通信制大学のデメリットは?メリットも理解して正しい選択を!

  • 通信制大学のデメリットを知りたい
  • 通信制大学のメリットは何がある?

通信制大学への入学に興味がある方に向けた記事をご用意しました。

当記事では、通信制大学のデメリットとメリットを解説します!

通信制大学というシステムが自分に向いているか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

通信制大学のデメリットを4つ紹介

早速、通信制大学のデメリットについて解説していきます。

考えられるデメリットは以下の4つ↓

デメリット
  • キャンパスライフがない・人間関係を作りづらい
  • 自己管理が大変
  • 質問の返答に時間がかかる
  • スクーリングに時間・費用がかかる

キャンパスライフがない・人間関係を作りづらい

通信制大学のデメリットの一つに

キャンパスライフがない・人間関係を構成しにくい

というものがあります。

通信制大学ではスクーリング(面接授業)で実際にキャンパスに行くことはありますが、基本的に自宅学習やオンライン学習で単位取得を行います。

そのため、学生や教授と会う機会が極端に少ないです。

通学制の大学のように、同じ大学内で友達を作ったり、サークルや部活などのコミュニティに参加したりすることに憧れを持つ方は注意しなければいけないデメリットと言えます。

自己管理が大変

通信制大学に入る際は

自己管理が大変

というデメリットに注意しましょう。

通信制大学は「時間や場所の拘束」がありません。

時間割や指定の教室などがなく、自分の好きな時間に好きな場所で学習することができます。

一方で、スケジュールやモチベーションを自分でしっかり管理できないと、学習を継続できずに単位を落としてしまう人も多いです。

実際のところ、通信制大学は通学制の大学と比較して「卒業率が低い」と言われています。

卒業率が低い原因の一つとして考えられるのが、自己管理の難しさ。

スケジュール管理やモチベーション維持を意識しながら勉強を進める必要があります。

質問の返答に時間がかかる

通学制大学の場合は、授業の中で分からないことがあった時にすぐ教員に質問することができます。

一方で、通信制大学ではメールか郵送で質問を送らなければいけません

質問に対する返答もメールや郵送などで送られてくるため、「分からない→質問する→返答を読む」までに時間がかかってしまいます。

分からないことが生じたい場合、すぐに回答を得ることが難しいというデメリットを事前に理解しておくようにしましょう。

スクーリングに時間・費用がかかる

通信制大学のデメリットとして

スクーリングに時間や費用がかかる

というものが挙げられます。

MEMO

スクーリングとは実際に大学へ行って対面授業を受けることを指し、面接授業とも呼ばれます。

スクーリングが課される大学の場合、受講しないと単位を取得できません。

スクーリングが実施される教室が住んでいる場所から遠いと、移動費や前泊費などがかかってしまいます

スクーリング受講が必要な通信制大学では、スクーリングの日程や会場をパンフレットや公式サイトで確認できるので、事前にチェックしておきましょう。

また、通信制大学の中にはスクーリングが一切必要ないところもあります。

アキラ

上記で紹介したデメリットを把握しておくことで、事前に必要な準備を行うことができます。

通信制大学のメリットを5つ紹介

上記では通信制大学のデメリットを紹介しましたが、もちろん「魅力的な点」もあります!

通信制大学のメリットは以下の通りです。

メリット
  • 学費が安い
  • 入学試験がない
  • 大卒資格が手に入る
  • 自分のペースで勉強できる
  • 入学方法・在学方法の種類が豊富

学費が安い

通信制大学のメリットとして一番に挙げられるのが

学費が安い

ことです。

通学制の大学と比較すると、通信制大学は卒業までにかかる学費が圧倒的に安いという特徴があります。

以下の表は、入学年に必要となる学費です↓

通信制大学 通学制大学
(国立大学)
通学制大学
(私立大学)
入学金 30,000円 282,000円 230,000円
授業料 150,000円 535,800円 800,000円
その他費用 10,000円 160,000円
合計(初年度) 190,000円 817,800円 1,190,000円
MEMO

上記表の金額は

  • 通信制大学と私立大学
    →平均的な金額
  • 国立大学
    →文部科学省が定める標準額

で記載しています。

大学や学部ごとに細かい金額は異なりますが、通信制と通学制の学費の差はおよそ上記の通りです。

アキラ

学費を抑えつつ大学を卒業したい人にとって非常にありがたい特徴ですよね!

入学試験がない

通信制大学には

入学試験がない

というメリットがあります。

通学制大学の場合、共通テストや大学ごとの入試試験を突破しなければ入学できません。

そのため、志望校に合格できるように一生懸命受験勉強する必要があります。

一方で、ほとんどの通信制大学は「入学試験がない」ため、出願条件さえ満たしていれば確実に入学できます

仕事やアルバイトなど、試験勉強に使える時間が無い人にとって非常に魅力的な特徴と言えます!

注意
通信制大学によっては、入学試験が設けられている場合があります。

(例)早稲田大学人間科学部 eスクール

大卒資格が手に入る

通信制大学を卒業すれば、大卒資格(学士)が手に入ります

時々、「通信制大学を卒業しても学歴にならないのでは?」と不安に感じる方がいるようですが、それは誤りなので安心してください。

通信制大学を卒業すれば「大卒」扱いになります!

通信制大学は学歴にならない?評価されないは誤解です!

注意
通信制大学に「科目履修生」として入学した場合、学士は取得できないので注意しましょう。

アキラ

就職活動や転職活動の履歴書でも「大卒」としてアピールできますよ。

自分のペースで勉強できる

通信制大学のメリットとして

自分のペースで勉強ができる

という特徴を紹介します。

通学制大学の場合、時間割が決められていて、決まった時間・決まった場所で勉強しなければいけません。

一方、通信制大学では「テキスト授業」か「映像授業」を通じて自分で学習を行います。

好きな場所・好きな時間に学習できるので、仕事や家事などで自由な時間を確保できない社会人の方や、勉強以外の目標に向かって行動している学生におすすめです。

入学方法・在学方法の種類が豊富

通信制大学には「入学方法や在学方法の種類が豊富」という特徴があります。

入学方法

通信制大学は通常通り「1年生から」入学する方法の他に、「3年生からの入学(=編入学)」を認めているところもあります。

大学編入とは?編入学するには何をすべきか経験者が解説!

通学制大学でも編入学を認めているところは多いですが、大学ごとに用意された編入試験に合格しなければいけません。

一方、通信制大学の編入学は「試験が設けられていない」ため、出願資格を満たせば誰でも3年次編入できます。

\\ 編入できる通信制大学の一例 //

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在学方法

通信制大学では自分に合った「在学方法」を選択できます。

  • 正科生
  • 科目履修生

「正科生」とは、大卒資格を目指すための在学方法です。
学士を取得したい人は正科生として入学するようにしましょう。

「科目履修生」とは、学びたい専門科目だけを学習できる在学方法です。
科目履修生として入学すると、大卒資格(=学士)は取得できません。

すでに大卒資格を所有する人や、効率よく興味のある分野を学びたい人は科目履修生として入学するという選択もあります。

注意

在学方法の呼称などは通信制大学ごとに異なるため、しっかり確認するようにしてください。

通信制大学を選ぶ際のポイントを紹介

通信制大学の悪い点・良い点をそれぞれ紹介してきました。

「自分にとってデメリットよりもメリットの方が大きい」と感じた方は、通信制大学への入学を検討してみることをおすすめしたいです。

どうやって通信制大学を選べば良いのだろう?

ここでは、通信制大学を選ぶ際のポイントを紹介します↓

ポイント
  • 興味のある分野を学べるか調べる
  • スクーリングの有無や頻度を調べる
  • 大学のサポート体制(就職支援など)を調べる

興味のある分野を学べるか調べる

通信制大学によって、学習できる専門科目・分野が異なります。

そのため、通信制大学選びでは「興味のある分野を学習できるのか?」という視点を持っておくようにしてください。

一例を紹介!
  • 法学を学べる通信制大学
    →法政大学
    →日本大学
    →中央大学 etc.
  • 経済学を学べる通信制大学
    →法政大学
    →ネットの大学 managara
    →日本大学 etc.
  • 経営学を学べる通信制大学
    →北海道情報大学
    →ネットの大学 managara
    →帝京平成大学 etc.
  • 教育学を学べる通信制大学
    →聖徳大学
    →創価大学
    →明星大学 etc.
  • IT・情報学を学べる通信制大学
    →サイバー大学
    →東京通信大学 etc.

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スクーリングの有無や頻度を調べる

通信制大学では、定期的なスクーリング(対面授業・面接授業)が設けられているケースが多いです。

スクーリングを受講できないと単位取得に影響が出るので、

  • スクーリング会場はどこか?
  • スクーリングの日時はいつか?

などを調べておくようにしましょう。

また、スクーリングが大変・面倒くさいと感じる場合は「スクーリングが一切ない通信制大学」を選ぶという選択肢もあります。

アキラ

全てがオンライン完結で、スクーリングが一切不要の通信制大学もあります↓

大学のサポート体制(就職支援など)を調べる

大学側がどのくらい学生をサポートしてくれるかについて事前に調べるようにしましょう。

特に、通信制大学を卒業した後に企業へ就職しようと考えている方は「就職活動の支援体制」をチェックしておくことが大切です。

ちなみに、就職活動に強い通信制大学を2つ紹介しておきます↓

上記2つの大学は就職支援制度が充実しており、卒業後に就職したい方にとって心強い通信制大学と言えます!

アキラ

事前に通信制大学の特徴を理解しておくようにしましょう。

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メリット・デメリットを理解して通信制大学を選ぼう!

今回は通信制大学のデメリットとメリットについて解説してきました。

最後にもう一度デメリットとメリットをそれぞれまとめておきます。

デメリット
  • キャンパスライフがない・人間関係を作りづらい
  • 自己管理が大変
  • 質問の返答に時間がかかる
  • スクーリングに時間・費用がかかる
メリット
  • 学費が安い
  • 入学試験がない
  • 大卒資格が手に入る
  • 自分のペースで勉強できる
  • 入学方法・在学方法の種類が豊富

通信制大学への入学を検討されている方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

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