコアを活用する際には提出先へのご確認をお勧めします。
引用:よくある質問-IIBC
一点注意しておくべきなのは、IPテストは「公式認定証」が発行されないことです。
TOEIC公開テストとは異なり、IPテストでは「スコアレポート(個人成績表)とスコアロースター(成績一覧表)」が用意されます。
つまり、履歴書を提出する先が「公式認定証の提出を求めている」場合、公式認定証が発行されないIPテストの点数は認められない可能性があるということ。
もし不安な方は、履歴書の提出先に「IPテストの点数は有効か」確認することをおすすめします。
スコアの有効期限はいつまで?2年以内?
TOEICスコアの有効期限は「2年」だよね?
私の最高点数は3年前に取得したから、履歴書には書けない?
上記のような疑問を抱えている方がいるはず。
結論としては、
3年以上前に取得したスコアも履歴書に書ける
です。
「TOEICスコアの有効期限が2年間」という話を聞いたことがある方も多いと思いますが、それは勘違いです。
TOEICのスコア自体に有効期限は存在しません。
これも公式サイトに記載されています↓
そのため、取得したスコアが2年以内のものでなくても履歴書に記入できます!
ただし!
注意しておくポイントが2点あります。
- スコア証明書の提出が必要な場合
- 応募条件に「取得日の制限」がある場合
証明書の提出が必要な場合は注意!
基本的に、履歴書へTOEICスコアを記載する場合、公式認定証やスコアレポートなどを添付しなくても大丈夫です。
しかし、企業によっては「スコア証明書(公式認定証・スコアレポート)」の提出を求めるところがあるかもしれません。
ここで注意しなければいけないのが、
スコアレポート・公式認定証の再発行には有効期限がある
ということ。
つまり、
企業側が「公式認定証」の提出を求めている
↓
「公式認定証」が手元にないから再発行が必要!
↓
履歴書に記入したいスコアは3年前に取得したものだった!
↓
発行期間対象外のため、公式認定証を発行できない
↓
履歴書に書けない
上記のような場合は、3年以上前の点数を履歴書に書くことが難しくなってしまいます。
ちなみに、手元に公式認定証やスコアレポートがある場合(再発行しなくてもいい場合)は、3年以上前の点数でも大丈夫です。
応募条件に取得日の制限がある場合は注意!
企業の応募条件に
TOEIC600点以上(取得から2年以内のもの)
上記のような記載がある場合、3年以上前に取得したスコアは記入できないので注意してください。
最高点と最新点はどっちを書く?
最近受験したTOEICスコアが、前回よりも下回ってしまった。
最新の点数でなくても大丈夫?
履歴書に記入するスコアは最新のものでなくても大丈夫。
自分の「最高点」を記入するようにしましょう!
嘘を書いてもバレない?
嘘の点数を書いてもバレないのでは?
嘘で高い点数を書きたくなる方がいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
理由は、公式認定証やスコアレポートの提出を求められたら嘘をついていたことが確実にバレるから。
ほんの出来心でついた嘘のせいで「内定取り消し」になるのは非常にもったいないです。
アキラ
履歴書でアピールできる点数を目指すには?
- このままだと履歴書にTOEICスコアを記入できない
- できるだけ高い点数を書いてアピールしたい
という方は、早めに対策を進めておくことが大切です。
ただし、闇雲に英語を勉強してもTOEICスコアをスムーズに伸ばすことはできません。
「できるだけ効率よくスコアを伸ばしたい」ならスコアアップに直結する対策を行いましょう。
アキラ
おすすめの対策は「TOEIC 公式問題集」の活用です。
- 公式問題集のリスニング音声をシャドーイングする
- 公式問題集を繰り返し解きまくる
それぞれの勉強法については別記事で具体的に説明しているの、気になる方はチェックしてみてください↓
確実に、かつスピーディーにTOEICの点数を伸ばすにはどうしたらいい?
履歴書提出まで時間が無い方や、就職・転職活動に向けて確実に高い点数を取りたい方は、「英語学習の専門家に力を借りる」ことを検討してみましょう。
例えば、「パーソナルコーチサービス」や「(TOEICプランがある)英会話スクール」を利用すれば、英語学習が苦手な方でも安心してTOEIC学習を進めることができます。
パーソナルコーチサービスや英会話スクールよりも安価にプロの力を利用できるのが「通信講座」です。
コスパの良い通信講座は「安い+内容が充実しているTOEIC通信講座まとめ」で紹介しています。
TOEICスコアを正しく記入して履歴書でアピールしよう!
今回は「履歴書へのTOEICスコアの書き方」を解説しました。
履歴書を作成中の方は、ぜひ当記事を参考に正しい書き方で記入してください。