早稲田大学への編入経験者が
大学編入成功のポイントを解説!
Rank-Upをご覧いただきありがとうございます!
当記事では、専門学校から「早稲田大学商学部」へ3年次編入したアキラが【大学編入成功のポイント】について説明しています。
アキラ
ボクは、専門学校の「大学編入コース」で2年間勉強した後、早稲田大学の商学部に3年次編入した経験があります。
- 専門学校から早稲田大学商学部に3年次編入
- 東北大学・中央大学・明治学院大学の編入試験にも同時合格
- 2018年3月に早稲田大学を卒業
早稲田大学商学部は2019年度より3年次編入の募集を停止しています。
その他、多くの学部で編入試験の実施を停止しているので注意が必要です。
2021年度に早稲田大学が編入学を認めている学部は
- 基幹理工学部
- 先進理工学部
の2つのみとなっています。
早稲田大学の編入学については、大学公式の募集要項を確認するようにしてください↓
参考 学士入学・3年次編入学 入学試験要項早稲田大学ボクが編入受験生として勉強している時、「大学編入合格のために重要なことは何だろう?」と常々疑問に思っていました。
しかし、調べてみても「大学編入合格のために重要なこと」に関する明確な答えを見つけることができませんでした。
その理由は、「大学編入試験」は一般入試と異なりあまりメジャーな試験とは言えないため、世の中に出回っている情報が少なかったからです。
そこで今回は、これから大学編入試験に挑もうとしている方や、大学編入について気になっているという方のために、ボクが実際に経験したことで得た「大学編入の勉強において意識すべき3つのポイント」を紹介していこうと思います!
「大学編入って何?」「大学を変えることができるの?」など、編入学について詳しく理解していない方は、先に【大学編入とは?】の記事をご覧ください。
この記事を読めば、大学編入学についてしっかり理解できます!
目次
「3つのポイント」を意識して大学編入の勉強をしよう!
大学編入合格に向けて、「ココだけは押さえないといけない!」というポイントがあるので解説していきます。
- 専門科目の「基礎知識」を徹底的に身につける
- 自分の言葉で説明できるようになる
- 「過去問」を手に入れ傾向を調べつくす
上記3つのポイントは、ボクが実際に編入試験を経験したことで身にしみて感じたことです。
上記3つのポイントをしっかりと意識して勉強を進めれば、希望の大学への編入合格にグッと近づくこと間違いなしです!
以下で詳しく解説していきます。
【ポイント①】専門分野の「基礎知識」を徹底的に身につける
大学編入試験の合否を分けるポイントは「基礎知識が身についているか?」です。
とにかく「基礎」を徹底している受験生が、大学編入試験を制します。
大学編入に対して「難しそう」というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、そのイメージは間違いです。
大学編入は難しい?試験の難易度や対策法を経験者が解説基礎知識をしっかり勉強すれば、「受験校すべてに落ちる」というような結果は起こりません。
なぜ「基礎知識」が重要だと言い切れるのでしょうか?
それは、大学編入という制度の性質を考えれば明らかです。
なぜ「基礎知識」が大切なのか?
大学編入試験で合格した人は、基本的に「3年次編入(2年次編入もある)」となります。
編入試験を受けた翌年の4月から、大学3年生としてその大学・学部に入学することになるのです。
ここで重要なのが「大学3年生として」というポイントです。
つまり、大学編入試験で測っているのは、「1年生の時からその大学で勉強してきた人たちと、同等かそれ以上の知識・能力を持っているか」という点です。
大学では通常、「1~2年生」の間に、専門分野(経済学・経営学・法学・社会学etc.)と外国語(英語・フランス語・中国語etc.)の基礎的な知識を身につけ、「3~4年生」になって本格的なゼミが始まり、応用的な勉強・研究を進めていくことになります。
このことから、「3年次に我が大学に編入しても、1年次から大学に在籍していた学生とそん色なく学習・研究を進めることができそうだ」と判断されれば、大学編入試験に合格できます。
つまり、専門分野と外国語の「基礎知識」がものすごく重要になってきます。
過去問&実体験で再確認した「基礎知識」の重要性
ボクは受験校の過去問や、実際に自分が受験した試験内容から、「やはり大学編入は基礎が大切」と再確認しました。
ボクは大学編入試験で、一般受験(高校3年生)の時には雲の上の存在だった大学にチャレンジしました。
早稲田大学も東北大学も中央大学も、聞いただけで「試験メチャクチャ難しそうじゃん!」と思うような大学ばかり受けていました。
ただ実際に試験を受けてみると、どの大学の編入試験も出題される内容はほとんどが「基礎知識」だったのです。
ボクは、とにかく基礎を身につけていこうというスタンスで勉強していたので、編入試験終了後は、かなり手ごたえを感じた状態で帰宅したことを覚えています。
「基礎知識」だけで大丈夫なの?
基礎知識だけって言うけど、応用問題が出題されたらどうするの?
という疑問が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。
確かに、大学によっては非常にハイレベルな内容の応用問題が出題されてしまうこともあります。
ただ、ボクの経験上、応用問題を意識しすぎるあまり難しい内容の勉強ばかり手をつけ、基礎がおろそかになるのは本末転倒だと感じています。
周りの受験生の中には、「記念受験」感覚で試験を受けている人もいます。
そのため、(あくまでボクの感覚でしかありませんが)編入試験の受験会場には基礎問題も解けない人が多くいる印象でした。
とにかく、基礎を固めれば問題ありません。
反対に、基礎をおろそかにしている人が合格することは無いでしょう。
大学や学部によっては、勉強すべき範囲・分野が多くなるところもあるので、まずは「基礎固め」を意識して勉強を進めていきましょう。
もし応用的な問題が出題される大学に挑戦する場合にも、「基礎固め」と同時に、次に説明する「ポイント②」を意識しながら勉強してもらえれば対応できる問題が増えるはずです。
【ポイント②】自分の言葉で説明できるようになる
ポイント①で「基礎知識」が重要だと説明しました。
しかし、「大学編入試験=大学の入試試験」なので、ただ基礎知識を頭に詰め込むだけで合格できるかというと、そう簡単にはいきません。
自分が受験しようと考えている大学の「編入試験問題」を確認してみてください。
大学編入では
- 「○○を400文字で説明しなさい」
- 「○○についてあなたの意見を教えてください」
といった形式の記述問題が多く出題されていることに気づくと思います。
つまり編入試験では、「基礎的な知識を活用して試験の採点者を納得させられる解答を作る力=解答力」が必要になってくるのです。
例えば、早稲田大学商学部の「2018年度3年編入学試験」では、以下のような問題が出題されていました。
出典:早稲田大学 入学センター 2018年度 商学部 入試問題 「3年編入学試験」
「早稲田大学」や「商学部」に限ったことではなく、多くの大学の編入試験では、このような「説明しなさい・記述しなさい」といった形式の問題が出題される傾向にあります↓
出典:平成28年度入学試験問題-筑波大学アドミッションセンター 編入学試験 社会・国際学群 社会学類(法学)
ここで大切なことは、専門分野の基礎用語の意味をきちんと理解し(ポイント①の部分)、それを「自分の言葉に置き換えて」説明できるかどうかです。
この「自分の言葉に置き換えて」というポイントが、周りの受験生に差をつける要因となってきます。
例えばボクは、「コーポレートガバナンス」という経営学用語の意味を覚えるのと同時に、「コーポレートガバナンス」と関連のある用語(法令順守,利害関係者・ステークホルダー,CSR・企業の社会的責任)も同時に覚え、「関連用語をそれぞれ紐づけて、用語を説明する文章を自分で作成する」という対策を行っていました。
コーポレートガバナンスの意味を単体で覚えるのではなく、経営学の関連用語と組み合わせて覚えることで、どんな用語が出題されても臨機応変に対応できるように勉強していました。
「利害関係者」についての記述問題なら「あ、コーポレートガバナンスを絡めて記述できるな」とか、「CSR」の問題が出たら「コーポレートガバナンスと利害関係者についても合わせて解答すれば、他の人と差をつけられるな」と考えながら、経営学や経済学の記述対策をしていました。
編入試験では、「基礎的な知識を、しっかり説明・記述できるか」という力が求められることを頭に入れて、日々の勉強に取り組んでみてください!
【ポイント③】過去問を手に入れ、傾向を調べつくす
大学編入を成功させるために重要なポイントとして最後に挙げるのが、「過去問題を必ず手に入れる」ことです。
これ、ものすごく重要なポイントになります。
編入試験に合格したい方は、必ず実行してください!
大学編入は「情報戦」
大学編入が難しく感じるのは、「情報が少ない」というデメリットがあるからです。
大学編入で合格するための「勉強法」や「合格者の声」「おすすめの参考書」といった情報が非常に少ないので、自分自身で適切な方法を探りながら勉強を進めていく必要があります。
大学編入は「情報戦」
その情報戦を勝ち抜くために重要な「編入試験の過去問」ですが、手に入れることが非常に困難です。
すべての大学・学部がインターネット上に過去問を公開しているわけでなく、「赤本」のように、過去問題集が発売されているわけでもありません。
そのため、編入試験の過去問を入手するのは非常に面倒くさい作業です。
ただ言い換えると、「過去問」を手に入れるという行動を起こすだけで、ライバルに差をつけることが可能となります。
編入試験の過去問を入手する手段は?
編入試験の過去問を手に入れる方法は、大学側の対応によって異なってきます。
ホームページ上に過去問を公開してくれていたら助かるのですが、ホームページ上では過去問を公開していないという大学・学部が多いです。
その場合には、違う方法で過去問を入手する必要があります。
「編入試験の過去問を手に入れる方法を知りたい!」「志望校の大学・学部のホームページに過去問が掲載されていなくて困っている!」という方は、以下の記事を参考にしてください。
大学編入の過去問と解答を入手する方法を経験者が解説過去問から問題の傾向を分析しよう!
過去問を無事手に入れることができたら、問題の傾向を分析して、編入試験の勉強に活かしていきましょう。
- 基礎用語の穴埋め問題が多い
- 指定文字数で記述・説明させる問題が中心
- 計算問題がある
- 問題数が多くて、試験時間で解き終わらないかも
といったような特徴が必ず見えてくるはずです。
それに合わせて、「何に・どの分野に力を入れて勉強すべきか?」「勉強しなくてもいい範囲・単元は無いか?」考えていきましょう。
勉強すべきことと、勉強すべきでないことをはっきり区別することはとても大切です。
なぜなら、限られた時間の中で大学1~2年次に習得すべき知識を身につけなければいけないからです。
過去問を参照して、効率よく勉強を進めていきましょう!
「大学編入の勉強で意識すべきポイント」まとめ
ここまで、大学編入で合格するために必要な「3つのポイント」について説明してきました。
今回紹介した3つのポイントは、ボクが実際に体験したことを元に「編入試験の勉強を進めるにあたっては、これが重要だったな」という3点をピックアップしたものです。
大学・学部は特に関係なく、大学編入を目指す人たちにとって有益な情報だと言えます。
ぜひ当記事で解説したことを意識して、自分をステップアップさせましょう!
旧帝大の編入試験情報まとめ!自分は合格できる?