- 大学受験で全落ちしたらどうすれば良い?
- 大学落ちた。私の進路はどうなる?
- 大学全落ち…今後が心配です…。
当記事は大学受験が思うように成功しなかった受験生や、大学受験で失敗したお子様を持つ保護者の方に向けて執筆しています。
大学受験で全落ちしてしまった後の進路について徹底解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いているのはどんな人?↓
- 高校3年生の時、大学受験で全落ち
- 自宅浪人を決意するが、途中で挫折する
- 1年間、ほぼニート状態になる
- 東京の専門学校へ進学する
- 編入試験に挑戦し、合計4校で合格を勝ち取る
- 早稲田大学商学部に3年次編入
- 2018年に早稲田大学を卒業
実は、当記事を執筆しているアキラは「大学受験で全落ち」を経験しています。
実際の経験談も交えて解説していくので、必ずあなたのお役に立つはずです!
早速、大学受験で全落ちしたらどうなるのかについて解説します。
目次
【2023年】大学受験で全落ちした人に残された選択肢4つ
早速、大学受験で全落ちした場合に残されている選択肢をご紹介します。
基本的には、以下4つの選択肢があります↓
- 浪人する
- 通信制大学に入学する
- 専門学校に入学する
- アルバイト・就職する
①浪人する
最も一般的なのは「浪人する」という選択肢。
浪人期間の一年間を使ってしっかり受験勉強を行い、来年度での合格を目指します。
浪人する人ってたくさんいるの?
新しい進学先が見つからず浪人することに対して不安を抱く方がいるかもしれません。
でも安心してください。
大学受験で全落ちしてしまい、浪人という選択をする受験生はあなたの他にもたくさんいます。
大学受験者のうち、毎年「約20%」の人が浪人という選択肢を取ります。
つまり、5人に1人は浪人生になっているということ。
自分の周りに合格者(大学進学する友達)が多く、「浪人するのは自分だけ…?」と不安に感じてしまう方(もしくは保護者の方)がいるかもしれませんが、そこまで心配する必要はありません。
- 来年度は必ず合格する!
- もっと良い大学を目指したい!
という強い意志を持って浪人を選択する受験生は全国にたくさんいます。
アキラ
浪人するなら予備校?自宅浪人?
浪人することを決めたら、
- 予備校で浪人する
- 自宅浪人する
通常は上記どちらかを選ぶことになります。
予備校に通うメリットは、大学受験について理解がある講師から直接指導してもらえること。
- 分かりやすい講義
- 大学受験に特化した対策法
- 予備校内に蓄積された大学受験データの活用
などを通じて、大学受験合格に特化したサポートを受けることができます。
「河合塾」や「駿台予備校」のような、全国各地に校舎を構える集団指導をメインとした大手予備校ならサポート体制も万全です。
予備校は確かに魅力的だけど、学費が高すぎます…。
集団指導型の予備校や個別指導塾などは校舎に通って講師から直接指導を受けることができる一方で、校舎維持費や人件費等がたくさんかかるため「学費が高い」というデメリットがあります。
そのため、予備校に通うことに抵抗がある受験生(もしくは保護者の方)も多いはず。
その場合は「自宅浪人」という選択を取ることになるでしょう。
自宅浪人は文字通り、予備校や塾に通うことなく自宅で勉強する浪人生のこと。
自分で参考書などを用意して自宅でひたすら受験勉強するため、基本的に予備校や塾にかかる学費は必要ありません。
ただし、自宅浪人には
- 自己管理をして勉強を継続することが難しい
- 受験勉強のモチベーション維持が難しい
- 効率よく受験対策できるか不安が大きい
というデメリットがあります。
「独学で一年間受験対策を進めることに不安を感じる」という場合には、オンライン予備校や動画講義などを活用することも検討してみましょう。
校舎に通うことなく、オンライン上で完結するオンライン予備校が増えているのはご存知でしょうか?
などのオンライン予備校なら、自宅にいながら通常の予備校・塾よりも安い費用で受験対策ができます。
大手企業リクルートが運営する「スタディサプリ」を活用すれば、より安価に受験対策を進めることが可能です。
アキラ
浪人を選択した人がやるべきこと
大学受験に失敗して浪人することを決意した方は、
- なぜ不合格になったか振返る
- 勉強する習慣をつける
ようにしてください。
志望校に合格できなかった場合、落ちた「原因」があるはずです。
- 苦手科目が足を引っ張っていた
- そもそも勉強量が足りていなかった
- 過去問対策が足りなかった etc.
自分が不合格になった原因を分析・特定することで、浪人期間の受験勉強をより有意義なものにできます。
加えて、勉強することを習慣化しましょう。
アキラ
勉強することを習慣化できないと、やる気が無い日・受験へのモチベーションが下がっている日は勉強をサボってしまいます。
やる気のアップ・ダウンに左右されず、毎日コンスタントに勉強を進めるためには、勉強することを習慣化しなければいけません!
まだ勉強が習慣になっていないという方は、
毎日30分だけで良いから勉強する
ことを最初のルールとしておきましょう。
「毎日10時間勉強する」←このような厳しいルールを作ってしまうと、途中で必ず挫折します。
最初は小さなルールを設定して、徐々に時間を伸ばしていくことで、勉強が習慣化されます!
②通信制大学に入学する
大学受験で全落ちした人がとれる選択肢の一つに
通信制大学に入学する
というものがあります。
通信制大学とは、キャンパスに通うことなく学習できる大学のこと。
正科生として入学することで、大卒資格(学士)を取得できる。
大学受験に失敗した人がすぐに通信制大学に入学できるの?
と疑問に思った方がいるかもしれませんが、もちろん可能です。
例えば、法政大学の通信教育部では2022年4月入学の出願期間が「2022/5/24まで」となっています。
参考 通信制大学大学なら【法政大学通信教育部】法政大学通信教育部通信制大学はすべての受験結果が出た後でも出願可能なところが多いです。
さらに、基本的に「通信制大学は入学試験が無い」です。
そのため、出願条件を満たしており、しっかり願書及び必要費用を用意すれば4月から大学生になることができます。
ちなみに、通信制大学でも大卒資格は取得できるのでご安心ください。
- 一般入試の勉強はしたくない
- 浪人はしたくない
- アルバイトなどと並行して大卒資格を手に入れたい
- 学費を抑えて大学生になりたい
と考えている方は、通信制大学への進学を考えてみても良いでしょう。
③専門学校に入学する
大学受験に失敗して入学できる大学が無い場合
専門学校に入学する
という選択肢もあります。
専門学校とは「専門課程を置く専修学校」のことを指します。
通常の修業年数は「2年間」となっており、卒業したら専門卒の学歴(=専門士)を取得できます。
専門学校も通信制大学と同様、すべての受験結果が出た後でも出願する余裕があります。
(基本は3/31まで)
また、専門学校も「特に問題なければ入学できる」ケースがほとんどです。
そのため、大学受験が完全に終了した後でも、気になる専門学校に出願すれば4月から専門学生になることができます。
卒業後の学歴は「専門卒」か…。
就職など、将来のことを考えると「大卒」の学歴が欲しいな。
上記のように感じた方がいるかもしれません。
実は、専門学校に入った後からでも大卒の学歴は目指せます!
その(最も現実的な)方法が大学編入です。
アキラ
④アルバイト・就職する
一応ですが、アルバイトや就職を考えるという選択肢もあります。
ただし、これは現実的とは言えないでしょう。
浪人や大学編入などで改めて勉強を頑張れば、大学生に慣れるチャンスはまだまだ残されています。
受験生本人も「大学に行きたい!」という気持ちを強く持つ方が多いはずです。
大学受験で全落ちした人がやるべきこと
大学受験が上手くいかなかったらかなり落ち込みますよね。
ボク自身、大学受験で全落ちした経験があるので痛いほどよく分かります。
アキラ
自分の現状を受け止めて冷静に慣れたら、次につながる行動を起こさなければいけません。
- 今後の進路や自分の目標を考える
- 自己分析を行う
- 今後の目標や行動を家族に伝える
今後の進路や自分の目標を考える
まず何よりも大事なのは
今後の進路・目標を考える
こと。
- 自分はどこの大学に行きたいのか?
- どんなレベルの大学に入りたいのか?
- 大学を卒業した先の進路は?
- 将来なりたい職業・目標は何か?
上記のことについて改めて考えてみましょう。
アキラ
当時のボクがそうだったのですが、「周りの友達がみんな受験勉強しているから」「進学校だったから」という理由だけで何となく受験勉強していたという方もいるのではないでしょうか?
特に明確な目標を持たずに受験勉強を再開するのは危険です。
途中で必ずモチベーションが低下し、受験勉強を止めてしまうでしょう。
今後の自分の活動のためにも、
- この大学に入りたいんだ!
- この職業に就くために大学に進学するんだ!
というような目標を設定しましょう。
自己分析を行う
「自己分析」を行うことも大事です。
ここで言う自己分析とは
なぜ大学受験に失敗したのか?
を第三者目線で考える(または第三者に聞く)こと。
失敗した事実に目を向けて「落ちた原因を突き詰める」ことで、今後の受験勉強や活動を良い方向へ進めることができます。
- 今振り返ると、勉強をサボることが多かった
- 苦手科目の点数を伸ばせなかった
- 英単語の暗記数が足りなかった
- 過去問のやり込みが少なすぎた
- 家では勉強に集中できていなかった
- 学校や図書館だと勉強に集中できていた
など、これまでの受験勉強を振返って判明したことをこれからの勉強に活かしていきましょう。
今後の目標や行動を家族に伝える
今後の目標が明確化したら、親・家族にしっかり伝えましょう。
家族のサポートがあることで、あなたは目の前のやるべきことに集中することができます。
また、家族に自分の目標を宣言することで、自分自身を「背水の陣」に追い込めます。
大学落ちたら人生終わり?経験者が伝えたいこと
大学落ちた…。
これから自分は(自分の子供は)どうなるんだろう?
当記事をご覧になっている受験生(もしくは保護者の方)は今、大きな不安を感じていると思います。
でも大丈夫です。
これからいくらでも逆転できます!
そう言えるのは、ボク自身が大学受験で全落ちを経験したからです。
専門学校から大学編入した話
ボクは高校3年次に大学受験で大失敗しました。(当時は岩手大学を目指していました)
その後、浪人(自宅浪人)を選択したのですが、明確な目標・志望校が無かったため勉強を途中で挫折。
ほぼ1年間ニート生活を送ることになりました。
アキラ
とりあえずどこかの学校に進学したほうが良いなと考え、これから役立つであろう「英語」が学べる専門学校を検索し始めました。
専門学校について調べていると、専門学校を卒業してから四年制大学に編入学できる(=大学編入)ことを知ります。
「これだ!」と思ったボクは、大学編入専攻がある専門学校へ進学を決意しました。
その専門学校で2年間しっかり勉強した結果、
- 早稲田大学商学部
- 東北大学経済学部
- 中央大学経済学部
- 明治学院大学経済学部
の4校に合格することができました。
アキラ
その中から早稲田大学商学部へ3年次編入し、無事に卒業もしました。
明確な目標を持って努力を継続しよう
ボクはこの経験から、
明確な目標を持ち、そこに向かって小さな努力を積み重ねれば環境は変わる
ことを学びました。
一度や二度、大学受験に失敗しても問題ありません。
受験に落ちた原因を追究し、これからの自分の行動に反映させれば、目標達成は近づきます。
たとえ現状に不満があっても、別の方向から環境尾変えることも可能です。
だから今は、「自分の大きな目標(志望校)」を明確にし、目の前のやるべきことに全力を投じましょう!
自分の目標に向かって一から頑張ろう!
今回は、「大学受験で全落ちした時の選択肢」について解説してきました。
少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
定期的にこの記事を読み返したいなと感じた場合はブックマークしておくと便利です!
当ブログ「アキラボ」では、大学編入や英語学習に関する情報を発信しています。
別の記事もぜひ目を通してみてください!