「大学編入は学歴ロンダリングでずるい」
↑この意見は謎です
どうも、専門学校から早稲田大学商学部に3年次編入した経験を持ちます、アキラです。
ボクは「大学編入」という入学制度を活用することで、いわゆる「学歴ロンダリング」をしました。
もともと「学歴ロンダリング」とは、現在自分が通っている大学よりも「上のレベル」の大学院に進学することを指しているようです。
「大学→大学院」と同じように、「短大→大学」「専門学校→大学」「高専→大学」といった「大学編入」で学歴をグレードアップさせることも総称して「学歴ロンダリング」と呼ぶみたい。
大学編入でロンダリングするので「編入ロンダリング」と言われることもあるようです。
調べてみると、「大学編入」によって学歴ロンダリングすることを「好ましく思っていない」人たちがいるようです。
大学編入で学歴をグレードアップするなんてずるいと感じるみたい。
正直、意味が分からないですね、この意見。
今回は、「大学編入は学歴ロンダリングでずるい」という意見について考えていきます。
目次
大学編入で学歴ロンダリングはずるい?そんなことない!
世の中には、大学編入を利用して学歴ロンダリングすることに対し、良く思っていない方がいるようですね。
例えば、Yahoo!知恵袋に以下のような意見がありました↓
【大学編入の学歴ロンダが毎年何万人も生産されていくことを考えると気持ち悪くて仕方がありません。】
中身を読んでもらえば分かりますが、大学編入への不満がすごいですね。
この質問者(というよりは自分の意見を言っているだけの人ですが)は、「大学編入」を活用すれば、レベルが低い大学・学校から「偏差値が高い(と言われる)大学」へ”簡単に”学歴ロンダリング出来てしまうことがおかしいという意見を持っている模様。
そして、この質問(?)に対する「ベストアンサー」もまた「大学編入への偏見」にあふれていますね。
少し引用させてもらいます↓
本来、才能と努力どちらが欠けても旧帝大には行けなくて、中学・高校と受験競争必死に勝ち残って来て、浪人までして旧帝大行ったのに、ちょっとネットで編入の情報仕入れて二ヶ月ばか試験対策やって、「京大生」なんてドヤ顔でプロフに張られる。ドヤ顔で編入する方法をガンガン流される。これ見て良い気持にならない現役性やOBもいるだろうし、旧帝大レベルの学校や第一志望に落ちた受験生は特にそうでしょう。
引用:Yahoo!知恵袋
ものすごく「大学編入」が嫌いみたいですね。
要するに、「センター試験」や「一般入試」の勉強を一生懸命しても旧帝大のような「ハイレベルな大学」に合格できなかった人がたくさんいるのに、そのような人を”差し置いて”、それほど勉強もしていない奴が大学編入でハイレベルな大学に入るのはずるいっていう理屈らしいです。
アキラ
実際に大学側が「大学編入」という入学制度を設けているわけですから、しっかり「正当」な入学方法です。
大学編入を利用して「学歴ロンダリング」をしても、何も問題ありません。
法を犯しているわけでもあるまいし。
東京から北海道まで早く着いた人の勝ち
【ルール:交通手段は何を使ってもOKです】
というゲームがあるとします。
飛行機に乗って東京を目指した人に対して、「こっちは一生懸命努力して自転車こいでいるのに、飛行機に乗って行くなんてずるい」と言っているのと同じですよね、コレ。
そもそも「勉強を短期間やれば大学編入はできる」みたいなスタンスで語ってますが、こういう意見の人は「大学編入試験」がどういうものかを分かってないです。
おそらく、大学編入試験を経験していないはず。(推測ですが)
「なんだかよく分からないけど、近道するなんてずるい、まあ挑戦したことはないんですけど」と言っているようなものです。
学歴ロンダリングして何が悪いの?
そもそもなんですが。
「学歴ロンダリング」は何が悪いのでしょうか?
世の中には、不思議と「学歴ロンダリング」というものに対して”負のイメージ”がありますよね。
おそらく、大学受験を一生懸命頑張ってこなかった「偏差値の低い大学・短大・専門学校・高専」に通っている人が、大学受験で一生懸命勉強してきた学生と同じ大学・大学院に入るのは”おかしい”という理屈なのでしょう。
ただ、そんなこと言っても仕方がありませんよね。
実際に「学歴ロンダリング」を成功させている人は、大学・大学院側が認めた方法で正当に入学しているわけですから。
認められていない・不当な方法で、実力以上のハイレベルな大学に入学するのはもちろんアウトですが、「学歴ロンダリング」した編入生・大学院生は皆「試験を突破して」いるのです。
その結果、自身が抱えていた「学歴コンプレックス」を解消できるのなら万々歳ですよね。
学歴ロンダリングを目的に大学編入を目指してOKです
同じように「大学編入×学歴ロンダリング」について調べていたら、以下のような心配をしている人がいることが分かりました。
編入した後、他の学生から「学歴ロンダリングを目的に大学編入した」と思われるのではないか
正直ボクが編入受験生だった時は、こんなこと1ミリも思ったことがありませんでした。
そもそも「学歴ロンダリングが良くない」という考えが無かったので。
他の学生も、大学編入生について「この人は学歴ロンダリングを目的に編入したんだ」なんて思う人はほとんどいないでしょう。
なので心配しなくて大丈夫です。
ボク自身、大学編入を目指した理由の一つに「自分が抱えている学歴コンプレックスを解消する」というものがありました。
- 「大学編入でハイレベルな大学に編入して、自分を一段と成長させる!」
- 「就職活動をより有利に進めるために、名前が通る大学に編入する!」
- 「大学受験で合格できなかった大学にリベンジする!」
どれも大学編入を目指す上で重要な目標だと思います。
「学歴ロンダリング」を成功させることができれば、周りの環境を変えることができますし、自分を大きく成長させることができます。
そのために、一生懸命「編入試験対策」を進めるようにしましょう。
もし、編入後に「大学編入で学歴ロンダリングをするなんてずるい」と言われる機会があったとしても(無いと思いますが)、そんな「的外れなこと」を言う人とは関わらなければ良いだけです。
ちなみにですが、面接試験の時に「学歴ロンダリングを実現するために受験しました」と回答するのは良くないので注意してください。
「外野」の意見は気にせずコツコツ勉強をしましょう!
勉強がきつくなってきたり、難しい範囲に直面してなかなか理解できなかったりすると、どうしても「外野」の”負の意見”が気になってしまいます。
そうなった時は注意です。
あなたは「自分がサボる言い訳」を作り出すために、わざと”負の意見”を取り入れようとしてはいませんか?
人間は「自分にとって重要なこと」をサボろうとする時、わざと自分が不利になるような行動をとることがあります。
万が一失敗しても、自分を「正当化」できるからです。
有名なのが、「テスト前で勉強しないといけないのに、普段はやらない”部屋の片付け”を始めてしまう」というやつですね。
わざと”部屋の片付け”をすることで、自分に負荷をかけ、万が一テストの結果が芳しくない時に「まあ、あの時”部屋の片付け”をしていたから、本気で勉強できる時間が少なかっただけだよね」と自分が傷つかないように正当化できます。
「大学編入」という大きな目標を掲げているあなたは、自分の失敗を正当化することのないようにしましょう。
「外野の負の声」は全部無視してかまいません。
周りの意見は気にせず、毎日コツコツ「自分がやるべきこと」に全集中力を注いでください!
「大学編入は学歴ロンダリングでずるい」まとめ
今回は、「大学編入は学歴ロンダリングでずるい」という意見についてまとめてきました。
「学歴ロンダリング」できるなら素晴らしいことではないですか?
自分をステップアップさせることができますし、自分の環境を変えることができますし、ハイレベルな勉強ができるようになりますし、自分が抱えている学歴コンプレックスを解消することもできます。
「大学編入」は各大学・学部が採用しているものであり、大学側が作成した「編入試験」を受験し、その試験に合格できた者のみが入学できる「正式な入学制度」です。
「正式」なものなので、ずるいわけがありません。
もし「たった数か月の勉強で学歴ロンダリング出来るなんてずるい」と感じている方がいるのなら、大学編入に挑戦すれば良いだけの話。
「学歴ロンダリング」を実現したい編入受験生は、「自分が今何をやらなければいけないのか」をしっかり考え、毎日コツコツ努力を積み重ねていきましょう!