TOEIC勉強で[keikou]"英会話"[/keikou]は上達するのでしょうか?
どうも、TOEIC850点を取得しています、アキラ(@akila_s8)です。
現在、TOEIC勉強に力を入れている、またはこれからTOEIC勉強を始めようか悩んでいる方の中には、[keikou]「TOEIC勉強で英会話は上達するのだろうか?」[/keikou]と疑問に感じている方がいるはずです。
「英語を勉強する理由」は人それぞれ様々なものがあるでしょうが、その延長線上には「英語をスラスラ話せるようになりたい」「ネイティブとも問題なく英会話できるようになりたい」といった気持ちがありますよね。
ボクもあります。
スムーズに英会話できることに強い憧れを抱いています。
ところで、「英会話を上達させるため」にTOEICの勉強をするのってどうなのでしょうか?
効果はあるのでしょうか?
今回は、TOEICを850点まで伸ばしたボクが、「TOEICの勉強が英会話上達につながるのか」について解説していきます。
目次
【結論】TOEIC勉強で"英会話"は上達しない
早速結論を述べてしまいますが、TOEIC勉強で英会話は...「上達しません」。
TOEICの勉強をしても、英会話は上達しない!
「そんなことは無い!」と感じる方が多いかもしれませんが、少なくともTOEIC850点取得者のボクは、上記のように考えています。
つまり、TOEICでハイスコアを取得できたとしても、それは決して「英会話ができるようになった」わけではありません。
ちなみに、誤解を生まないために言っておくと、TOEICの勉強をしている過程で「"英会話に必要な能力・スキル・知識"は少しづつ向上している」はずです。
TOEIC勉強の英会話への影響は"ゼロ"ではないでしょう。
ただ、TOEICの勉強が「英会話能力向上」に与える影響は[keikou]"かなり少ない"[/keikou]と断言できます。
TOEIC850点取得者の英会話力は?
ボクは「大学編入」という自分の目標を達成するために、TOEICのスコアを伸ばす必要がありました。
そのため、編入受験生の期間は必死になってTOEIC勉強に取り組み、結果的に「TOEIC850点」を取得することができました。
そんなボクの"英会話力"はというと...ほとんどありません。
ゆっくり話してもらった英語なら、"なんとか聞き取れるレベル"です。
そして、ものすごく簡単な英文で返答ができるくらいです。
世の中的には「TOEIC850点」と言うと、ある程度「ハイスコア」に位置付けてもらえるかもしれませんが、それはあくまでも「TOEICテストのスコア」であって、「英会話が問題なくできるか?」というと、その自信はほとんどありません。
ボクはTOEIC以外に「英検」の勉強もしていたのですが、「英検準一級」の二次試験(面接)はまさに"地獄"でしたね。
全く会話になっていなかったのを覚えています。
一回目の二次試験は落ちてしまいました。(二回目でなんとか合格させてもらいました)
英検の面接試験で順番が回ってくるのを待っている時、隣に座っていた"小学生"がペラペラ英語を話しているのを見て、絶望しましたね...。
そのくらいボクは英会話ができません。
でも、TOEICは850点まで伸ばすことができました。
"英会話"上達を目的に「TOEIC勉強」はしない方が良い
「TOEIC850点」を持っているのに「英会話」はできない。
これが意味していることは、[keikou]「TOEICでハイスコアを取得しても、英会話ができるようになるわけではない」[/keikou]ということです。
つまり、英会話上達を目的に「TOEIC勉強」に手を出すことは"得策ではありません"。
「英会話ができるようになりたい」なら、もっと英会話能力向上に直結する"効果的な勉強"をした方が良いです。
例えば、
- 「DMM英会話
」などの英会話サービスを利用する
- 留学する
- 海外で働く
- ネイティブの友達・恋人を作る
など。
自分を「英語を話さないといけない状況」に投じることが、最も効率よく英会話能力を高める方法です。
間違いありません。
TOEIC勉強が"英会話"の上達につながらない理由
TOEICは「英語の資格試験」ですよね。
なのにどうして「TOEIC勉強」が英会話の上達につながらないのでしょうか。
その理由は単純で、「TOEICでハイスコアを取得するために必要な能力」と「英会話に必要な能力」が大きく異なるからです。
「TOEICで高い点数を取るために必要な能力」とは、以下のようなものですね↓
- TOEIC頻出単語をたくさん知っている
- 英文法の知識がある
- TOEICのリスニング音声に耳が慣れている
- リスニングセクションで活用できる「先読みテクニック」を使える
- 一目見ただけで答えを導き出せるタイプの問題を理解している
- TOEICの試験時間「2時間」を集中できる
- 200問を試験時間内に解き終えることができる etc.
一方で、「英会話に必要な能力」は以下のようなものかな、と推測しています↓
- ネイティブが話す会話の内容を理解できる
- 自分が伝えたいことを頭の中で英語に変換し、それを発することができる
- 英会話に使えるフレーズを知っている、すぐに言葉にできる etc.
TOEICの勉強に力を入れても、「英会話に必要な能力」を手に入れることはできないんですよ。
強いて言うならば、「英語の文章を聞きとる能力」は、リスニングセクション対策をすることで少しは身につくかもしれません。
ただ、TOEICのリスニングに関しては、たとえリスニング音声の内容をすべて理解できなかったとしても、「解答テクニック」を上手に活かせば答えにたどり着くこともできます。
そのため、「リスニング能力が低い人」でもTOEICテストで高スコアを取得することは可能です。
このようなことも考慮に入れると、やはり[keikou]「TOEICの勉強」と「英会話の上達」はほとんど繋がりが無い[/keikou]と判断できます。
「TOEICの勉強」と「英会話の勉強」のどちらを先にやるべき?
当エントリーにたどり着いた方の中には、「"TOEICの勉強"と"英会話の勉強"のどちらを最初にやるべきだろうか?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
これは、あなたが「何を優先的にできるようにしたいのか」によって変わってきます。
「英会話を上達させたい」方の場合
すでに説明していることですが、「英会話を上達させるため」にTOEICの勉強に手を出すのは"ナンセンス"です。
TOEIC力は上がりますが、英会話力はほとんど上がらないと言えます。
なので、英会話の上達スピードは著しく遅くなってしまいます。
「英会話を上達させたい」のであれば、間違いなく「英会話に特化した勉強」が重要です。
「DMM英会話」などの英会話特化サービスを活用してください。
TOEICの勉強は"無駄"と言っても良いかもしれません。
「TOEICを伸ばしたい」&「両方興味がある」方の場合
- 英会話能力を伸ばすことに興味があるけど、まずはTOEICスコアを伸ばしたい!
- TOEICも伸ばしたいし、英会話もできるようになりたい!
という方は、先に「TOEIC勉強」にフォーカスすることをおススメします。
「英会話の勉強」をしても「TOEICスコア」は伸びない
「TOEICの勉強」と「英会話能力の向上」に関連性が無いのと同じように、「英会話練習」をしたところで「TOEICスコアを伸ばす」ことにはつながりません。
上記に挙げているような「TOEICスコアを伸ばすために必要な能力」は、英会話の勉強をしても手に入れることができないからです。
なので、「とりあえず高いTOEICスコアを取得しておきたい」という方は、TOEIC勉強に熱心に取り組むことをおススメします。
「TOEIC」と「英会話」の目標達成速度が異なる
加えて、「TOEICで目標スコアを取る」という目標と、「ネイティブとスムーズに英会話ができるようになりたい」という目標では、[keikou]「目標達成の速度」が大きく異なります[/keikou]。
「英語を話せるようになりたい」という目標は、そんなに簡単に達成できるものではありませんよね。
皆さんも実感しているはず。
「とにかく英語を話す機会」を作って、数か月~数年かけて達成していく目標が「英会話」です。
一方で、「TOEICで目標スコアを達成する」という目標は、効率のいい・正しい勉強法を大いに活用すれば、[keikou]「1年以内」に確実に達成できます[/keikou]。
→"効率"よくTOEICスコアを伸ばす勉強法を解説!【コツはリスニング】
早い方なら、「3か月」程度一生懸命勉強すれば、目標スコアに到達できるのではないでしょうか。
そのため、「TOEICスコアも英会話能力も、どっちも伸ばしたい」という方は、まず「TOEICの勉強」に全力を出し、数か月間で目標を達成した後、じっくり「英会話能力を高める」という勉強にシフトしていくのがおススメです!
TOEICの勉強って意味無いのでは?←そんなことありません
ちなみに、ここまで読み進めていただいた方の中に、「TOEICスコアを伸ばしても英会話できるようにならないのか。じゃあTOEICの勉強しても意味無いじゃん」と思った方もいるかもしれません。
これは[keikou]"人によります"[/keikou]。
就活・転職・昇進・進学などのために、「なるべく高いTOEICスコアを取らないといけない」という方にとっては、[keikou]TOEIC勉強は「意味のあること」[/keikou]です。
たとえ「英会話能力につながらない」としても。
もし、自分が英語を勉強する目的が
- 「英会話ができるようになるため」
- 「ネイティブとスムーズに会話をするため」
- 「海外で不自由なく暮らすため」
であるならば、TOEIC勉強をしている時間は"無駄"になるでしょう。
そもそも「英会話ができるようになりたい」だけであるならば、TOEICのスコアを無理に取得する必要ありませんよね。
そのような方は、[keikou]「英会話能力の向上」に全集中力を向けるべき[/keikou]です。
「TOEICの勉強」が無駄かどうかは、あなたが目指しているゴールによって変わってきます。
もし「TOEICの勉強をするのは意味無いかもしれないなー。勉強やめようかなー。どうしようかなー。」と悩んでいる方は、今一度、
- 「なぜ自分は英語を勉強するのか」
- 「なぜ自分はTOEICを勉強しないといけないのか」
といったことを考えるようにしてください。
「TOEICの勉強で英会話は上達する?」まとめ
今回は、「TOEICの勉強で英会話は上達するの?」というテーマで解説を進めてきました。
最後にもう一度結論を述べておくと...
TOEICの勉強をしても、英会話は上達しない!
基本的に、「TOEICスコアを伸ばすための勉強」と「英会話能力を伸ばすための勉強」は"全くの別物"と考えるようにしましょう。
また、「TOEICの勉強」と「英会話の勉強」のどちらを先にやろうか迷っているという方は、「自分の最優先事項」を再考してみてください。
とにかく「英会話」が大切なら、TOEICの勉強時間は無駄になる可能性が高いので、[keikou]英会話の勉強にフォーカス[/keikou]しましょう。
「高いTOEICスコアも必要なんだよね」という方は、まず[keikou]「TOEIC勉強」に集中[/keikou]して、数か月~1年以内に「目標スコア」を達成した後、英会話の勉強に移行していきましょう!