- 共通テストで失敗した…
- 共通テスト爆死です…
- 共通テストの自己採点が悲惨でした…
当記事は共通テストで良い結果が出せなかった方に向けて作成しています。
記事執筆者のボク自身、過去に共通テスト(当時はセンター試験)で爆死した経験があります。
- 高校3年生の時、共通テスト(当時はセンター試験)で爆死
- 自己採点の結果、無理だと分かっていたけど第一志望校に挑戦
→当然不合格 - 浪人(しかも自宅浪人)を選ぶ
→途中で挫折 - 東京の専門学校(語学系)へ進学
→大学編入専攻で2年間勉強 - 編入試験に挑戦し、5校中4校の大学に合格
- 早稲田大学商学部に3年次編入
上記のような経歴を持つボクが「共通テストに失敗したらどうすればいいのか」解説します。
目次
共通テストに失敗した人の選択肢6個
共通テストで想定通りの点数が出せなかった場合、どのような選択肢があるのか紹介します。
考えられる選択肢としては以下の6つが挙げられます
- 諦めずに第一志望校(国公立大学)に挑戦する
- 合格可能性が高い国公立大学に変更する
- 本命を私立大学へ切り替える・滑り止め大学を受ける
- 浪人する
- 通信制大学に入学する
- 専門学校や短大へ切り替える
①諦めずに第一志望校(国公立大学)に挑戦する
まずは
諦めずに第一志望の国公立大学に挑戦する
という選択肢が挙げられます。
アキラ
受験生は一年間(あるいはそれ以上)第一志望校で合格を勝ち取るために勉強しています。
共通テストの自己採点が悪かったからといって、簡単に諦められるものではないですよね。
どんなに合否判定が悪くても、二次試験で良い点数を取ることができれば逆転合格の「可能性」はあります。
「やらずに後悔よりも、やって後悔」を選択したい受験生の方は、二次試験までの期間は逆転を目指して勉強に集中すべきです。
とにかく「過去問」をやり尽くす
共通テストの結果が悪くても第一志望校に挑戦すると決意したら、ライバルとの差を埋めるために「効率よく学習を進める」必要があります。
前期日程まで残り1ヶ月程度。
何をしたら逆転可能性が高まる?
残された期間は、とにかく「過去問」をやり込みましょう。
過去問を何度も繰り返し解いて、志望校の出題形式・傾向を頭と体に染み込ませることが重要です。
過去問を解く→答え合わせ+分からなかった問題を「今使っている参考書で確認」→また解く→…(試験日まで繰り返す)
アキラ
「不合格だったらどうしよう」という不安は行動で消す
共通テストの自己採点が悪く「厳しい合否判定」が突きつけられると、
- このまま勉強してもきっと不合格だ…
- これまで勉強してきたのに、不合格になるのは嫌だ…
- 不合格が恐い、不合格が恥ずかしい…
といったネガティブ感情が生まれてしまいます。
アキラ
ネガティブな気持ちが生じるのは仕方がないことです。
ただ、それでも第一志望校に挑戦すると決めたのであれば、二次試験までの期間は負の感情から目をそむける必要があります。
でも、定期的に不安や恐怖が襲ってきます…。勉強に集中できない。
その気持ちすごく分かります。
負の感情が出ることを抑えるのは難しいし、「考えるな」と思えば思うほど頭から離れなくなるのが人間です。
不安に感じる気持ちを抑えるには「とりあえず行動する(勉強する)」ことをおすすめします。
勉強していれば「自分が前進している」ことを確認できるので、不安度が低くなります。
アキラ
加えて、
もし不合格になっても、志望校に合格できるチャンスは「今後もある」ことを理解していれば、ネガティブな感情を少し抑えることができるでしょう。
二次試験までの努力は来年以降に反映される
たった1ヶ月頑張ったところで、逆転は難しいのでは?
と感じる方がいるかもしれませんが、この1ヶ月間の努力が今後に役立つ可能性は十分にあります。
もし受験に失敗して「浪人」という選択肢を選んだ場合、二次試験までの期間で頑張った経験が役に立ちます。
昨年は共通テストで失敗したから、二次試験までの期間がつらかった。
今年はあんな辛い経験はしたくない!
というように、次の受験へのモチベーションアップに繋がることもあります。
アキラ
②合格可能性が高い国公立大学に変更する
共通テストで失敗した人が取れる選択肢の一つが
合格可能性が高い国公立大学・学部に
志望校を変更する
というもの。
合否判定が良い大学や学部に志望校を変えることで、受験失敗の可能性を大きく下げることができます。
- 浪人はしたくない
- 不合格を避けて確実に合格したい
と考えている方は、この選択肢を取るのが良いでしょう。
もちろん、合否判定が良い大学を選択すればそれで大丈夫というわけではありません。
二次試験までの期間、確実に合格できるよう勉強を継続することが大切です!
③本命を私立大学へ切り替える・滑り止め大学を受ける
国公立大学を諦めて私立大学に切り替える
保険となる私立大学(滑り止め校)を受験する
というのも選択肢の一つです。
私立大学の場合、共通テストの結果が合否に影響せず(共通テスト利用を除く)、試験当日の結果で合格を勝ち取ることができます。
- 国公立大学にこだわりがない
- 浪人せずに大学進学したい
という方は、私立大学対策に気持ちを切り替えることも視野に入れましょう。
④浪人する
すぐに「浪人」を考えることも一つの選択肢です。
浪人という選択肢を選ぶ最大のメリットは
再度「第一志望校」に挑戦できる
ことでしょう。
共通テストの点数が想定より低い時点で、第一志望校の合格はかなり難しいと言えます。
- どうしても第一志望校に入りたい
- このまま諦めたくない
という気持ちが強いなら、潔く浪人を選択するのも良い選択でしょう。
浪人はどれくらいいるの?
結論を言うと、大学入学者全体における浪人生の割合は「約20%」と言われています。
つまり、大学受験を経験している人のうち5人に1人は「浪人」という選択肢を取っています。
この数字を見れば、浪人は珍しい選択ではないことが分かります。
浪人を選択する際にやるべきこと
共通テストの結果が悪く、浪人して来年度もう一度挑戦しようと考えている方は、
- 「浪人したい」ことを両親に(早めに)伝える
- 自分にあった浪人方法を探す
ようにしましょう。
もし予備校に通って浪人生をやる場合は、予備校の費用がかかることを理解しておきましょう。
予備校は入学金や諸経費も含め、(一年間で)100万円ほど必要になります。
この金額をご自身で支払うことは難しいと思うので、ご両親の理解が必要です。
また、自分に適した浪人方法を選ぶことも大切です。
浪人方法は主に
- 予備校・塾で浪人する
- 自宅浪人(自分で独学)する
- 自宅浪人(オンライン予備校や通信講座)する
があります。
実際に校舎へ通学する予備校や個別塾などと比較すると、自宅で浪人したほうが費用を抑えることができます。
\\ オンライン学習ができる //
ただし、すべての誘惑を断ち、浪人仲間と一緒に勉強モチベーションを維持できるのは予備校・塾に通う方法です。
\\ 予備校・塾で切磋琢磨する //
費用を出してくれるご両親と相談し、自身の勉強スタイルに適した方法を選ぶようにしましょう!
⑤通信制大学に入学する
共通テストに失敗し一般入試で大学に入ることが難しいと感じた場合、「通信制大学に進学する」という選択肢もあります。
通信制大学は、基本的にキャンパスへ通学することなく、大学から届く参考書などを使って自宅学習するシステムです。
各通信制大学が定める出願資格を満たしていれば、基本的に誰でも入学できます。
(場合によっては、面接や小論文などが課される大学もあります)
通信制大学が向いている人・向いていない人については「通信制大学は意味ないの?」で詳しくまとめているのでチェックしてみてください。
アキラ
共通テストが終了した後でも出願が可能なので、気になる方は通信制大学を調べて資料請求してみることをおすすめします。
- 【なるには進学サイト】資料請求
- ソフトバンクグループのサイバー大学
↑ITスキルが身につく大学
通信制大学を卒業したら学歴はどうなるの?
通信制大学を卒業すれば「学士」を取得できます。
学士とは四年制大学を卒業した人が取得できるものであり、つまり「通常の四年制大学を卒業した人と同じ学歴になる」ことを意味します。
⑥専門学校や短大へ切り替える
共通テストの結果が悪く、大学進学が難しいかもしれない。
高校卒業後の進路は大学以外にもあります。
それが「短期大学」や「専門学校」への進学です。
短期大学への入学を目指す
短大へ入学する方法は主に
- 総合型選抜(旧AO入試)
- 学校推薦型選抜(旧推薦入試)
- 一般選抜・大学入学共通テスト利用入試
の3つがあります。
総合型選抜と学校推薦型選抜に関しては、共通テストを受験するもっと前から用意し、出願を行う必要があります。
そのため、共通テストが終了した時期にこの2つの方法で短大を目指すのは難しいです。
一方、「一般選抜・大学入学共通テスト利用入試」は共通テスト終了後に出願が可能で、試験が2月~3月にかけて行われます。
そのため、共通テスト終了後に進路変更した人でも間に合います。
ちなみに、一般選抜の場合は短大独自の入試を受験する必要があるため、残りの期間も気を抜かず勉強しなければいけません。
アキラ
専門学校への入学を目指す
高校卒業後に「専門学校へ進学する」という選択肢もあります。
専門学校の場合、よっぽどのことが無い限り「落ちる・不合格になる」ことがありません。
アキラ
共通テストが終わった後でも「オープンキャンパス」などを実施している専門学校があるので、一度訪問して雰囲気などを確認してみることもおすすめです。
>> 大学落ちたら専門学校はアリ?大学受験後でも間に合うか解説!
今まで大学進学しか考えていなかったから、短大や専門学校の情報が無い…
そんな方は、まず学校の先生に相談をしてみましょう。
自分の気持ち・考えを伝えれば、親身になって短大や専門学校の情報を探してくれるはずです。
その他、自分で学校を調べて資料請求することも行いましょう。
上記のサイトを利用すれば、全国の短大や専門学校の資料請求が可能です!
浪人したくないけど、短大や専門学校に進学すると「最終学歴」が不安かも…
最終学歴は「大卒以上」が良いな…
上記のように考えた方も多いのではないでしょうか?
アキラ
近年は「学歴ではない!」という機運が高まっている時代です。
それでもまだ、「大卒以上」の方が将来の選択肢が増えるという事実は変わりません。
できることなら大卒以上の学歴を取っておきたいですよね。
安心してください。
大学進学を諦めて短大や専門学校に入学したとしても、共通テストを再受験することなく大学に入り直す方法があります!
その方法は次の章でお話しています。
編入学なら共通テストで失敗しても第一志望校に入れる
ここまで、共通テストで失敗した人が取れる選択肢について説明してきました。
その説明の中で
- 共通テストを受験せずに第一志望の国公立大学に入る方法がある
- 短大や専門学校に進学した後、大学に入り直す方法がある
ことを伝えていました。
アキラ
その方法とは
大学編入(編入学)
です!
大学編入とは、在籍中の学校(大学・短大・専門学校・高専)から別の大学へ途中入学できる制度のことです。
基本的に3年次に途中入学することが多いですが、大学・学部によっては2年次に編入学することもあります。
アキラ
大学編入に挑戦する場合、各大学や独自に用意した編入試験に合格しなければいけません。
この編入試験は主に
- 専門科目+英語
- 小論文
- 面接
上記3つの対策さえしっかり行えば、十分合格できます。
共通テストのように、8科目や9科目も勉強する必要がありません。
複数科目の勉強が苦手だった方にとっては、かなりメリットが大きい試験と言えます。
編入試験の難易度は共通テストとの比較は別の記事で行っています↓
大学編入は旧帝大などの有名国公立大学や、MARCHをはじめとした人気私立大学でも実施されています。
そのため、
- 共通テストで失敗して志望校を下げた人
- 国公立大学への進学を諦め、滑り止めの私立大学に入った人
- 大学進学が難しく、短大や専門学校に進んだ人
でも、現役時の第一志望校へ編入学できる可能性があります!
アキラ
当ブログでは、実際に大学編入を経験したボクが「編入学の情報・知識」を発信しています。
大学編入が気になった方は、大学編入カテゴリーから他の記事も参考にしてみてください↓
「共通テストで失敗=終わり」ではない
共通テストで思うような結果が出せなかった方の中には
もう終わりだ…
これから自分の人生どうなるのだろう…
と不安に感じている方もいるのではないでしょうか?
ボク自身、共通テスト(当時はセンター試験)で爆死した経験があるので、あなたの気持ちが痛いほどよく分かります。
でも大丈夫です。
実際に経験したからこそ言えます。
共通テストで失敗したからといって人生は終わらないし、これからいくらでも逆転できる機会があります。
アキラ
ボクは当時のセンター試験で良い結果を出せませんでした。
得点源の英語で全く手ごたえが無かったので、1日目終了時点で「あー、終わった」と感じていたのを覚えています。
自己採点の結果から導き出された第一志望(岩手大学でした)の判定はかなり悪く、担任からも「合格は無理だから、受験校を考え直した方が良い」と言われていましたね。
でも、当時のボクは
アキラ
と強がり、志望校を変えることなく二次試験を迎えました。
結果、「不合格」。
当時はかなりショックを受けました。
滑り止めの私立大学などは受けていなかったので、浪人という選択肢を選びました。
ただ、大学受験に対する意義を失っていたボクは来年度の計画を何も考えておらず、予備校の申込みもしていませんでした。
なので自然に「自宅浪人で頑張ろう」という流れで進んでいました。
ところが…
「そもそもなぜ大学に進学するのか?」という部分があいまいだったために、勉強のモチベーションを保つことができず、早々と勉強をやめていました。
アキラ
ただ、ずっとニート状態でいるわけにもいかず
アキラ
という考えで、英語を学べる専門学校を検索し始めます。
その時にたまたま見つけた専門学校に「大学編入専攻」があり、専門学校から四年制大学に編入学できることを知ります。
アキラ
と感じ、日本外国語専門学校の大学編入専攻へ入学します。
その後、専門学校で2年間しっかり編入試験対策を行いました。
当時は学歴コンプレックスが強く、「絶対に良い大学に進学してやる」という気持ちで勉強していましたね。
自分の負の感情が「燃料」となって勉強を頑張ることができました。
その結果、
- 「早稲田大学商学部」の編入試験に合格
- 「東北大学経済学部」の編入試験に合格
- 「中央大学経済学部」の編入試験に合格
- 「明治学院大学経済学部」の編入試験に合格
- 「TOEIC850点」取得
- 「英検準一級」取得
という成果を出すことができ、早稲田大学商学部へ3年次編入しました。
センター試験で大失敗した時から考えると、信じられないほどの逆転劇を果たすことができました。
受験生当時は、早稲田大学や東北大学などレベルが高すぎて考えることもなかった大学です。
そんな大学の編入試験に合格できたことは、ちょっとだけ自分の自信にも繋がりましたね。
専門学校から大学編入する方法|経験者が流れを解説このように、共通テストで失敗しても憧れの大学に入るチャンスは残されています。
だから、自分の将来を悲観する必要はありません。
今はまず、目の前のこと(二次試験の勉強など)に集中しましょう。
もし結果が出なくても、その後別の方向に舵を切れば良いだけです。
大学に入り直すことは可能?現実的な方法を3つ紹介!共通テストで失敗したらつらい、だけど勝負はこれから!
今回は「共通テストで失敗したらどうすればいいのか?」というテーマでお話してきました。
共通テストで自己採点が悪くて、今後どうなるのか不安に感じる気持ちは痛いほど分かります。
でも!
ずっとマイナスなことを考えていても現状は変わりません。
大事なのは「自分がどうしたいか」「自分はどうなりたいのか」をしっかり考え、その方向に向かって一歩ずつ前進することです。
今回の内容が、皆さんの今後のステップに少しでも貢献できましたら幸いです。