- 3年次編入ってどういう仕組みなの?
- 3年次編入できる大学はどこ?
- 3年次編入のメリット・デメリットは?
上記の疑問を解消できる記事をご用意しました。
当記事を最後までお読みいただければ、「3年次編入」についてしっかり理解できます!
なぜなら、この記事を執筆しているアキラは実際に3年次編入を経験しているからです。
アキラ
- 専門学校から早稲田大学商学部に3年次編入
- 東北大学・中央大学・明治学院大学の編入試験にも合格
- 2018年に3年次編入した早稲田大学を卒業
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実際に大学編入した経験をもとに記事を作成しているので、必ずあなたのお役に立ちます。
- 自分は3年次編入できるかな?
- 自分に合った編入先が分からない、志望校はどうやって選べばいい?
3年次編入への挑戦に不安を感じている方は、「相談サポート」を利用してみてはいかがでしょうか?
ココナラというサービスには、大学編入の経験者・指導のプロが相談サービスを提供しています。
誰かに相談してみたいという方は、ぜひサポートサービスも利用してみてください。
それでは早速、「3年次編入とはどのような仕組みなのか?」について説明していきましょう。
目次
3年次編入とは
四年制大学への入学方法として
- 一般入試
- AO入試
- 推薦入試
などが思い浮かびます。
実は、上記以外にも大学へ入学する方法があります。
それが「大学編入(編入学)」という入学制度の活用です。
編入学なら、四年制大学の3年次あるいは2年次に「途中入学」することができます。
「編入学」とは、学校を卒業した者が、教育課程の一部を省いて途中から履修すべく他の種類の学校に入学すること(途中年次への入学)と解されています。この場合、法令上の卒業要件の例外となるので、法令上の根拠が必要です。
大学への編入学は、法令上以下のいずれかに該当する方にのみ認められます。・短期大学(外国の短期大学及び、我が国における、外国の短期大学相当として指定された学校(文部科学大臣指定外国大学(短期大学相当)日本校)を含む。)を卒業した者(法第108条第7項)
・高等専門学校を卒業した者(法第122条)
・専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上であるものに限る)を修了した者(法第132条)
・修業年限が2年以上その他の文部科学大臣が定める基準を満たす高等学校専攻科修了者(学校教育法施行規則第100条の2)
そして、編入学制度で3年次に途中入学することを「3年次編入」と表現します。
アキラ
ちなみに、大学・学部によっては2年次に途中入学しなければいけないところもあります。
2年次に途中入学することを「2年次編入」と呼びます。
3年次編入にチャレンジできる人とは?
3年次編入にチャレンジできる人は様々です。
- 大学2年生以上
- 短大2年生(3月に卒業見込み)
- 専門学校2年生(3月に卒業見込み)
- 高専5年生(3月に卒業見込み)
- 大卒の社会人
- 短大卒の社会人
- 専門卒の社会人
- 高専卒の社会人
学生の場合、基本的に「来年度3年生になる人」が3年次編入に挑戦できます。
また、すでに大学や短大を卒業している人(社会人を含む)も編入可能です。
3年次編入と2年次編入の違い
3年次編入と2年次編入はどのような違いがあるの?
両者を比較すると、以下のような違いがあります↓
3年次編入 | 2年次編入 |
---|---|
大学生は2年生以上が挑戦できる | 大学生は1年生から挑戦できる |
編入してから卒業まで「最短2年間」 | 編入してから卒業まで「最短3年間」 |
就活まで時間がなく忙しい | 就活に対して余裕をもって取り組める |
3年次編入を実施する大学は多い | 2年次編入を実施する大学は少ない |
特に気をつけるべき点は「受験する年」です。
3年次編入の場合、学生は
- 大学2年生
- 短大2年生
- 専門学校2年生
- 高専5年生
に編入試験を受験します。
一方、2年次編入の場合
- 大学1年生
- 短大2年生
- 専門学校2年生
- 高専5年生
に編入試験を受験することになります。
大学生が2年次編入に挑戦する際は「大学1年生から」急いで勉強をスタートしなければいけません。
3年次編入できる大学一覧【2024年】
3年次編入できる大学ってどんなところ?
編入学は馴染みがない入学制度のため、あまり実施されていないというイメージがあるかもしれません。
しかし、非常に多くの大学で3年次編入が受け入れられています!
3年次編入できる国公立大学
旧帝大などのハイレベル校をはじめ、多くの国公立大学で3年次編入が可能です。
また、すべての学部で3年次編入できるわけではありません。大学ごとに編入を受け入れる学部が異なるため、ご自身で募集要項をチェックするようにしましょう!
3年次編入できる私立大学
MARCHなどの人気校を含め、多くの私立大学で3年次編入が可能です。
- 札幌大学
- 青森大学
- 富士大学
- 東北学院大学
- 流通経済大学
- 獨協大学
- 千葉経済大学
- 中央学院大学
- 麗澤大学
- 亜細亜大学
- 学習院大学
- 国学院大学
- 駒澤大学
- 東海大学
- 東京経済大学
- 日本大学
- 法政大学
- 明治大学
- 立教大学
- 青山学院大学
- 中央大学
- 早稲田大学
- 上智大学
- 神奈川大学
- 中京大学
- 名古屋学院大学
- 南山大学
- 龍谷大学
- 大阪学院大学
- 近畿大学
- 神戸学院大学
- 広島経済大学
- 九州共立大学
- 福岡大学
- 日本文理大学
- 沖縄国際大学
また、大学ごとに編入を受け入れる学部が異なるため、ご自身で募集要項をチェックするようにしましょう!
3年次編入できる大学を一覧で確認する方法
上記では、3年次編入できる大学を一部紹介しました。
実際のところ、もっと多くの大学で編入試験は実施されています。
他の大学の編入情報も知りたい!
編入学の情報を一覧で確認する方法は無いの?
このように感じている方は「まるわかり!大学編入データブック」の利用をおすすめします。
この本は編入予備校を運営する中央ゼミナールによって発刊されています。
編入学を実施する大学の情報が一覧で掲載されているので、編入したい大学の情報を簡単にゲットできます。
3年次編入のメリット
実際に3年次編入を経験した感じた「メリット」をご紹介します。
- 学歴を変えることができる
- 時間・費用を節約して大学に入学できる
- 憧れの大学に入学できるチャンスが大きい
学歴を変えることができる
ボクにとって最大のメリットだったのは、3年次編入することで
学歴をステップアップさせることができた
点です。
大学受験に失敗して専門学校に進学したボクでしたが、編入試験対策を頑張った結果、早稲田大学商学部に入学できました。
この記事をご覧になっている方の中にも、
- 学歴を変えたい!
- 大学を変更したい!
と思っている方が多いはず。
大学編入というシステムを利用することで、その願望が叶います。
時間・費用を節約して大学に入学できる
大学を変えたい・大学に入り直したいと考えている方が真っ先に思いつくのが「一般入試を受験する方法」ではないでしょうか。
ただし、この方法だと大学1年生から再スタートするため、大学卒業までに
これまで学校に通っていた期間+4年以上
かかります。
学生の期間が長くなるうえに、4年以上の学費も必要になってしまいます。
一方で3年次編入なら、編入先での大学生活が「最短2年間」で済みます。
1年生から再スタートするよりも時間・学費ともに節約できる点が大きな魅力と言えます!
憧れの大学に入学できるチャンスが大きい
「編入試験は難易度が高そう」というイメージありませんか?
その認識は誤りです。
実際に一般入試(共通テストを含む)と編入試験の両方を経験したボクから言わせていただくと、
編入試験はチャンスが大きい試験
です!
なぜなら、対策すべき科目数が圧倒的に少ないから。
編入試験は基本的に
- 専門科目と英語の筆記試験
- 面接
- 小論文
の3つで構成されています。
つまり、この3つを集中的に対策すれば十分に合格できるということ!
実際に、現役受験生時代は岩手大学に合格できなかったボクが、編入試験では
- 早稲田大学
- 東北大学
- 中央大学
- 明治学院大学
に同時合格できました。
アキラ
3年次編入のデメリット
3年次編入にはデメリットもあるのでは?
という方のために、3年次編入を目指す際にあらかじめ知っておいた方がいい「デメリット」を紹介します。
- 周りの学生よりも忙しくなる
- 友だちを作りにくい
周りの学生よりも忙しくなる
3年次編入のデメリットとして挙げられるのが
周りの学生よりも忙しくなる
ことです。
詳しくは『大学編入した後は忙しくてつらいのか?』で説明していますが、3年次編入では他の学生よりも「修得済み単位が少ない状態」で3年生をスタートします。
そのため、たくさん授業を取りながら、同時並行で就活なども進めなければならず、忙しくなる可能性が高いです。
友だちを作りにくい
3年次編入で新しい大学に途中入学する場合
友だちを作りにくい
というデメリットが考えられます。
周りの学生は、1~2年次で構築されたコミュニティがある状態で3年生をスタートします。
編入生はすでに出来上がっているコミュニティの中に入りずらく、友だちを作りにくいです。
3年次編入が向いている人
以下に当てはまる人は3年次編入に向いています。
- 学歴を変えたい専門学生・短大生・高専生
- 学歴コンプレックスを抱えている大学生
- 大学に入り直したい社会人
- 学部・学科を変更したい大学生
- 英語の勉強に苦手意識がない人
学歴を変えたい専門学生・短大生・高専生
専門学校や短大、高専に通っている人で「大卒の資格が欲しい!」と感じている人はぜひ3年次編入の挑戦を検討してみましょう。
3年次編入が実現したら、最終学歴を「大卒」に変えることができ、将来の就職活動や転職活動にも役立ちます。
しかも、1年生から入り直す必要がないため、最短4年の学生期間(編入前の2年間+編入後の2年間)で卒業できる点も魅力的です。
学歴コンプレックスを抱えている大学生
- 大学受験の失敗を引きずっている…
- 第一志望に入れなかった悔しさが残っている…
3年次編入は学歴コンプレックスを解消したい大学生にもおすすめしたいです。
大学編入はマイナーな入学制度なので、意外にライバルが少ないです。
自分がやるべき勉強(専門科目,英語,面接,小論文)に集中すれば、現役受験生の時には考えられなかったレベルの大学に編入できるかもしれません。
アキラ
一般入試ではたくさんの科目を同時並行で勉強しなければいけませんでしたが、編入試験では少ない科目に集中できます。
そのため、複数科目の勉強に苦しめられた方にもおすすめです。
大学に入り直したい社会人
「一度学校を卒業したけど、もう一度大学に入り直したい!」と考えている社会人の方は、3年次編入の挑戦を検討してみましょう。
3年次から大学に入り直すことができるので、時間や費用を抑えつつ、学びたい学問に集中できます。
学部・学科を変更したい大学生
「学部や学科を変更したい大学生」も3年次編入に向いています。
学部・学科を変更する方法として最も確実なのが「同じ大学内での転部・転科」です。
ただ、自分が本当に興味のある学部が大学内にあるとは限りません。
もし在籍大学に入りたい学部・学科が無い場合は編入を視野に入れるのも一つの選択肢です。
英語の勉強に苦手意識がない人
大学編入を成功させるには「英語」の能力が必要不可欠です。
なぜなら、
- TOEICやTOEFL等のスコア提出を求める大学が多い
- 編入試験に「英語」を設けている大学が多い
から。
TOEICで他の学生よりも高い点数を取ったり、専門科目に関する英語長文を正しく和訳できたりする人は、3年次編入の合格確率が高まります。
つまり、英語の勉強が得意だったり、英語を勉強することに苦手意識が無い方は大学編入に向いているということです!
3年次編入を成功させるためのルートを解説
3年次編入を成功させるためのルートは以下の通り↓
- 独学で大学編入対策を行う
- 専門学校で大学編入対策行う
- 短大で大学編入対策を行う
- 予備校で大学編入対策を行う
独学で大学編入対策を行う
すでに四年制大学に入学している人や、編入コースが無い短大に在籍している人は「独学」で3年次編入を目指すケースが多いです。
独学で編入試験対策を進める場合、「たくさん情報を集める」ことを意識してください。
大学編入はマイナーであるため、自ら行動しないと良質な情報を集めることができません。
積極的に情報収集して自分の対策に活かすことが合格のコツです!
その他、志望理由書の書き方+例文なども発信しています。
【大学編入】志望理由書の書き方を徹底解説!合格した例文も公開専門学校で大学編入対策を行う
専門学校には「大学編入コース」が設けられているところがあります。
大学編入に特化したコース・専攻がある専門学校に行くことで、3年次編入の合格率を高めることができます。
アキラ
過去に有名大学への編入を成功させたOB・OGが多い専門学校なら、受験体験記や過去問などの「対策に効果的な情報」を簡単に入手できるのでおすすめです!
短大で大学編入対策を行う
専門学校と同様、短期大学の中にも「大学編入に特化したコース」を選べる学校が存在します。
短期大学に通いながら編入試験の対策を進めることができるので、独学するよりもチャンスが大きいです。
また、系列の大学に編入するチャンスがある短大(ex.青山女子短期大学→青山学院大学)もあります。
参考 青山学院女子短期大学から編入青山学院大学予備校で大学編入対策を行う
- 通常の四年制大学通っている大学生
- 編入コースがない専門学校や短大に通っている学生
- 社会人
は「編入予備校」を利用して勉強するという方法もあります。
編入予備校には「編入試験を理解した講師」が在籍しており、独特な編入試験に特化した対策が可能です。
過去問やノウハウなどの良質な情報も手に入れやすく、3年次編入の成功確率が大いに高まるでしょう。
編入試験が不安・編入試験に失敗したらどうする?
- 編入試験対策に使える時間がない
- 3年次編入を決意したタイミングが遅かった
- 編入試験に挑戦したけど失敗した
という方は、「通信制大学に3年次編入する」という方法も検討してみましょう!
通信制大学でも、募集要項を満たしていれば正科生として3年次編入(もしくは2年次編入)することができます。
もちろん、通信制大学も卒業すればしっかり「大卒の資格(学士号)」を取得できるのでご安心を。
ちなみに、通信制大学は基本的に入学試験が課されません。
入学資格があれば、試験を受験することなく3年次編入できるので、編入試験が不安な方や失敗した方におすすめできます。
3年次編入に関するよくある質問
最後に、3年次編入に関するよくある質問に回答します。
3年次編入とは何ですか?
3年次編入とは、四年制大学の3年次に途中入学できる制度のことです。
3年次編入できる大学一覧はどこで確認できる?
3年次編入できる大学は全国にたくさんあります。
3年次編入できる大学一覧を確認したい方は「まるわかり!大学編入データブック」の購入をおすすめします。
3年次編入の履歴書への書き方は?
3年次編入した経験は履歴書に記入できます。
上記のように、編入学と記載すれば十分伝わるでしょう。
3年次編入と浪人はどっちを選べば良いですか?
3年次編入と浪人はそれぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に適した方法がどちらか慎重に検討する必要があります。
- 受験科目数を増やしたくない
- 学生でいる期間をなるべく短くしたい
という希望をお持ちの場合、浪人より3年次編入した方が良いでしょう。
面接のみで3年次編入できる大学はありますか?
面接のみで3年次編入できる大学はごくまれにあります。
例えば、埼玉大学経済学部の編入試験は面接のみとなっています。
(※外国語資格(TOEIC)の提出が別で求められます)
3年次編入の難易度はどのくらいですか?
3年次編入の難易度はあなたが思っているより高くないでしょう。
理由は、編入試験の出題範囲が「大学1,2年時に学習する基礎知識」だからです。
専門科目の基礎を徹底的に身につけておけば、編入試験の合格確率は高まるでしょう。
3年次編入は就活で不利になりますか?
3年次編入だからといって就活で不利になることはありません。
むしろ、編入した経験を持つ学生は少ないため、他の人にはないガクチカとしてアピールできます!
3年次編入|まとめ
今回は「3年次編入」について徹底解説しました。
3年次編入を成功させるためには情報収集が欠かせません!
当ブログでは、実際に大学編入を成功させた経験を持つボクが「合格に役立つ情報」をまとめています。
3年次編入という目標を達成したい方は、ぜひ他の記事も参考にして、ご自身の対策に活かしてみてください。