[keikou]大学編入の”滑り止め”大学[/keikou]について解説していきます!
どうも、受験校5校のうち”4校”の編入試験に合格することができました、アキラ(@akila_s8)です。
現在「大学編入」合格を目指して勉強を進めている編入受験生の中に、[keikou]「大学編入の『滑り止め大学』ってどこが良いのだろう?」[/keikou]と疑問に感じている方がいるのではないでしょうか。
大学編入は「一般入試」と違って、編入試験を「実施していない大学」があったり、大学によって「実施している学部」「実施していない学部」があったりするため、自分が受験する大学を決めるのが少々難しいですよね。
また、大学編入自体がマイナーな入学制度で、情報を集めることが難しいため、「どこの大学だったら安心して挑戦できるのか分からない」と感じている人も多いはず。
そこで今回は、実際に大学編入を経験し、計5つの大学の編入試験に挑戦したボクが、「大学編入の滑り止め」について解説していきます。
目次
【結論】大学編入の”滑り止め”を決めるのは難しい
早速結論から述べてしまいますが、[keikou]大学編入の「滑り止め」を決めるのはけっこう難しい[/keikou]です。
「大学編入試験」には、皆さんが「受験」と聞いてイメージできる「一般入試」とは異なる特徴がたくさんあります。
→【どちらが有利?】”大学編入試験”と”センター試験”の違いとは?
そのため、一般入試の時と同じような感覚で「この大学は滑り止めとして受けてみよう」と決めることができません。
その理由を以降の章で詳しく解説していきます。
大学編入の”滑り止め”を決めるのが難しい理由
大学編入試験で「滑り止め」として受ける大学を消えるのが難しい理由は、以下の通りです↓
- 大学編入に「偏差値」は関係ないから
- 自分のレベルを「可視化」することが難しいから
- 編入試験を実施しても「合格者0人」となるケースがあるから
大学編入に「偏差値」は関係ないから
一般入試で「滑り止めの大学」を決める際に”参考とする情報・数値”が「偏差値」ですよね。
みなさんも高校3年生の時に、自分の学力レベルと各大学の「偏差値」を照らし合わせながら、「このくらいの大学だったら自分の実力で”安全圏”に入ることができるな」と考えて「滑り止め」を決定していたのではないでしょうか。
一方で、あなたがこれから挑戦しようとしている[keikou]大学編入試験は、「偏差値」と”強い関連性がありません”[/keikou]。
つまり、「偏差値」という尺度を用いたところで、大学編入試験における「安全圏」を把握することはできません。
そのため、「大学編入で”全落ち”は避けたいから、”偏差値が低めの大学”の編入試験も一応受験しておこう」と考えている方は注意して方が良いですよ。
余裕で失敗する可能性があります。
自分のレベルを「可視化」することが難しいから
大学編入試験の「滑り止め」を決めることが難しい理由の一つに、大学編入では[keikou]「自分のレベルを可視化することが難しい」[/keikou]というものがあります。
一般入試の場合、「全国模試」を利用することで「自分が今どのくらいのレベルにあるのか」「志望校に合格できる確率はどのくらいか」を把握することができますよね。
この「全国模試」の結果によって自分のレベルを「可視化」できるため、「このくらいの大学なら、合格安全圏かな・滑り止めになるかな」といった判断が可能です。
一方で、大学編入ではそもそも「自分のレベル」を把握する手段がありません。
他のライバルと比べた時に、「自分はできる方・できない方」なのかを確かめることができないんですよね。
正確に言うと、一応「大学編入試験用の模試」はあります。
「大学編入に特化した予備校」が独自に実施しているものです。
→【2019年度実施】大学編入試験の”模試”がある!?【必見!】
ただ一般入試と異なり、大学編入を目指している受験生の多くがトライするものではないです。
(実際ボクも、大学編入の模試があるなんてこのブログを始めるまで知りませんでした)
模試に挑戦する人の数が少ないということは、「より正確なデータを導き出すことが難しい」ことになります。
一般入試の模試は「母数(模試に挑戦する受験生の数)が多い」ので、より正確なデータを導き出すことが可能で、「合格判定」に”高い信ぴょう性”がありますが、大学編入の模試では「正しい合否判断」ができるとは言いにくいです。
[aside type=”warning”]もちろん、「大学編入の模試は受ける意味が無い」と言っているわけではありません。大学編入試験がどういうものかを体感できるという点において、非常に有益なものです。[/aside]
このように、大学編入では「自分のレベルがどのくらいか」を把握することが難しいため、「この大学は絶対に自分にとって滑り止めになる!」と自信を持って断言することができないのです。
編入試験を実施しても「合格者0人」となるケースがあるから
大学編入では、[keikou]「編入試験を実施しているのに『合格者が0人』」[/keikou]というケースが時折見られます。
試験を実施しているのに「合格者を出さない」ってチョット怖いですよね。
この大学編入独特の特徴が、「滑り止めの決定」を難しくしています。
一般入試で「滑り止め」として見られるような大学でも、過去の試験情報を確認したところ「前年度の合格者が0人」となっていた場合、その大学を「滑り止め」にする勇気は出ませんよね。
→【注目】”大学編入の倍率”ってどうなの?編入学経験者が解説!
大学編入の”滑り止め”を決めるのが難しいと実感した体験談
ココでボクの経験談を話しておきます。
ボクが編入受験生だった時、全部で「5校」受験しました。
編入試験に挑戦した大学(偏差値)はそれぞれ、
- 早稲田大学 商学部(71)
- 東北大学 経済学部(63)
- 上智大学 経済学部(68)
- 中央大学 経済学部(66)
- 明治学院大学 経済学部(61)
でした。
(偏差値の数字は『Toshin.com』を参考にしています)
見て分かる通り、通常の一般入試で上記の大学を受験する場合、「滑り止め」となり得るのは「明治学院大学 経済学部」ですよね。
「偏差値」という尺度で見ても、明治学院大学が5校の中で最も低いです。
ただ、ボクが編入試験で最も合格できるか不安だったのは、何を隠そうこの「明治学院大学 経済学部」でした。
実は、「明治学院大学 経済学部」の編入試験は、(ボクの受験年度から数えて)過去3年「合格者0人」だったのです。
過去問を確認してみても「そこまで難しい内容ではない」のに、合格者が1人も出ていない状況だったので、正直合格できる自信がありませんでした。
(結果はなんとか合格することができました)
一般入試で「滑り止め」と判断される(できる)ような大学であっても、大学編入では「滑り止めに”できない”」ということを覚えておいてください。
「入りやすい大学」を選ぶのが得策
実際に大学編入を経験したボクからすると、志望校を選ぶ際、「滑り止め」という感覚は忘れたほうが良いでしょう。
「できるだけ失敗したくない」と思っている方は、[keikou]「入りやすい大学」を選ぶのが得策[/keikou]と言えます。
大学編入で「滑り止め」の候補となるような大学を探すのは難しいですが、「入りやすい大学」を判断することは可能です。
「入りやすい大学」を判断する基準は以下の通りです↓
- 受験科目数が少ない
- 面接試験が無い
- 【文転の受験生】数学がある
- 合格者数が比較的多い
- TOEIC・英検などの提出が無い / 指定のスコアが低い
上記の基準を照らし合わせると、「中央大学 経済学部」や「東北大学 経済学部」は[keikou]“入りやすい大学”[/keikou]と判断することができるんです。
→【大学編入】”東北大学経済学部”の編入試験が「狙い目」な件
そうです。
一般入試の時には「難しい大学」と言われるような大学でも、大学編入では「入りやすい大学」になり得ます。
「入りやすい大学」に関しては「【大学編入】”入りやすい大学”ってあるの?【穴場アリ】」というエントリーで詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
「大学編入の”滑り止め”」まとめ
今回は、「大学編入の滑り止め」に関して、大学編入経験者の視点を交えて解説してきました。
編入試験の”全落ち”を避けるために「滑り止め」の大学を探そうとしていた方がいるかもしれませんが、大学編入では基本的に「滑り止め」の大学を決めることができないことを認識しておいてください。
そのため、大学編入において「入りやすい大学」を探してみることをおススメします。
また、「大学編入で”全落ち”を避けるための具体的な戦略【やるべきことは3つ】」というエントリーに、[keikou]「”全落ち”を避けるための戦略」[/keikou]について解説しています。
コチラのエントリーを参考に、「”全落ち”を避けるための行動」を意識してみてください!