大学編入の合格を勝ち取るために、質の高い志望理由書の作成は欠かせません。
でも、この記事をご覧になっている編入受験生の多くが
- 大学編入の志望理由書はどうやって書けば良い?
- 志望理由書は大学編入の合否に関係する?
- 志望理由書の具体例を読みたい。
と考えているはずです。
そこでこの記事では、実際に大学編入を経験した筆者が、大学編入の志望理由書の書き方や例文を紹介します。
「ただ何となく」作成した内容の薄い志望理由書は、あなたを不合格にする危険性があります。
自分が作成した志望理由書の完成度に不安がある方は、ぜひ当記事を参考に志望理由書を作ってみてください。
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目次
大学編入の志望理由書は合否に影響する
大学編入の志望理由書を適当に作成することは絶対に避けましょう。
なぜなら、志望理由書は編入試験の合否に大きく影響を及ぼすからです。
大学編入で志望理由書を書かせる目的
出願時に志望理由書を提出させる目的は、大学側が受験生のことを把握したいからです。
特に、面接試験を設けている大学は、必ず志望理由書の提出が設けられています。
面接試験がある大学では、志望理由書の提出が必要。
一方、面接試験がない大学では志望理由書の作成が必要ありません。
筆者は「合計5校」の編入試験を受けましたが、面接のない2校(中央大学・明治学院大学)では志望理由書を作成しませんでした。
編入試験の面接官は、提出された志望理由書にあらかじめ目を通しています。
その中で、「気になった点」や「もっと詳しく聞きたいこと」を面接時に質問してきます。
編入試験の面接時、面接官は「何かの紙」を見ながら質問をしてきます。
その紙とはおそらく、事前に提出している志望理由書です。
- 「あなたは起業することに興味があるようですが、○○という活動をご存知ですか?」
- 「経済学を深く学びたいそうですが、これまでどのように勉強してきましたか?」
など、志望理由書を読んでいないと出てこないような質問を聞かれる場面がありました。
面接官は、志望理由書の内容をもとに質問してくる可能性が高いということです。
質の低い志望理由書は「面接」に悪影響
質の低い志望理由書を作成してしまうと、面接の結果に悪い影響を与えます。
なぜなら、編入試験の面接では「あなたがこの大学に編入したい理由を教えてください(=志望理由)」と「ほぼ100%」聞かれるからです。
この質問に対して、面接官を納得させる解答ができないと、編入に対しての本気度が足りないと懸念されてしまいます。
また、志望理由書を真剣に作成する過程で、面接時の回答の質も高まります。
「質の高い志望理由書を作る」過程で
●自分が編入したい理由
●将来の目標とその理由
●編入してからの具体的な活動
などを深く理解・整理することができる
⇓その結果
面接試験で丁寧・的確な回答ができる
私自身、自分の思考・意見を整理して何度も書き直したことで、面接時にスラスラ回答できるようになっていました。
大学編入の面接試験については、「大学編入の面接対策|実際に聞かれたことも紹介」でも詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
大学編入の志望理由書を作成する手順
大学編入成功のためには、集中して志望理由書を作成する必要があることを説明しました。
ここからは、質の高い志望理由書を作成するための「手順」を解説します。
「大学編入の志望理由書をどうやって書けば良いのか分からない」という方は、以下の手順を参考にしてみてください。
①志望理由書の構成を理解する
まずは「志望理由書の構成」を理解することから始めましょう。
志望理由書は「必ずこのように書かなければいけない」と決まっているわけではありません。
しかし、志望理由書を読む人=面接官に好印象を与える構成があります。
特定の規定※注が無い場合は、上記の構成を意識することで「伝わりやすい」志望理由書を作成できます。
大学・学部によっては「志望理由書作成のルール」が指定されているケースがあります。
たとえば、上智大学の編入試験では「志望理由(800字以内)」の他に「学業計画書(1,200字以内)」の作成が求められます。
参考 編入学試験(3年次)上智大学(現在募集を行っていませんが)ボクが受験した早稲田大学商学部では
- 入学してから学習したい分野+その理由(1,000字)
- 卒業後の進路+その理由(1,000字)
という規定がありました。
このように大学側から「内容」や「文字数」を指定されている場合は、上記で紹介した構成が当てはまらない可能性があります。
①導入
志望理由書の書き始めは「どんな理由で編入学を希望するのか」を簡単に伝えることが基本です。
志望理由書であるにもかかわらず、志望理由とは関係の無い話(=自分の過去の話、今勉強していることetc.)から始めるのはNGです。
最初の文章で「この人何を伝えたいのだろう?」と思われてしまうと、残りの文章を読んでもらえなくなる可能性があるので注意してください。
- 私は将来~~したいと考えている。貴学◇◇学部には~~するために必要な能力が身につく環境(ゼミ,講義etc.)が整っているため、編入学を希望している。
- 私は貴学◇◇学部の「○○」という制度に強い魅力を感じている。この制度を活用することで、将来の目標である△△を達成できると思い、貴学◇◇学部への編入学を志望している。
②大学編入の志望理由ⅰ
導入文の次に書くべきは内容は以下の2点です。
- 自分が学びたい学問・専門分野+その理由
- 将来の夢・目標+その理由
この部分で、自分が考えていることを「理由も含めて具体的に」伝えるようにしましょう。
- 私は現在、行動経済学に強い関心を抱いている。行動経済学に興味を持ったきっかけは~~である。
- 私には「○○」という目標がある。この目標を抱いた理由は~~である。
③大学編入の志望理由ⅱ
第二段落で「自分の考え=(学びたい学問・将来の目標)」を具体的に伝えたら、次に以下のことを伝えましょう。
その大学・学部に編入することで「自分の考え・目標」が実現できる
つまり、この部分で
- なぜその大学・学部なのか?
- 他の大学・学部ではダメなのか?
- 今いる環境では「自分の考え」を実現できないのか?
を明確にさせます。
「なぜその大学・学部に編入しないといけないのか」を伝えることができれば、面接官に良い印象を与えられます。
その大学・学部でないといけない理由を見つけるのが難しいと感じる方は、具体的な志望理由を見つける方法までジャンプしてください。
④編入後の活動
具体的な志望理由を書き終えたら、「編入した後どのような活動をしていくか」を明確にしましょう。
大学側は、大学編入して終わりではなく、大学編入した後もさらなる成長を目指して努力できる学生を求めます。
大学に貢献してくれる勤勉な人という印象を与えるためにも、編入後の具体的な活動指針をまとめましょう。
- 在学中に「取得が困難な資格を目指す」
- 大学の環境を使って勉強し「将来の目標を達成したい」 etc.
⑤まとめ
最後に「志望理由」をまとめます。
以上で述べてきたように、~~という理由で貴学◇◇学部への編入を志望する。
②書くべきこと・書くべきでないことを理解する
大学編入の志望理由書の構成を理解したら、次に「書くべきこと・書くべきでないこと」を把握しましょう。
特に「書くべきでないこと」を理解していると、ズレた内容を避けることができます。
- 興味を持っている学問・専門分野とその理由
- 将来の目標・夢とその理由
- なぜその大学・学部に編入しないといけないのか
- 編入した後、どのような大学生活を送りたいか
- 大学卒業後、どのような進路を考えているか
- 一般論
→当たり前のことだけ書くのはNG! - 大学パンフレットやサイトを見れば分かること
→あまり調べていないと思われるかも! - どの大学にも当てはまること
→「別のところに行けば」とツッコまれる! - 学歴に関すること
→学歴コンプレックスや受験失敗については書くべきでない!
志望理由書の中で「一般論だけを延々述べる」ことや「どの大学でもあてはまることをひたすら書く」のはやめて下さい。
理由は「あなただけの志望理由」にならないからです。
「その大学だからこそ」を書くようにしてください!
それから、「学歴を変えるために編入したい」という内容もNGです。
③自分が書くべきことを箇条書きで出す
次に、上記で挙げた「書くべきこと」を箇条書きでどんどん出していきましょう。
この作業は自分の思考を整理するためにとても大切です。
書くべき内容を明確にしないまま志望理由を書き始めても、良い文章を作ることができません。
まずは
- 自分が学びたいこと
- 将来の目標
- 志望大学の特徴
- 興味のある授業・ゼミ・教授
などをたくさん挙げて「書きたい内容」をザックリ把握することから始めてください。
そうすることで、読みやすく整理された文章を作成できます。
④構成に合わせて「自分の言葉」で作成する
書くべきことが一通りまとまったら、上記で紹介した構成に合わせて「自分の言葉」で文章を作っていきましょう。
文章を作る際に大切なのは「自分の言葉」で書くこと。
- 誰かに書いてもらう
- 誰かが書いた文書をマネする
といった行為は絶対にやめてください。
理由は、自分の言葉で書いた文章でないと、面接試験で上手に伝えられないからです。
面接試験で自分の考えをしっかり伝えることができるように、自分の頭と言葉を使って志望理由書を書くようにしましょう!
大学編入の志望理由書作成ポイント・注意点
当記事をご覧になっている方は
せっかく志望理由書を提出するなら、できるだけ良い印象を与えたい
とお考えのはず。
そこで、相手に良い印象を与えるために意識すべきポイントを4つご紹介します!
- 「なぜその大学なのか?」を伝える
- 「だ・である」調を使う
- 最後の行・マスまで記入する
- 必ず誰かに「添削」してもらう
「なぜその大学なのか?」を伝える
効果的な志望理由書を作成するためには、以下を明確化し、伝える必要があります。
- なぜその大学に編入したいのか
- なぜ他の大学ではダメなのか
ただ何となくで志望理由書を作成すると、「どこの大学にも当てはまるような内容」が出来上がってしまいます。
- 「貴学は就職率が高いので」
→だいたいどの大学も高い就職率をアピールしてる - 「貴学は外国語教育に力を入れていて」
→外国語教育をアピールしている大学はいっぱいある - 「貴学で経営戦略を勉強したい」
→他の大学の経営戦略論でも良いのでは?
「その大学だからこそ」を探す方法
志望校に特化したポイントを見つけるコツは、「自分のやりたいこと・学びたいこと」と「大学の授業と教授」を結び付けることです。
自分がやりたい・学びたいこと+大学の授業または教授=【志望校に特化した内容】
まずは志望理由書を作成する前に、
- 自分がやりたいこと
- 将来の目標
を明確にします。
その次に、志望校のホームページやシラバスなどを参考にして「自分の目標を達成するために必要な授業や教授」を探します。
この作業をするだけで、志望校に特化した(他の大学には当てはまらない)志望理由を作ることができます。
以下は、私が志望理由書を作成する際に行って手順です。
→早稲田大学には「都市論」「経済戦略」などの授業がある
→早稲田大学には「経済政策」を研究する有名な教授(=もちろん他の大学には所属しない人)がいる
志望理由書作成時に「注意したほうがいい人」
志望理由書作成時に気をつけて欲しいのが「学歴コンプレックスの解消を目的に大学編入を目指している人」です。
「大学の名前」や「偏差値」だけを見て志望校を選んでいる人は、誰でも言えそうな志望理由書しか作成できないケースが多いです。
「学歴コンプレックスを解消したいです」のような志望理由書は、本心だとしても書くべきではありません。
上記で紹介した手順を参考に、「この大学じゃないとダメ」と熱意を持って言えるようなポイントを探すようにしてください。
ちなみに、学歴コンプレックスの解消を目的に大学編入を目指すこと自体、私は悪いと思いません。
私自身も最初はその理由で大学編入を目指していました。
自分を成長させるため・環境を変えるために行動を起こすことは素晴らしいです。
「だ・である」調を使う
志望理由書は基本的に「だ・である」調で作成すべきです。
「だ・である」調とは、文末を断定的に終わらせる書き方のこと。
- 私が貴学を志望する理由は~~だからである。
- 私は将来、~~になりたいと考えている。
- 貴学に編入した後は、~~に力を入れて取り組みたい。
それ以外の書き方として「です・ます」調がある。
- 私が貴学を志望する理由は~~だからです。
- 私は将来、~~になりたいと考えています。
- 貴学に編入した後は、~~に力を入れて取り組みたいです。
最も気を付けないといけないのは「だ・である調」と「です・ます調」を混同させること。
【ダメな例】
私が貴学を志望する理由は~~である。貴学に編入した後は、~~に力を入れて取り組みたいです。
最後の行・マスまで記入する
志望理由書は「最後まで書く」ようにしてください。
これは「心証(心に受ける印象)」の問題です。
似たような内容の志望理由書を書いている人が2人いた場合、
- Aさん→「目一杯」志望理由書を記入している
- Bさん→志望理由書の半分までしか記入していない
どちらの方が心証が良いでしょう?
志望理由書や面接試験はどれだけ相手(大学側の人)に良い印象を与えられるかが重要です。
志望理由書はしっかり最後まで記入してください!
必ず誰かに「添削」してもらう
志望理由書を作成したら、必ず誰かに見てもらう・添削してもらうようにしてください。
人間は、自分で作った文章を過大評価してしまうため、必ず他の人に志望理由書を見てもらい、改善すべき点が無いか確認しましょう。
他人に見てもらうことで、自分では気づかなかった誤字・脱字が見つかったり、伝わりづらい文章を指摘してもらうこともできます。
- 周りに志望理由書を見てもらえる人がいない…
- 添削は誰にやってもらえば良いの?
身近に添削を依頼できる人がいない方は、ぜひ私に添削をご依頼ください。
合計4校の編入試験に合格した筆者が、あなたの志望理由書の添削をお手伝いします!
現在、志望理由書の添削依頼を受け付けています。
【サービス概要】
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- 通常3日以内に添削して提出
- 大学・学部・学科は問わない
- 料金:6,000円
※依頼状況によって値上げの可能性があるため、ご注文はお早めにお願いします
※上記の料金は1校分です
【ポイント】
- 基本的なやり取りは「ココナラ」で
- 提出はWordファイルでお願いします
- Wordファイルには、添削が必要な文章の他に「出願する大学・学部」「出願日」「その他伝えておきたいこと」の記入をお願いします
【合格実績】
大阪大学や東京外国語大学など多数(ココナラのコメント欄で評価もご覧になれます)
【出品者の経歴】
- 専門学校から早稲田大学商学部へ3年次編入
- 東北大学・中央大学・明治学院大学の編入試験にも合格
これまで志望理由書を添削した方の中には、大阪大学や東京外国語大学など、レベルの高い大学に合格している方もいます。
ぜひお手伝いさせてください!
もし私以外の方に依頼したいという場合でも、「ココナラ」なら、志望理由書の添削を行っている方々を見つけることができます。
- Sunny623様
→大学入試の志望理由書等の出願書類の添削をします - 大学編入・大学院受験センター様
→大学編入・大学院の志望理由書、研究計画書添削します - かとう・国語作文論文指導の専門家様
→大学院入試・大学編入試験の志願書類添削いたします
上記の方々はココナラ内の評価も非常に高く、安心して添削を任せることができるでしょう!
添削を依頼するには一定の料金がかかってしまいますが、プロの添削を受けることで編入の成功確率は確実に高まります。
ぜひ添削サービスの利用を検討してみてください。
【実際に合格】志望理由書の例文を紹介
編入試験に合格した人の志望理由書を見てみたいという方が多いと思うので、私が実際に提出した志望理由書を紹介します。
今回紹介するのは「早稲田大学商学部」に提出した志望理由書です。
早稲田大学商学部3年次編入の志望理由書は、以下2つの問に対して「1,000文字以内(句読点・改行を含む)」で回答する形式でした。
- 早稲田大学商学部に入学したら、どのような分野の勉強をしたいと思っていますか。その理由についても述べなさい。(1,000文字以内)
- 早稲田大学商学部を卒業した後、どのような進路に進みたいですか。その理由についても述べなさい。(1,000文字以内)
私は、地方経済衰退問題に関する研究を行う上で求められる経済・産業の分野に関する学習と、企業で働くために必要なビジネス能力の構築に力を注いでいきたいと考えている。
私は現在、地方経済の問題に興味を持っている。その問題に興味を持つきっかけとなったのは、自分の出身地が衰退しているというニュースを目にしたことだ。そこでは、生産年齢人口が年々減少していき、高齢者の数が増加することで、企業の生産力も低下し、地域経済が衰退しているという状況にある。また、これに関連した問題として、都市の一極集中問題も非常に深刻であることを知った。地方から人やモノといった資源が放出し、それらが都市に集中することで、都市では災害が発生したときのリスクが増幅している。また当然、都市と地方の所得格差がさらに広まるなどの問題も深刻化している。自分の地元がそのような状態あること、また都市と地方の格差が拡大を続けていることを知り、それらを打破するための効果的な解決策にはどのようなものがあるのかを研究したいと考えるようになった。そこで、貴学の「経済政策」や「都市論」といった講義を受講し、都市や地方で起きている問題を詳細に分析し、その解決のためにどのような経済政策が求められるのかを学んでいこうと考えている。特に、○○教授の「経済政策」や「基礎経済学」の講義を受講することは、この地方・都市問題の学習にとどまらず、日本経済と世界経済を俯瞰する力も養うことができると考える。新聞記事やニュースで目にする経済問題に対して、その内容を理論的に理解し、考察する力を身につけられる機会になるはずである。
加えて、学部を卒業した後、企業に勤めて働き、その後起業したいと考えている私にとって、ビジネス活動で必要となる能力を身につけることは重要である。そのために、貴学の特色ある授業の一つである、貴学・提携講座を利用したいと思っている。この講座を受講して、ビジネスの最先端の情報を吸収し、自分がビジネス社会に出た際に活用できる能力を身につけたい。さらに、「経営戦略」や「マーケティング戦略論」の講義も受講したいと考えている。
以上の理由から、私は貴学の商学部において、経済政策論を中心とした経済学・産業学分野の学習、そして自分が就職するときに役立つ能力を取得するための学習に力を入れていこうと考えている。(980文字)
私は将来、故郷の衰退の改善に貢献できるような魅力ある企業を創設し、より良い企業活動を行っていきたいと考えている。
私の地元である岩手県では、衰退が進んでいる。地方衰退の原因の一つと言われているのが、その地域の人口減少、特に生産年齢人口の減少である。これは、働く人を求める企業が少なかったり、地方企業よりも都市部の企業の方が高所得であったりすることが要因となっている。岩手県でも毎年、就職を機に、職を求めて都市部へ多くの人口が流出しているという報告がされている。労働人口が減少すれば、その地域の生産能力は低下してしまうため、衰退はより速いスピードで進んでしまう。衰退を抑制するためには、有能な人的資本を他の地域に移動させないようにすることが必要である。このことから、地方地域に多くの雇用を創出して、都市部への人口流出を妨げることで、地方衰退を改善できるのではないかと私は考える。そのためには、その地域に多くの雇用を生み出せる力とそこで働きたいと思わせる魅力を持つ企業の存在が必要である。私は、地方の雇用を活性化させることができる企業を生み出すことで、地元が衰退していくことを食い止めて、成長・発展できるように貢献していきたいと考えている。
しかしそのような企業を創設して成長させることに成功し、地元の発展に貢献していくためには、多くの知識や経験、資金やノウハウを蓄積する必要がある。そのため、大学卒業後は企業に就職し、そこで実際にビジネスマンとして働くことで、経験してみないと学ぶことのできない企業経営の仕組みを理解したい。また、企業や社会を取り巻く経済の流れを読み取りながら、「経営者としての人柄や脂質」、「戦略を立案し、それを実行に移す能力」、「ヒト・モノ・カネ・情報をマネジメントする力」など、より実用的な能力も身につけていきたい。また岩手県という土地に企業を創るうえで、どのような強みや弱みが存在するのか、どのようなマーケットを利用していくのかなどについても、この期間で組み立てていきたい。このように、企業に勤めながら、自らの会社を持つための準備をしたいと考えている。
多くの経験や知識を吸収した後、構築した能力を活かして自分の地元で起業し、その会社を成長させて、能力ある企業にし、地元の活性化に貢献したい。(958文字)
大学編入の志望理由書に関するよくある質問
最後に、編入学の志望理由書を書いている途中に不安に感じる「よくある質問」について回答していきます。
大学編入の志望理由書は「ですます」で書いても良い?
ですます調で編入の志望理由書を書くべきではありません。
大学編入の志望理由書では必ず「だ・である調」で記載するように意識してください。
大学編入で志望理由書がないところもありますか?
編入試験を実施する大学の中には、志望理由書の提出が必要ないところもあります。
志望理由書のあり・なしは、基本的に以下の法則に当てはまります。
- 面接試験がある大学→志望理由書がある
- 面接試験が無い大学→志望理由書もない
ただし、面接が無い大学でも志望理由書の提出が必要な可能性もあるので、志望校の募集要項はしっかりチェックしましょう。
大学編入の志望理由書で教授の名前は挙げるべき?
志望理由書の中で教授の名前やゼミの名前を挙げることで、より具体的な(編入したい理由が明確な)志望理由書になります。
自分の志望理由書を他の受験生と比べて具体的なものにしたいと考えている方は、ぜひ事前に教授名やゼミ名などを調べておいて、志望理由書内で書いてみるといいでしょう。
(例)
- ○○教授の~~という講義を受講したい。理由は~~。
- 将来の目標達成に必要な△△という専門知識を習得するために、○○教授の~~ゼミに入りたい。
大学編入の志望理由書を添削してくれるサービスはありますか?
大学編入の志望理由書を添削するサービスは存在します。
編入試験に特化した予備校・オンライン予備校の添削サービスを利用することで、質の高い志望理由書作成を目指せるでしょう。
また、当記事を作成している筆者も志望理由書の添削をサポートしています。
気になる方は「【最短1日】早稲田大学合格者が大学編入の志望理由書を添削します」をご覧ください。
大学編入の志望理由書まとめ
今回は「大学編入の志望理由書」について、書き方や例文などをご紹介してきました。
志望理由書はあなたが思っているよりも合否に影響を与えます。
手を抜かず、精一杯作成するようにしてください!
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