上記のような疑問・不安を抱えているあなたにピッタリの記事をご用意しました。
当記事を最後までお読みいただくことで「大学編入の難易度・編入試験のレベル」について理解を深めることができます。
ちなみに、この記事を執筆しているアキラは大学編入学の経験者です。
アキラ
記事執筆者のアキラです。
専門学校から早稲田大学商学部へ「3年次編入」した経験を持ちます!
早稲田大学の他にも、合計4校の編入試験に同時合格しています。
そんな経歴を持つボクが、大学編入の難易度について詳しく解説していきます。
大学編入について「あまり良く分からない」という方は、先に「大学編入とは?」の記事をお読みください!
参考 大学編入とは?アキラボさらに、記事後半では「レベルが高い大学に編入学するためにやるべきこと」についても説明します。
何としても大学編入を成功させたい方は必見です!
それでは早速、「大学編入の難易度はどのくらいなのか?」についてお話していきます。
目次
大学編入の難易度
大学編入の難易度は
あなたが思っているより高くない!
経験者の立場からハッキリと言わせていただきます。
大学編入のレベルは決して高くありません!
「大学編入の難易度は高くない」と言える理由
- 勉強すべき科目数が少ないから
- 専門科目の「基礎」があれば十分に対応可能だから
- ライバルが少ないから
「大学編入の難易度は高くない」と言える理由は上記の3点です。
それぞれを詳しく解説していきます。
①勉強すべき科目数が少ないから
編入試験には「勉強すべき科目数が少ない」という特徴があります。
編入試験は基本的に「筆記試験」「小論文」「面接」の3つで構成されています。
編入試験の筆記試験は
- 専門科目
- 英語
が出題されます。
受験学部に関連する科目のこと
(ex.経済学部→ミクロ経済学)
詳しく知りたい方は「大学編入とは?」をご覧ください。
「英語」の筆記試験は多くの大学で採用されています。
長文読解や英作文が出題されるケースが多いです。
以下の記事では、筆記試験の英語についてより詳しく解説しています。

また、場合によってはTOEICなどの外国語資格が必要になります。

「筆記試験」「小論文」「面接」の組み合わせは大学・学部によって様々です。
(例)
- 大学Aの編入試験
→筆記試験(専門科目と英語)+面接 - 大学Bの編入試験
→小論文+面接 - 大学Cの編入試験
→筆記試験(英語のみ)+小論文+面接 - 大学Dの編入試験
→筆記試験(専門科目と英語)のみ - 大学Eの編入試験
→小論文のみ - 大学Fの編入試験
→面接のみ
上記例を見れば分かるように、編入試験では「多くても3種類(筆記試験+小論文+面接)」の対策で済みます。
大学によっては「面接のみ」「小論文のみ」というケースもあり得ます。
ちなみに、小論文や面接の対策に長い時間はかかりません。
対策すべきことが限られているからです。
つまり、編入試験合格のために勉強すべきは
- 専門科目
- 英語
実質的にこの2つのみと言えます!
大学・学部によっては、筆記試験の科目数が増える可能性があります。
事前に志望校の募集要項を確認しましょう!
例えば、ボクが受験した早稲田大学商学部の筆記試験では
- 経済学
- 経営学
- 会計学
- 商業・金融・貿易
の4種類を勉強しなければいけませんでした。
一般入試(センター試験)を経験された方の多くが複数科目の勉強に悩まされたのではないでしょうか?
ボクもその一人です。
センター試験に向けておよそ"5教科7科目"も勉強をしなければいけませんでしたが、途中で挫折しました。
その結果、大学受験に大失敗しました。
でも編入試験なら5教科7科目も勉強する必要がありません!
「英語」と「専門科目」の勉強だけに集中すれば良いので、負担が全く違います。
②専門科目の「基礎」があれば十分に対応可能だから
「勉強すべき科目数が少ない分、試験内容が難しいのでは?」と感じる方がいるかもしれません。
でもそこまで不安になる必要はありません。
なぜなら、
編入試験で出題される専門科目は
「基礎知識」がほとんど
だからです。
編入試験で測られること
「本当に基礎知識だけで良いのか?」という疑問を解決するために、
- 編入試験が実施される目的
- 編入試験を実施することで大学側が知りたいこと
を考えてみましょう。
大学側は編入試験を通して
この大学の3年次に途中入学できるだけの知識があるのか?
を知ろうとしています。
言い換えると、
大学1・2年次に勉強する内容を理解できているか?
を確認する目的で編入試験を実施します。
つまり、編入試験で出題される内容は
大学1・2年次に勉強するレベル
=【専門科目の基礎知識】
に設定されるということ。
本当かどうか気になる方は、実際に編入試験の過去問を確認してみてください。
大学1・2年生の時に学習する「基礎的な知識」があれば解答できる問題が多いことが分かります。
反対に、応用的な問題や手も足も出ないような問題が意外と少ないことにも気づくはず。
アキラ
「専門科目の基礎部分」を徹底的に勉強すれば、合格チャンスは高まります!
どの範囲までが「専門科目の基礎知識」?
専門科目の基礎知識と言われてもよく分からない。どの範囲までが基礎知識なの?
このような疑問を感じた方は、ぜひ「大学のシラバス」を閲覧してください。
大学のシラバスはネットで検索すると簡単に見ることができます。
例えば、あなたが「経済学部」への編入学を希望しているとします。
その場合、経済学部のシラバス(対象学年1・2年)を閲覧することで「経済学の基礎知識とはどのような内容か」を把握できます。
以下の画像は、東北大学経済学部のシラバスから抜粋したものです↓
「経済学入門(対象学年1・2年)」に記載されている『授業内容』を見ることで、経済学の基礎知識がどのような内容か理解できます。
ちなみにシラバスを見る際は、『対象学年が1・2年生』の授業内容を確認することがポイント。
すでに説明しているように、1・2年生の授業で触れられている部分が"編入試験に出やすい"からです!
③ライバルが少ないから
「大学編入の難易度は決して高くない」と言える理由の一つが、【編入試験はライバルが少ない】という事実があるからです。
大学編入という入学制度は非常にマイナーで、編入試験の存在自体を知らない人がたくさんいます。
そんなこともあり、編入試験自体の受験者数があまり多くありません。
単純な話ではありますが、
受験者数が少ない=あなたが合格できるチャンスが意外と多い
と言えます!
当記事は「2020年12月現在」の情報と執筆者自身の経験をもとに作成しています。
新型コロナウイルスなどの影響による大学側の対応等によって、編入試験の難易度が変化する可能性があります。
「大学編入は難易度が高い」という思い込みは危険!
大学編入は自分には厳しい・レベルが高い
↑このように思い込んでいる人は「損」をするかもしれません。
「大学編入は厳しい」という思い込みによって発生する損が以下の3つです。
- 志望校を下げてしまう
- モチベーションが下がる
- 大学編入の挑戦をやめてしまう
それぞれ解説していきます。
志望校を下げてしまう
大学編入は難しいという思い込みで志望校を下げてしまうのは非常にもったいないです。
なぜなら、編入試験は「専門科目の基礎知識」がメインで出題されるため、各大学の試験内容に差が生じづらくなっているからです。
その結果、「自分では絶対に合格できない」と思うような大学でも合格するチャンスが生まれます。
これはまさにボクが体験したこと。
高校3年生の時は「早稲田大学を受験する」ことなんて想像したこともありませんでした。
そんなボクでも編入することができたという事実があります。
大学編入を検討されている方は、第一志望だけでも「自分の能力だと合格は厳しいかも」と感じるような大学を選択しましょう!
モチベーションが下がる
「大学編入は厳しい」という思い込みは、あなたのモチベーションを下げてしまう可能性があります。
下がってしまったモチベーションを再び高めるのは難しいので、編入試験に失敗する可能性も高まります。
「大学編入は厳しい」という思い込みは捨てて、自分が今やるべきことに集中してください。
大学編入の挑戦をやめてしまう
「自分の能力では編入試験に受からない。失敗するのは嫌だから、大学編入挑戦をやめよう」
↑このように、途中で編入学挑戦をやめてしまうことも考えられます。
大学編入に挑戦するかどうかは、人それぞれです。
挑戦をやめるというのも選択肢の一つ。
でも落ち着いて考えてみてください。
「大学編入に挑戦する」と決めたのは
- 大学受験失敗のリベンジをしたい!
- もっとレベルの高い大学で勉強したい!
- 今いる自分の環境を変えたい!
といった願望があるからでは?
「大学編入は難しそうだからやめよう」という気持ちが芽生えていた方は、一旦落ち着いて「なぜ自分が大学編入を志したのか?」を自問自答してみると良いかもしれません。
編入試験と一般入試(センター試験)はどちらが難しい?
過去に一般入試(センター試験)を経験したことがある方は、「一般入試(センター試験)と編入試験はどちらが難しい」のか気になるはずです。
そこで、実際にどちらの試験も経験したボクが両者を比較していきます。
編入試験と一般入試(センター試験)の比較
大学編入試験と一般入試(センター試験)の比較 | |
---|---|
大学編入試験 | センター試験・一般入試 |
勉強すべき科目は基本的に「英語」と「専門科目」の2つ | 勉強しないといけない「科目数が多い」 (5教科・7科目etc.) |
編入学の受験生は「少ない」 (ライバルがほとんどいない!) |
受験生が全国に「たくさんいる」 (ライバルが非常に多い) |
試験日が被らなければ「何校でも」受験できる | 国公立大学の志望校は基本「1校」に絞らなければいけない |
情報が「ほとんど出回っていない」 (専用参考書がほとんど無い) |
情報が「たくさんある」 (専用参考書が多い・体験談が多数ある) |
大学・学部によっては編入学試験を「実施していない」ケースがある | 基本的に「すべての大学・学部」で実施される |
合格者が少ない | 一回の試験で 「合格者がたくさんいる」 |
※青文字→有利な点 / 赤文字→不利な点
編入試験と一般入試(センター試験)は特徴が大きく異なるため、上記表に記載しているような「有利な点・不利な点」があります。
有利・不利な点については「大学編入とは?」の記事でより詳細に解説しているので、ぜひそちらに目を通してみてください。
>>大学編入とは?編入試験に挑戦して学歴を変える!
編入試験に向いている人
編入試験と一般入試(センター試験)は試験形式が大きく異なるので、一概に「どちらが難しい」か断言することができません。
ただ、両方の試験を経験して感じたのは
- 科目数を絞って勉強したい
- 英語が得意(苦手意識がない)
- 試験科目に対して「勉強する意味」を感じたい
- ハイレベルな大学を「複数校」受験したい
- 仮面浪人している
上記のような特徴を持つ方は「編入試験に向いている」ということです。
科目数を絞って勉強したい
すでに説明しているように、編入試験は勉強すべき科目数が圧倒的に少ないです。
これは、複数科目の勉強が必要な一般入試(センター試験)に悩まされた方には朗報!
スキマ時間を有効活用すれば、短い勉強時間でも大学編入を成功させることができます。
英語が得意(苦手意識がない)
英語が得意・英語の勉強に苦手意識がない方は編入試験に向いています。
編入を実施する大学のほとんどが「英語の筆記試験」または「外国語資格の取得」を求めているため、英語の勉強は避けて通れません。
英語勉強に対して苦手意識がなければ、積極的に編入対策にのぞめるので有利です。
試験科目に対して「勉強する意味」を感じたい
一般入試(センター試験)の勉強に対して「これは将来何の役に立つのだろう?」という疑問を抱いていた方はいませんか?
ボクは強く感じていました。
アキラ
- 数学の公式をこんなに覚えて将来使えるの?
- 日本史は自分の人生に役立つの?
- 古典の知識を身につけて何になる?
↑このような疑問を抱きながら受験勉強していました。
勉強していることに対して「意味」を見出せなかったので、やる気が生まれませんでした。
一方で、編入試験の勉強は「将来に直結する内容」ばかり!
- 出願時に「TOEICスコア」の提出が必要
→TOEICは就職・転職などの際にも役立つ! - 「経営学」の筆記試験対策が必要
→編入対策で勉強したことをいかして、将来起業する! - 「民法」の筆記試験対策が必要
→司法書士試験の対策に直結する! - 「国際関係論」の勉強が必要
→公務員試験の対策に直結する!
「今やっている勉強は、大学編入したあとも役に立つ!」という意識を持てるだけで、勉強を継続しやすくなります。
ハイレベルな大学を「複数校」受験したい
ハイレベルな大学を複数受験したい方は、編入試験の挑戦がおすすめ。
大学編入の場合、試験日が被らなければ何校でも受験することができます。
「東北大学+名古屋大学+九州大学」の旧帝大トリプル受験!
↑このような受験方法も可能です。
仮面浪人をしている
現在「仮面浪人」をしている方は、編入試験へのシフトを検討してみるべきです。
「学校で授業を受けつつ、一般入試(センター試験)の勉強もする」というのは、非常に苦しいはず。
効率もよくありません。
学歴を変えたい・受験失敗のリベンジをしたい
この願望は、大学編入でも叶えることができます!
大学編入の倍率について解説
- 合格者数が少ないということは「倍率が高い」のでは?
- 大学編入の倍率が分からないと、志望校選びが難しい。
「大学編入の倍率」について疑問・不安を抱えている方も多いはず。
ここからは、大学編入の倍率について解説していきます。
レベルが高い大学は倍率も高くなる
編入試験の倍率目安は「3~5倍」といったところです。
一般入試の倍率がおよそ「2~4倍」程度なので、編入試験の方が若干高い傾向にあります。
特に倍率が高くなるのが「レベルが高い大学」です。
ここで言う「レベルが高い大学」とは、旧帝大やMARCH・上智などの人気大学を指しています。
一般入試でも受験者数がたくさんいる人気大学では、編入試験の倍率もかなり高くなります。
「倍率が10倍以上」になるケースも珍しくありません。
東北大学経済学部 3年次編入試験 | |||
---|---|---|---|
入学年度 | 定員 | 志願者数 | 合格者数 |
令和2年度 | 20人 | 82人 | 8人 |
令和元年度 | 20人 | 100人 | 11人 |
平成30年度 | 20人 | 64人 | 16人 |
平成29年度 | 20人 | 103人 | 18人 |
上記表は、東北大学経済学部の過去の編入試験データです。
毎年、倍率が高いことが分かります。
人気大学の編入倍率が高くなる一方で、「倍率がものすごく低い穴場の大学」もあります。
大学編入を目指す人数があまり多くないため、編入試験を実施しているのに志願者がいないというケースも珍しくありません。
「穴場の大学」を探す方法は、この後で紹介します!
【経験談】大学編入の倍率に隠された秘密
倍率が高いなら、合格する自信が無い。
やっぱり大学編入は厳しいかも。
このように考える前に、「大学編入の倍率に隠された秘密」を聞いてください。
その秘密とは、
大学編入の受験生の中には
「記念受験」の人が複数人いる
ということです!
これは、実際に「大学編入コースがある専門学校に通っていた」+「5校の編入試験を受験した」からこそ断言できる事実です。
編入試験に挑戦している人のうち、本気で勉強を頑張っている受験生は「半分」くらいです。
残りの半分の人たちは、しっかり対策をしていない(記念受験)。
アキラ
編入学の情報は集めるのが面倒くさいです。
そのため、しっかり情報収集しないまま「何となく」受験している人が多い印象でした。
また、大学に通っている編入受験生は「たとえ不合格でも今の大学にいれば良い」という保険があるため、勉強しない人が多いかも。
つまり、一見すると倍率が非常に高くて競争が激しそうな編入試験ですが、実際に勉強を本気で頑張っている受験生だけで測る「実質的な倍率」は低いと言えます。
あなたが本気で編入対策すれば、大学編入成功の難易度は自然と低くなります!
大学編入の倍率を「簡単に」調べる方法
大学のホームページを開く→過去の入試結果データを探す→志願者数と合格者数を調べる
↑大学編入の倍率を調べるのはかなり面倒な作業です。
この悩みを解決できる本があります。
それが、中央ゼミナールが発刊している「まるわかり!大学編入データブック」です。
こちらの本には「大学編入を実施している大学・学部のすべての情報」が網羅されています。
「過去3年分の出願者数+合格者数」も大学・学部ごとに記載されているので、ネット検索よりも圧倒的に簡単に倍率を調べることが可能です。
もしかしたら、編入試験を実施しているけど志願者数が非常に少ない「穴場の大学」を見つけることができるかも。
大学編入挑戦を考えている方は、絶対に持っておきたい書籍の一つです!
「大学別の編入難易度」について解説
「大学編入の難易度は高くない」理由は分かった。
だけど、偏差値が高い大学の編入試験はやっぱり難しいのでは?
当記事をここまでお読みいただいた方の中には、上記のような疑問を感じた方もいるのではないでしょうか。
そこでここから、大学別の編入試験難易度について解説していきます。
大学編入と偏差値の関係性
まずお話したいのが「大学編入と偏差値の関係性」についてです。
「大学の偏差値」と「編入試験難易度」に
強い関連性はない!
「偏差値が高いから編入試験は難しい」わけではない
「偏差値が高い大学は編入試験も難しい。」
このように考える気持ちは分かります。
ですが、実際に編入試験を経験した者として言わせていただくと、偏差値と編入試験難易度に大きな関連性はありません。
つまり
- 偏差値が高いから編入試験が難しい「わけではない」
- 偏差値が低いから編入試験が易しい「わけではない」
ということ。
編入試験は「問題の差」が生まれにくい
なぜ「偏差値と編入試験難易度は関係ない」と言えるのか?
その理由は
編入試験は問題の難易度に「差をつけにくい」
から。
先述している通り、編入試験で勉強が必要なのは「専門科目」と「英語」です。
そのうち専門科目は「基礎知識」の範囲から出願されます。
「大学1・2年次に学習するレベルの問題を作らなければいけない」という制約があるため、問題難易度には限界があります。
その結果、
偏差値が高い大学と低い大学の問題が
だいたい同じくらいのレベルに落ち着く
という現象が起きるわけです。
アキラ
「偏差値が高いから自分には厳しい。諦めよう。」という思考はもったいないです!
大学編入と偏差値は関係ありません。
積極的に挑戦することをおすすめします!
国公立大学と私立大学のどちらが難しい?
国公立大学と私立大学、どちらの編入が難しい?
編入学先を「国公立大学」にしようか「私立大学」にしようか悩んでいる方がいるかもしれないので、ここで説明しておきましょう。
国公立大学と私立大学で編入試験の難易度に差はありません!
一般入試の場合、国公立大学と私立大学では「試験形式」等に大きな違い(センター試験の必要性,試験科目数etc.)があります。
そのため、「国公立大学の方が難しい」「私立大学の方が合格しやすい」などのイメージがついているかもしれません。
しかし、大学編入の場合「試験形式は各大学・学部によって異なる」ため、そもそも両者の間に差はありません。
つまり、大学編入の志望校を選ぶときに国公立大学・私立大学の違いを意識する必要はありません。
アキラ
行きたい大学・学びたい学部に挑戦しましょう!
レベルの高い大学に行きたい方は、旧帝大やMARCH・上智あたりを狙うと良いです。
- 北海道大学
- 東北大学
- 筑波大学
- 宇都宮大学
- 埼玉大学
- お茶の水女子大学
- 東京大学(※2学士編入)
- 東京外国語大学
- 横浜国立大学
- 名古屋大学
- 都留文科大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 神戸大学
- 大阪市立大学
- 広島大学
- 九州大学
- 早稲田大学(※3理系学部のみ)
- 慶應義塾大学(※4学内編入のみ)
- 上智大学
- 国際基督教大学
- 明治大学
- 立教大学
- 中央大学
- 青山学院大学
- 法政大学
- 学習院大学
- 明治学院大学
- 日本大学
- 駒澤大学
- 神奈川大学
- 神田外語大学
- 津田塾大学
- 学習院女子大学
- 日本女子大学
- 跡見学園女子大学
- 東京理科大学
- 東京農業大学
- 南山大学
- 愛知大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 近畿大学
- 関西外国語大学
- 京都女子大学
- 広島国際大学
- 福岡大学
- 立命館アジア太平洋大学
※1.上記は代表校を挙げています。他にも編入学を実施している大学はたくさんあります。気になる大学は、自分で募集要項などを確認するようにしましょう!
※2.東京大学は、現在「学士編入」のみを認めています。学士とは、四年生大学を卒業していることを意味しており、学士編入とは「一度大学を卒業した人が受ける編入学」のことです。
ちなみに、「東京大学工学部」だけは高専からの編入学を若干名募集しています!
※3.早稲田大学は、現在「文系学部の3年次編入募集を停止」しています。理系学部(基幹理工学部・先進理工学部)の3年次編入は実施中です。
※4.慶應義塾大学は、現在「学部内編入」のみを認めています。学外からの編入学は実施していません。
※5.この情報は、2021年1月現在の情報となります。今後、編入学実施状況が変更される可能性があります。
文系と理系のどちらが難しい?
文系と理系、どちらの編入試験が難しい?
「文系と理系のどちらの編入難易度が高いのか」気になる方がいるかもしれませんので、ここで解説します。
ボク(文系学部に編入)の考えとしては
理系学部の編入試験の方が難しい(かも)
です。
理系学部は「編入試験の日程」に注意
「理系学部の方が編入難易度が高い」と考える理由は
理系学部の編入試験は、試験日程が文系より「早い」
から。
文系学部の編入試験は、基本的に「9~12月」に実施されます。
一方で、理系学部の編入試験は「8~9月」の夏ごろに実施する大学が多いです。
理系学部は編入試験実施日が早い | |
---|---|
北海道大学 工学部 |
試験日:8月18・19日 |
出願日程:7月8~15日 | |
東北大学 工学部 |
試験日:8月18・19日 |
出願日程:6月15~19日 | |
筑波大学 生命環境学群 |
試験日:9月5・6日 |
出願日程:7月27~31日 | |
名古屋大学 工学部 |
試験日:7月30・31日 |
出願日程:6月29日~7月3日 |
「試験実施日が早い」ので、その分、編入試験対策に使える時間が少ないことになります。
理系学部への編入学を検討されている方は、できるだけ早く情報収集を行い、できるだけ早く試験対策するようにしましょう!
【文系学部の代表校】
文系学部の3年次編入で最もレベルが高い大学は「京都大学」です。
京都大学は「経済学部」と「法学部」で編入学を実施しています。
その他、「東北大学(経済学部)」や「大阪大学(外国語学部,経済学部,法学部etc.)」「北海道大学(教育学部,法学部,経済学部)」などの旧帝大も編入学を実施中。

「東京外国語大学」や「筑波大学(社会学部,法学部,経済学部etc.)」などの難関大学も目指せます!
【理系学部の代表校】
理系学部編入の場合も、「京都大学」が最難関大学と言えます。
京都大学は工学部が編入学を実施しています。ちなみに「高専卒業者」だけが対象です。
私立大学の理系学部なら、「早稲田大学」がハイレベル校です。
早稲田大学は、基幹理工学部と先進理工学部で3年次編入学を実施しています。
その他、「北海道大学」や「筑波大学」「大阪大学」などの難関校も編入学を実施中です!

大学編入で「学部変更」は難しいのか?
- 大学編入で「学部変更」はできるの?
- 大学編入で「文系→理系」あるいは「理系→文系」に学部変更したい!
大学編入学の制度を使って「学部変更」することは可能です。
もし、「現在通っている学部を変えたい」とお考えなら、ぜひ編入学試験に挑戦しましょう!
また、「文転(理系→文系)」「理転(文系→理系)」もできます。
アキラ
経験者のボクから言わせていただくと、「理系学部から経済学部への編入学」は有利な気がします!
ただし、学部を変えて編入学する際は「ある注意点」があるので気をつけなければいけません!
より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください↓

編入試験の難易度を下げる方法
ボクは編入受験生の時、合計4大学に合格することができました。
しかも、早稲田大学や東北大学など、現役受験生の時には考えられなかったような大学に挑戦しています。
編入試験がすべて終了した後に抱いた感想をここで教えておきましょう。
その感想とは
アキラ
予想していたより編入試験は簡単だったな。
というもの。
大学編入に成功している方の中で、「編入試験は思ったより簡単だった」というボクの感想に同意してくれる方がけっこういると思います。
ここで伝えたいのは、
編入試験は「自分の行動次第」で難易度を下げることができる
ということです!
この章では、編入試験の難易度を下げる方法について解説していきます。
- 積極的に情報を集める
- 専門科目の「基礎」を徹底的に身につける
- 外国語資格(TOEIC等)の対策を早めに行う
- 過去問を研究する
①積極的に情報を集める
積極的に大学編入の情報を集めることで、編入試験の難易度をどんどん下げることができます。
なぜなら、大学編入は世の中に出回っている良質な情報が少ないため、情報集めを頑張ることでライバルとの差がひらくからです。
特に、
- 編入試験の過去問
- 編入経験者の声(対策法・使っていた参考書etc.)
などは、自分の合格に直結する情報と言えます。
この点においては、「編入予備校」や「編入コースがある専門学校」に通っている方が有利かもしれません。
OB・OGが良質な情報を残しておいてくれるからです。
だからといって、大学生が不利というわけではありません。
最近では、ブログやSNSで大学編入に関する情報発信をしている方が増えてきました。
インターネットの力を使って探せば、良質な情報はしっかり集めることができるでしょう。
情報集めは面倒くさい作業ですが、編入学を成功させたいならサボってはいけません!
②専門科目の「基礎」を徹底的に身につける
これはすでに説明していることですが、大事なのでもう一度お伝えします。
専門科目の「基礎」は
徹底的に身につけよう!
このことを強く意識していただければ、たとえレベルが高い大学であっても合格確率はかなり高まります。
言い方を変えると、専門科目の基礎ができていない受験生は必ず落ちます。
「専門科目の基礎知識を勉強する」ことを最優先事項として、編入対策に取り組みましょう!
アキラ
もしあなたが「経済学部」or「経営学部」への編入を考えているなら、ぜひ以下の記事を参考に専門科目の勉強をしてみてください↓
③外国語資格(TOEIC等)の対策を早めに行う
大学編入の出願時に必要な外国語資格(TOEICやTOEFLなど)を早い時期から対策することで、編入試験の合格率が高まります。
理由は、英語の能力はすぐに伸ばすことができないからです。
早い時期から、余裕をもってTOEICやTOEFLの対策を始めることで、ライバルよりも高いスコアを提出できる可能性が高くなります。
早い時期とはどのくらい?
経験談で言うと、2年次の春(4月頃)までに外国語資格の勉強を終わらせることが理想です。
つまり、1年次から毎日継続して勉強することをおすすめしています!
アキラ
「TOEICスコアを効率的に伸ばしたい!」という方に向けた記事をご用意しています↓
④過去問を研究する
編入試験の難易度を下げたいなら、「過去問の研究」が欠かせません。
受験校の過去問を入手して試験形式・試験の傾向を理解することで、より効果的な対策が可能となります。
編入試験の過去問を入手する作業はかなり面倒くさいです。
一般入試の「赤本」のような本が用意されておらず、大学によって過去問公開の基準が異なります。
だからといって、過去問集めをサボってはいけません!
「編入試験の過去問」について解説した記事をご用意しているので、ぜひこちらを参考に必要な過去問を集めるようにしてください↓

大学編入の難易度を理解して合格に近づこう!
今回は、「大学編入の難易度」について経験者が詳しく解説してきました!
大学編入の難易度をイメージすることができたでしょうか?
編入学を成功させるためには、とにかく「大学編入について理解を深める」ことがとても大切です。
ぜひ当記事を参考に、ご自身の編入試験対策を進めてみてください。
- 当記事の内容で理解が深まった!
- アキラの説明が分かりやすかった!
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