TOEICで自慢できる点数は?高いスコアを目指すメリットも解説

「TOEICで自慢できる点数は何点?」という疑問を抱えている方に向けた記事をご用意しました。

当記事では、TOEIC受験者の平均点やスコア分布、企業や大学などが求めるTOEICスコアを参考に、自慢できる点数について徹底解説していきます。

せっかく時間をかけて勉強するなら、できるだけ高い評価を受けるTOEICスコアを取りたいですよね。

目標スコアが決まっていない方は、ぜひ当記事の内容を参考に目標設定してみてください!

記事後半では、TOEIC850点取得者の筆者が実際に行った「目標スコアを達成するための勉強法」も解説しています。

TOEICで自慢できる点数は何点から?

自慢できるTOEICスコアは800点以上

早速、すごいと評価されるTOEICスコアを発表しましょう。

その点数とは

TOEIC800点以上

です!

TOEICで自慢できる点数は800点以上

TOEICで800点以上取得することができれば、すごいと評価されるでしょう。

TOEICテストを実施している団体であるIIBCが公表したスコア分布を見ながら、TOEIC800点以上で自慢できる理由を考えてみましょう。

IIBC発表のTOEICスコア分布

出典:TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料

上表の内容をまとめると

TOEIC受験者のうち

600点以上(正確には595点以上)取れる人は「全体の56.7%」

700点以上(正確には695点以上)取れる人は「全体の35.7%」

800点以上(正確には795点以上)取れる人は「全体の17.4%」

であることが分かります。

TOEICを受験している人のうち、800点以上取れる人はわずか17%しかいない

このように見ると、800点以上取ることがいかに難しい、かつすごいと評価される数字であるか理解できると思います。

TOEIC900点以上ならかなりすごい

さらに900点以上のスコアを取れたら、いよいよ強めに自慢できる数字と言えます。

上記表を見れば分かるように、900点以上(正確には895点以上)取れている受験生は「たった4.6%」しかいません。

TOEICで900点以上取れている人はものすごく希少な存在です!

自慢できるTOEICスコアを目指すメリットは?

自慢できるTOEICスコアが800点以上ってことは分かったけど、そのスコアを目指すメリットはあるの?

ここから、TOEIC800点以上伸ばすことで得られるメリットをご紹介します。

得られるメリット
  •  就職・転職活動で高い評価を受ける
  •  昇進・昇格・海外赴任時の判断材料となる
  •  進学試験で有利になる

 就職・転職活動で高い評価を受ける

すごいと評価される点数(=800点以上)を取得できれば、就職や転職活動で高い評価を受けることができるでしょう。

なぜなら、近年ますます「英語ができる人材」の需要が高まってきているからです。

TOEIC Programを運営するIIBCが「企業・団体における英語教育・英語活用の実態調査」を実施しています。

その結果がこちら↓

IIBCの調査結果「企業・団体は英語ができる人を求める」

出典:https://www.iibc-global.org/iibc/press/2019/p128.html

この結果から、

企業は社会人になってからも英語能力を高める人材を求める

と判断できます。

さらに、採用時の条件に「一定のTOEICスコア」を設けている企業も増加しています。

事前にTOEIC800点以上取得しておくことで、自分が希望する企業に就職・転職しやすくなります

安いTOEICスクールなどを有効活用し、少ない自己投資で一定期間勉強することで、将来より大きなリターンを得ることができるかもしれません。

 昇進・昇格・海外赴任時の判断材料となる

昇進・昇格・海外赴任時にも、TOEICスコアは役立ちます。

以下の画像は、企業・団体が「TOEIC Programを昇進・昇格の判断材料とするか」についてまとめたものになります。

人事考課で活用されるTOEIC
昇進・昇格の要件としてTOEICが使われる

出典:IIBC -人事考課で活用されるTOEIC Program

4割前後の企業が、TOEICを活用している・活用しようと検討していると答えています。

今後ますます、TOEICを判断材料の一つにしようとする企業が増えてきてもおかしくありません。

そのため、今のうちにTOEICスコアを伸ばしておくことで、将来の自分を助けることにつながる可能性が高いです!

 進学試験で有利になる

最近は、大学の入学試験や大学院試験、大学編入試験などでTOEICスコアが活用されています。

今後もTOEICスコアを合否基準の一つにする学校が増えてくるのではないかと思われます。

TOEICで良い点数を取っておくことで、受験ライバルに差をつけることができます!

自慢できるTOEICスコアを獲得する方法

私も周りから評価されるくらいのスコアを目指したい!
どうやって勉強すれば良いの?

ここからは、すごいと評価されるスコア(=800点以上)を取得するための勉強法をご紹介していきます。

TOEICで800点以上取るために意識すべきこと

具体的な勉強法を教える前に、TOEICで良い点数を取るために意識したほうが良いことを説明します。

ここで紹介するポイントを理解しているかどうかで、目標達成スピードが大きく変わります。

意識すべきこと
  •  自分の実力を把握する
  •  スキマ時間を利用して毎日勉強する
  •  「TOEIC力」が伸びる勉強をする

 自分の実力を把握する

まず大事なのが「自分の実力を把握する」こと。

なぜなら、実力を把握しておかないと「本当に必要な勉強」が何か分からないからです。

  • 文法問題が苦手なのに単語ばかり勉強している
  • リスニングスコアが低いのにリーディング勉強ばかりしている

↑このような状態では、いつまで経っても高い評価を得るスコアに届きません。

自分の大切な時間を無駄にしないためにも、自分の現在地を把握するようにしましょう。

TOEICを受けたことが無い人は、どうやって自分の実力を把握すれば良いの?

すでにTOEICテストを受験したことがある方なら、自分のスコア表(成績表)を見ることで「勉強が必要なこと」が把握できます。

しかし、まだTOEICを受けたことが無い初心者の方は、スコア表を確認することすらできませんよね。

そのような方に向けて、「TOEIC初心者がまずやること」を解説する記事を用意しているので、あわせてご覧ください。

「TOEIC初心者」アイキャッチ画像TOEIC初心者がまずやることは?何から始めるべきか徹底解説

 スキマ時間を利用して毎日勉強する

TOEICで800点以上取りたいなら、「毎日勉強する」ことが必要不可欠。

しかし、

学校や会社があって毎日勉強する自信が無いよ

という方も多いはず。

そんな方は、「スキマ時間を活用する」ようにしてください!

毎日訪れるイベントとTOEIC勉強を結び付けることで、半強制的にTOEIC勉強を毎日行うことができるようになります。

(例)

  • 「朝食を食べる前に10分間」単語帳を使って勉強する
  • 「通勤中の電車の中は」リスニング音声を聞きまくる

私自身は、通学時間は必ずTOEIC勉強をするというルールを作っていました。

特に「通学時間にリスニング音声を聞き流し(脳内シャドーイング)」するのがものすごくおすすめです!

 「TOEIC力」が伸びる勉強をする

最短距離で目標スコアを達成したいとお考えなら、「TOEIC力」が伸びる勉強をしましょう!

TOEIC力とは?
  •  試験の間(2時間)集中力を切らさないで解答できる
  •  200問を最後まで解ききることができる
  •  TOEIC独特のリスニング音声に慣れている
  •  10秒で答えを出せる問題ケースを覚えている
  •  リスニングの先読みテクニックを身につけている

TOEIC力とはつまり、上記に挙げたような「TOEICテストの解答に特化した能力」のこと。

この力を伸ばせる勉強を行うことで、無駄な時間を省き、ものすごい成長速度でスコアを伸ばすことができます!

TOEIC力を伸ばせる勉強って何?

次から、TOEIC力が伸びる勉強法をご紹介していきます↓

「TOEIC力」が伸びる勉強法【リスニング編】

まずは「リスニング対策法」から説明します。

ここで紹介する勉強法を継続することで、

  •  TOEIC独特のリスニング音声に慣れている
  •  リスニングの先読みテクニックを身につけている

などの能力を伸ばすことができます。

筆者はこの勉強法でリスニングスコアを「430点」まで伸ばすことに成功しました

その勉強法とは…

「公式問題集」のリスニング音声を
スキマ時間に脳内シャドーイングする

です。

もう少し具体的に説明すると

①公式問題集を本番通りに解いてみる

②公式問題集のリスニング音声を使って「ディクテーション」する

③公式問題集のリスニング音声を使って「シャドーイング」する

④スキマ時間を使って毎日「(脳内)シャドーイング」する

⑤休日に「先読みテクニック」の練習をする

上記の流れで勉強を進めることで、あなたのリスニングスコアは劇的に伸びるはずです。

「TOEICリスニング対策」アイキャッチ画像TOEICリスニング対策はこれで決まり!スコアを伸ばす対策法を解説

「TOEIC力」が伸びる勉強法【リーディング編】

続いておすすめのリーディング対策について説明します。

ここで紹介する勉強法を実践することで、

  •  試験の間(2時間)集中力を切らさないで解答できる
  •  200問を最後まで解ききることができる
  •  10秒で答えを出せる問題ケースを覚えている
  •  リスニングの先読みテクニックを身につけている

上記のようなTOEIC力を身につけることが可能です。

その勉強法とは…

公式問題集を繰り返し解きまくる

です。

公式問題集を繰り返し解きまくるって意味あるの?

私自身も最初はこのように思っていました。

しかし、実践してみるとしっかりリーディングスコアが伸びました。

その理由は「スコアの取りこぼしが減る」からです。

当記事をご覧のあなたは

  • いつも試験時間内に全問解き終えることができない
  • 試験の途中で集中力が切れてしまう
  • リスニング音声を聞き逃すことが多い(だから適当にマークしてしまう)

などが原因で、ゆっくりやれば取れていたはずのスコアを取りこぼしていませんか?

公式問題集を繰り返し解きまくる勉強法に力を入れることで、これらの原因を解消できて(時間配分が身につくetc.)、スコアを大幅に伸ばせます。

「TOEIC公式問題集の使い方」アイキャッチ画像TOEIC公式問題集の使い方|やり込み勉強だけで8割超える

独学が苦手な方の対処法

  • 独学が苦手…
  • 勉強を継続できない…
  • 自分の勉強法が正しいのか分からない…

上記のような不安・悩みを抱えている方は、英語学習のプロの力を利用してみましょう!

例えば、TOEIC特化のコーチング型スクールなら「最適な学習カリキュラムの提案」や「専属コーチによる毎日のサポート」によって、効率的な勉強を継続し、スコアアップを目指せます。

その他、TOEIC通信講座を利用すれば、分かりやすい動画講義でいつでも勉強できるのでおすすめです。

【番外編】TOEICスコア自慢する人がうざい時の対処法

この章は番外編です。

いちいちTOEICスコアを自慢してくる人が嫌だ!

↑このような感情を抱いている方に、対処法を教えておきます。

もしスコア自慢されたら…

英語は話せるの?

と聞いてみてください。

多くの方が「口を閉じる」でしょう。

なぜなら、TOEICで良い点数(ここでは800点台)を取っていても「英会話ができるとは限らない」から

実は、TOEICの勉強を頑張っても英会話力は向上しにくいです。

私自身、TOEIC850点を取得していますが、英語で日常会話ができるかと言われると自信はありません。

英会話力を伸ばしたいなら、「英会話に特化した勉強」が必要です。

TOEICで自慢できる点数に関するよくある質問

最後に、TOEICの自慢できる点数に関するよくある質問に回答します。

TOEICで自慢できる点数は何点?

TOEICで自慢できる点数は800点以上です。

TOEIC800点をとるには、全受験生の17%に入る必要があります。

大学生はTOEICで何点取るとすごいと言われる?

大学生は700点以上取得することで、すごいと評価されるでしょう。

就活などで周りの学生に差をつけたいなら、700点以上取得を目指しましょう。

TOEICは何点から履歴書に書けますか?

就活や転職活動で履歴書にTOEICスコアを記載したい方は、せめて600点以上を取得しておきましょう!

反対に、600点より低い点数を履歴書に書いても良い評価は得られません。

TOEICで自慢できる点数|まとめ

今回は、「TOEICで自慢できる点数」をテーマに解説を進めてきました。

  • どのくらいスコアを伸ばせば高い評価を受けるのか?
  • 高い評価を受けるスコアを取るためにはどんな勉強が必要か?

気になっていた方は、ぜひ当記事の内容を参考にしてみてください。