「大学に落ちたら専門学校に行く」という選択肢はアリなのでしょうか?
また、大学受験失敗後に専門学校へ出願して間に合うのでしょうか?
この記事では、大学受験が上手くいかず、専門学校への進学を検討されている方に向けた解説を行います。
結論、大学受験に失敗した後でも専門学校への出願は間に合いますし、目的があれば専門学校に行く選択肢もアリです!
この記事を書いている筆者は受験に失敗して専門学校へ進学した経歴を持ちます↓
高校3年生の時に受験に失敗
↓
語学系の専門学校へ進学
↓
早稲田大学商学部へ3年次編入
「大学受験で失敗したから専門学校へ行くという選択はどうなんだろう?」と感じている方は、ぜひ経験者の意見を参考にしてみてください。
目次
大学落ちた後でも専門学校への出願は間に合う?
大学受験が上手くいかず、浪人せずに専門学校への進学を考えている。
だけど、今から(受験結果が出た後から)出願は間に合うの?
大学受験の結果が全て出た後でも、専門学校への出願は間に合います!
専門学校への出願は原則「3月31日」まで可能です。
ただし、専門学校の定員が満たされたら募集が終了するので注意しましょう。
人気が高い専門学校だと出願が締め切られている可能性があるので、できるだけ迅速に出願することをおすすめします。
どんな専門学校があるの?
自分に適した専門学校を探したい。
これまで大学受験のことだけを考えていた受験生は専門学校の知識がありません。
自分に適した専門学校を便利に探すなら「なるには進学サイト」がおすすめです。
興味のある職業・学びたい分野ごとに専門学校を検索できるので、専門学校への進学を検討している場合は利用してみてください↓
大学落ちたら専門学校へ進学はアリなのか?
大学受験で失敗した人が専門学校へ進路を変えるのは良い?悪い?
今この記事をご覧になっている方の多くがこのような疑問を抱いているのではないでしょうか。
この疑問に対する結論は
明確な目的があるなら
専門学校へ進路変更するのもアリ
です。
専門学校へ進路変更しても良い人
専門学校は
- 特定の職業に就くために必要な知識・スキル・実践力を習得できる
→キャビンアテンダントに特化した授業がある・講師がいる
→ホテルマンになるための授業がある・講師がいる - 特定の能力(語学やスポーツ等)を伸ばすことに特化した学習ができる
→英語を使った仕事に就くために必要な高い英語力を伸ばせる
→フランス語や韓国語など、英語以外の語学力を伸ばせる
という特徴があります。
自分の将来の目標がハッキリしている人なら、その目標達成に特化した学習ができる専門学校へ進むことは「良い選択」と言えます。
(例)
- 「将来キャビンアテンダントとして働きたい」という夢がある
→キャビンアテンダントに特化した専攻がある専門学校へ進学する - 「通訳として海外で働きたい」という目標がある
→ハイレベルな語学力が身につく語学系専門学校へ進学する
もしあなたがすでに将来の夢が明確なら、自分に適した専門学校に進学することは理想的な進路選択の一つですよ。
専門学校へ進路変更すべきでない人
一方で、
「特に目標は無いけれど」何となく大学受験から逃げたい
と考えている方が専門学校へ進路変更することはあまりおすすめできません。
理由は、専門学校へ進学しても途中で「後悔する」可能性があるからです。
先程説明したように、専門学校は「決まった職業や能力に特化した学習ができる学校」です。
そのため、明確な目標を持たずに専門学校へ入ると
- 自分はどうしてこの勉強をしているのだろう…
- 学校で学んでいる内容に興味を持てない…
- 大学進学を諦めるべきではなかった…
という考えが芽生える危険性があります。
アキラ
「妥協」して専門学校へ進学することはおすすめできません。
大学受験に失敗し「専門学校に行こうかな」と考えている方は、
- 目の前のやるべきこと(受験勉強)から逃げるための言い訳をしていないか?
- 妥協して「ただ何となく」専門学校進学を選んでいないか?
をもう一度自分に問いかけてください。
アキラ
専門学校へ進学しても大学入学のチャンスはある!
専門学校に行くことも興味がある。
だけど将来のことも考えて「大卒」資格も欲しい。
上記のように考えている方はいませんか?
実は専門学校へ進学した後、四年制大学へ進学する方法があります。
それが「大学編入」です。
この記事を執筆しているボクは専門学校へ進学した後、早稲田大学商学部へ大学編入した経歴を持ちます。
早稲田以外に、東北大学・中央大学・明治学院大学の編入試験にも合格しました!
専門学校を卒業後に大学に途中入学できる
大学編入とは、四年制大学の3年次(もしくは2年次)に途中入学できる制度です。
専門学校に在籍している2年間の間に「英語」や「専門科目」の勉強を行い、2年次の夏~冬にかけて編入試験に挑戦します。
編入試験に合格できれば、翌年の4月から大学生になることが可能です。
この制度を利用することで、最終学歴を専門卒から「大卒」に変えることができます!
専門学校から編入できる大学はけっこうある
大学編入はマイナーな入学制度のため、初めて知ったという方が多いはず。
実際のところ、編入学を認めている大学はかなりたくさんあります。
旧帝大や有名国立・私立大学にも挑戦できるので、「大学受験のリベンジを果たす」ことも可能です。
>>専門学校から大学に編入学する方法!編入できる大学はどこ?
さらに、編入試験は一般入試と内容が大きく異なるため、受験勉強が苦手だった人でも合格チャンスがあります。
アキラ
専門学校の中には「大学編入に特化した専攻・コース」を設けているところがあります。
大学編入コースがある専門学校なら、出願期限ギリギリまで募集を行っている可能性が高いので、興味がある方は資料請求や問い合わせなどをしてみると良いです。
上記専門学校は一例です。
他にもたくさんあるので、ご自身で探してみることをおすすめします。
ちなみに、先程ボクは「明確な目的があるなら専門学校への進路変更もアリ」と説明しました。
ボクにとっての明確な目的が「大学編入」でした。
アキラ
という強い目的意識を持っていたので、専門学校への進学に対する後悔はなく、入学後も全力で勉強を頑張ることができました。
アキラ
「大学落ちたから専門学校」もアリ!自分に合った選択をしよう
今回は「大学落ちたら専門学校へ進学はアリ?」というテーマで解説しました。
実際に大学落ちて専門学校へ進学した経験者の考え方をお伝えしたので、ぜひ参考にしてみてください。
大切なことは「自分の目的と専門学校の特性がマッチしているか」を考えること。
- 大学受験に再度挑戦したい
- 大学を卒業した先の目標がある
という方は、浪人してもう一度受験に挑戦した方が良いでしょう。
一方、
- 将来の目標を達成するための学習が専門学校でできる
- 専門学校を卒業したほうが憧れる職業に就ける
という場合は専門学校へ進路を変更するのも良いでしょう。
時間が無いところだとは思いますが、将来の目標・夢と進学先を照らし合わせながら次のステップを考えるようにしてください!