- 仮面浪人がきついな…。
- 仮面浪人を続ける自信が無い。
- 仮面浪人せずに、憧れの大学に入る方法はないの?
どうも、現役受験で失敗した後に「大学編入」で早稲田大学商学部に編入学しました、アキラです。
大学受験に失敗し、希望の大学に入学することができなかった方の多くが「浪人」という選択肢を取るのではないでしょうか?
中には、滑り止めの大学に受かったためしぶしぶその大学に通っているけれど、陰ながら勉強を続けている「仮面浪人」の方もいるはずです。
アキラ
大学受験に失敗した場合、基本的には浪人あるいは仮面浪人をしながら、次の一般入試のチャンスを待つことになりますよね。
というか、浪人以外の方法で大学に入学することはできないと思っている方が大半だと思います。
しかし実のところ、「浪人」をしなくても大学に入る方法があります。
それが「大学編入」です。
今回は、一度大学受験に失敗した人が大学に入学するための選択肢「浪人(仮面浪人)」と「大学編入」を比較していきます。
目次
「仮面浪人」しなくても憧れの大学に入学できる?
大学受験に失敗してしまった方が取るべき選択肢は、「浪人(仮面浪人)」以外にも残されています。
それが「大学編入」という入学制度を活用する方法です。
あなたは「大学編入」をご存知でしょうか?
文字・名前だけは何となく目にした・耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。
現在通っている学校に在籍した状態で「編入試験」に挑戦することで、「浪人」とは全く異なる流れで新しい大学に編入学することができます。
【浪人の場合】
高校卒業後…
予備校生・宅浪生として、一般入試・センター試験対策に明け暮れる
↓
一般入試・センター試験に挑戦する
↓
試験に合格できたら、「新1年生」として大学に入学する
【仮面浪人の場合】
高校卒業後…
滑り止めで受けた大学・短大・専門学校に「新1年生」として入学する
↓
学校に通いながら、一般入試・センター試験に勉強を進める
↓
一般入試・センター試験に挑戦する
↓
試験に合格したら、通っていた学校を”中退”して、新しい大学「新1年生」として入学する
【大学編入の場合】
高校卒業後…
大学・短大・専門学校など「新しい進学先」に新1年生として入学する
↓
2年間で編入試験対策を行い、大学・短大・専門学校「2年生」の夏~冬にかけて編入試験に挑戦する
↓
編入試験に合格したら、翌年から「新3年生(または2年生)」として新しい大学に編入学する
大学編入という入学制度について詳しく理解できていないという方は、大学編入について徹底解説した記事をご覧ください。
↑こちらの記事を読めば、
- 大学編入がどのような流れで進むのか?
- 大学編入するための条件
- 編入試験合格に必要なこと
などを把握できます!
「仮面浪人」と「大学編入」の違い
「仮面浪人」と「大学編入」の違いがイマイチよく分からないという方のために、実際に大学編入を経験しているボクが解説していきます。
「仮面浪人」と「大学編入」には、以下のような違いがあります↓
- 受ける「試験」が異なる
- 大学に入学する「年次」が異なる
- 必要な「費用」が異なる
- 「実施状況」が異なる
- ハイレベルな大学への「入りやすさ」が異なる
受ける「試験」が異なる
「仮面浪人」と「大学編入」では、受験する試験内容が大きく異なります。
仮面浪人の場合、共通テストや各大学の入試試験に挑戦しなければいけません。
現代文・古文・漢文・日本史・数学・生物などなど、勉強しないといけない科目がたくさんあります。
一方で、大学編入を選択した場合は、各大学・学部が用意する「編入試験」に挑戦することになります。
編入試験と一般入試の大きな違いは「科目数の少なさ・勉強が必要な科目」です。
編入試験では多くても「3科目」程度の勉強しか必要ありません。
場合によっては、「面接だけ」といったところもあります。
編入試験では「専門科目」の勉強が必要になります。
「専門科目」とは、進学する学部・学科に関連する科目のことで、経済学部なら「経済学」、法学部なら「法学」が専門科目と表現されます。
大学に入学する「年次」が異なる
「仮面浪人」を選択した場合、試験に合格したら「新1年生」として大学に入学することになります。
つまり、浪人している時間を合わせると、大学を卒業するまで最低「5年」かかるということです。
一方、「大学編入」を選択した場合、編入試験合格後「新3年生」もしくは「新2年生」として新しい大学に入学することになります。
3年生になってから、これまでとは違う学校に「転校」するイメージでしょうか。
このように、浪人と大学編入では、大学に入学する「年次」が異なるという違いがあります。
必要な「費用」が異なる
「仮面浪人」と「大学編入」では、必要な費用が異なってきます。
仮面浪人の場合は、最低でも「5年分の学費」が必要になります。
一方、大学編入の場合は卒業までの期間が「最低4年」なので、(スムーズに大学編入・大学の単位取得が進めば)普通に大学進学した時と同様の費用で済みます。
「実施状況」が異なる
「仮面浪人」を選択すれば、基本的にどこの大学でもチャレンジする機会があります。
一方で「大学編入」の場合、大学編入という入学制度をそもそも採用していない大学・学部も存在します。
アキラ
例えば、慶応大学では「学部内での転部」しか認めておらず、学外から編入学するチャンスがありません。
そのため、慶応大学に入学したい方は、今現在だと「浪人」または「仮面浪人」で一般入試に挑戦する必要があります。
ハイレベルな大学への「入りやすさ」が異なる
これはかなり「個人的見解」が含まれていますが、世間一般に言う「偏差値の高い大学・レベルの高い大学」への入りやすさは大学編入の方が優勢です。
「仮面浪人」で旧帝大やMARCHを目指すよりも、「大学編入」を活用したほうが圧倒的に「合格チャンス」が多いです。
なぜなら、「勉強すべき科目数が少なく・出題範囲がそこまで広くなく・ライバルが少ない」という特徴が編入試験にあるからです。

ちなみに、この意見は決してボクが適当に言っているわけではありません。
ボクが実際に経験したことで得られた意見です。
ボクが現役受験生だった時は、地元の国公立大学である「岩手大学」に挑戦しました。
結果は不合格。
何の手ごたえもありませんでした。
そんなボクが、大学編入試験では「早稲田大学・東北大学・中央大学・明治学院大学」の4つの大学に同時合格することができたのです。
編入試験はほとんどの人が気づいていない魅力的な特徴があるので、「とにかく一生懸命」に編入試験対策と向き合うことで、現役時代には無理だった大学でも合格することが可能です。

「仮面浪人」が向いている人・「大学編入」が向いている人
当記事をご覧になっている方は
結局のところ、仮面浪人と大学編入はどっちが良いの?
ということが知りたいはず。
そこでここからは、「仮面浪人が向いている人」と「大学編入が向いている人」について説明していきます。
「仮面浪人」が向いている人
「仮面浪人」が向いている人は、(単純かもしれませんが)「一般入試や共通テストの勉強が得意な人・ある程度できている人」です。
共通テスト・一般入試を勝ち抜く「基礎」がある程度出来上がっていると思う方は、仮面浪人で引き続き勉強を続けるのが良いかもしれません。
また、「そもそも自分の志望校が大学編入を実施していない」という場合も、仮面浪人を選択したほうが良いですね。
その他、どうしても大学は「1年生から」スタートしたいという方も、仮面浪人を選択したほうが良いでしょう。
大学編入の場合、基本的に3年生になったから新しい大学に入学するため、人間関係等の部分で問題が生じる可能性はあります。

さらに、「単位」の関係上、編入生は3年次編入した後他の学生よりも授業が忙しくなってしまう可能性もあります。

「大学編入」が向いている人
大学編入が向いている人(というより選んだ方が良い人)は、「一般入試・共通テストの勉強に耐えられなかった人」です。
ボクは完全に「耐えられなかった人」でした。
高校生の頃は、「5教科7科目」など、複数の科目を勉強しないといけない状況が我慢できませんでした。
「やらないといけないことが多い」という現実が勉強へのモチベーションを下げる要因となっていました。
アキラ
そのような方は大学編入を検討してみるべきです。
先述している通り、編入試験では「勉強すべき科目数」が少ないため、限られた科目の勉強に自分の全集中力を投下することができます。
また、「英語が得意な人」は大学編入が非常に向いています。
なぜなら、大学編入に「英語の実力」が大きく関係しているからです。

「英語が得意・英語の資格取得が得意」という方は、ぜひ大学編入への挑戦を検討してみるべきです。
「仮面浪人 vs. 大学編入」まとめ
今回は、仮面浪人に苦戦している方は「大学編入」という選択肢を検討してみては?、というお話をしてきました。
当ブログ「Rank-Up」では、実際に大学編入を経験したボクが、「大学編入に関する記事」を複数投稿しています。
大学編入について詳しく知りたい方や、編入試験の具体的な対策法について知りたい方は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください↓