明治大学の編入学情報を紹介|難易度や過去問は?

当記事で分かること
  • 明治大学の編入学情報(実施学部や試験内容など) 
  • 明治大学編入試験の難易度・倍率について
  • 明治大学の編入試験ではTOEICは必要?
  • 明治大学編入試験の過去問は手に入る?

当記事をご覧になれば、明治大学の編入学情報をしっかり把握できます!

明治大学への編入学に興味がある方が知りたい情報がまとまっているので、ぜひ最後までご覧ください。

アキラ

この記事は大学編入経験者のボクが執筆しています!
当記事執筆者の経歴
  • 専門学校から早稲田大学商学部へ3年次編入
  • 東北大学・中央大学・明治学院大学の編入試験にも同時合格
  • 2018年3月に早稲田大学を卒業

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注意
早稲田大学商学部は、2019年度より3年次編入の募集を停止しています。

アキラ

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記事後半では、実際に編入試験を経験しているボクが、

  • 明治大学編入試験の難易度
  • 明治大学の編入試験を突破するために必要なこと

についても解説します。

当記事の内容に関して

当記事は、「2022年度」明治大学の編入試験情報をもとに作成しています。

場合によっては2022年度の内容から変更される可能性があるため、注意してください。

明治大学で編入学を実施する学部は?

編入学は全ての学部で募集が行われているわけではありません。

学部・学科によって募集を有無が異なるため、事前に確認しておく必要があります。

重要

編入学についてあまり詳しく分かっていない方は、先に以下の記事をご覧ください。

 

>> 大学編入とは?編入学するには何をすべきか経験者が解説!

 

大学編入という入学制度について分かりやすく解説しています。

明治大学では、以下3学部で編入学を実施しています↓

  • 文学部
  • 情報コミュニケーション学部
  • 農学部※
注意

農学部は「学士編入」のみに対応しています。

学士編入とは、四年制大学を卒業した人のみが受験できる編入学です。

以降の章で、各学部の編入情報について詳しくまとめていきます。

「明治大学文学部」の編入学について

学科 専攻 編入年度
文学科 日本文学 2年次
英米文学 2年次
ドイツ文学 2年次・3年次
演劇学 2年次
文芸メディア 2年次
史学地理学科 日本史学 2年次
アジア史 2年次
西洋史学 2年次
考古学 2年次
地理学 2年次
心理社会学科 臨床心理学 2年次
現代社会学 2年次
哲学 2年次

文学部では

  • 文学科
  • 史学地理学科
  • 心理社会学科

上記3つの学科で編入学を実施しています。

明治大学文学部は基本的に「2年次編入」ですが、文学科ドイツ文学専攻だけは3年次編入にも対応しています

2022年度の募集要項に記載された文学部の募集人数、出願資格、出願日・試験日は以下の通り↓

募集人数 出願資格 出願日・試験日
(2022年度)
若干名 大学生:○
短大生:○
高専生:○
専門学生:×

【出願日】
2021年12月14日~20日

【試験日】
《1次選考(書類選考)》
2月2日に合格発表
《2次選考》
3月1日

全学科共通で募集人数は「若干名」と記載されています。

「専門学生」は明治大学文学部の編入試験に出願できないという点に注意してください。

ちなみに、短大生と高専生は卒業見込みの人(卒業済みも含む)が対象ですが、大学生は「1年次の課程を修了もしくは修了見込みの人」が挑戦できます。
(3年次編入を除く)

アキラ

つまり、大学1年次に編入試験に挑戦できるということです!

【文学部の2年次編入】

在籍校で、指定されている外国語2か国語をそれぞれ2単位以上取得する必要あり


【文学部の3年次編入】

在籍校で、指定されている外国語2か国語をそれぞれ4単位以上取得する必要あり

保健体育科目2単位以上取得する必要あり

明治大学文学部の受験者数・合格者数

2021年度の受験者数および合格者数は以下の通りです。

志願者(2021年度) 合格者(2021年度)
《2年次》130人
《3年次》7人
《2年次》25人
《3年次》2人

明治大学文学部の試験内容

明治大学文学部の編入試験は以下のような内容です↓

2年次編入の試験内容
  1. 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語のうち1つ)
    →※英米文学とドイツ文学を専攻する人は「専攻の外国語のみ」
  2. 基礎学力・論文
  3. 口頭試問

2年次編入の試験では、筆記試験(外国語と論文)と面接(口頭試問)が用意されています。

3年次編入の試験内容
  1. 外国語(ドイツ語)
  2. 基礎学力・論文
  3. 口頭試問

文学科ドイツ文学では3年次編入も実施されていますが、試験内容は2年次編入と変わりません。

筆記試験対策+面接対策が必要です。

アキラ

明治大学文学部の募集要項を詳しく読みたい方はホームページを確認しましょう。
参考 入試総合サイト明治大学

「明治大学情報コミュニケーション学部」の編入学について

学科 専攻 編入年度
情報コミュニケーション学科 2年次

情報コミュニケーション学科で「2年次編入」が実施されています。

募集人数、出願資格、出願日・試験日はこちら↓

募集人数 出願資格 出願日・試験日
(2022年度)
若干名 大学生:○
短大生:○
高専生:○
専門学生:×
【出願日】
2022年1月8日~14日
【試験日】
3月1日+2日(筆記合格者のみ)

情報コミュニケーション学部の募集人数は若干名です。

文学部と同様に、専門学生は出願することができないので注意してください。

明治大学情報コミュニケーション学部の受験者数・合格者数

情報コミュニケーション学部の受験者数と合格者数(2021年度)は以下の通りです。

志願者(2021年度) 合格者(2021年度)
78人 6人

明治大学情報コミュニケーション学部の試験内容

明治大学情報コミュニケーション学部の編入試験は以下の内容で実施されます。

試験内容
  1. 筆記試験
    →小論文+英語
  2. 面接・プレゼンテーション(筆記合格者のみ)

情報コミュニケーション学部の独特なポイントは、面接試験でプレゼンテーションが求められる点です。

「興味を持って取り組んできたこと」と「編入した後に頑張ろうと思っていること」について10分間のプレゼンを行うことになっています。

アキラ

情報コミュニケーション学部の募集要項はホームページで確認できます。
参考 入試総合サイト明治大学

「明治大学農学部」の編入学について

募集人数 編入年度 出願資格
若干名 2年次 四年制大学を卒業した者のみ

明治大学の農学部でも2年次編入学が実施されています。

しかし、農学部は「学士編入」しか認められていません

学士を所有している(=大学を卒業済みの人)しか出願資格が無いので注意しましょう。

2021年度の志願者数は2人、合格者数は0人でした。

詳しい条件などは募集要項をチェックしてみてください↓

参考 入試総合サイト明治大学

明治大学の編入試験でTOEICは必要?

明治大学の編入試験を受ける際に「TOEIC」は必要ない!

大学編入では出願時にTOEICスコアの提出を求められることがよくあります

TOEICスコアの提出を求める目的としては

  • 出願時の足切りライン(例.TOEIC600点以上の方)
  • 英語試験の点数換算(例.TOEICスコアを100点換算)

が主です。

そのため、編入受験生はTOEIC対策をしっかりと行い、出願までに必要なスコアを取得しておく必要があります。

しかし、明治大学の編入試験ではTOEICスコアは求められていません

募集要項にもTOEICをはじめとした外国語資格の取得について記載がありませんでした。

そのため、明治大学だけを目指す方は無理にTOEIC対策する必要は無いと言えます。

アキラ

それでも、TOEIC勉強を頑張る意味はありますよ!

すでに説明しているように、文学部・情報コミュニケーション学部ともに「口頭試問(面接試験・プレゼンテーション)」が実施されます。

事前にTOEICで良い点数を取得しておけば、強力なアピールポイントになりますよね。

また、明治大学以外の編入試験も併願する方は、別の大学でTOEICスコアが必要になるケースも考えられます。

TOEIC対策に時間を使うかどうかは、自分自身の状況をしっかり考えて決めるようにしてください!

TOEICスコアの伸ばし方については、当ブログで徹底解説しています。

気になる方は「リスニングスコアの伸ばし方」や「絶対にやって欲しい対策法」をご覧ください。

明治大学編入試験の倍率はどのくらい?

明治大学は過去1年分(2021年度)の編入試験結果しか公開していませんでした。

そのデータを見てみると、

  • 文学部(2年次):5.2倍
  • 文学部(3年次):3.5倍
  • 情報コミュニケーション学部:13倍
  • 農学部(学士):合格者なし

という倍率でした。

編入試験は合格者数が少ないことが多いため、人気のある大学や有名校では倍率が10倍を超えることも多いです。

明治大学文学は「2年次編入→5.2倍」「3年次編入→3.5倍」なので、編入学の中ではチャンスが大きいと言えます!

ちなみに神戸大学は3~6倍筑波大学は3~8倍程度の倍率です。

一方、情報コミュニケーション学部と農学部は「競争が激しい」ですね。

情報コミュニケーション学部の倍率は13倍となっており、かなり人気が高いことが分かります。

募集人数が少ない+受験者数が多いので、しっかりとした対策を行わなければ合格は難しいでしょう。

農学部は合格者が0人のため考察は難しいですが、「求めるレベルに達しない受験生を合格させるつもりがない」ことが分かります。

「何をすべきか?」「どんな受験生が求められるのか?」など情報をしっかりと集めて対策を進める必要がありそうです。

明治大学編入試験の難易度は高い?

明治大学の編入試験は難しそう…。

一般入試で難易度が高いことで知られる明治大学ですが、編入試験の難易度はどうなのでしょうか?

ボクが考える結論としては、

  • 筆記試験はそこまで難易度が高くない
  • 口頭試問・プレゼンテーションが重要

だと思います。

注意
ボクは実際に明治大学の編入試験を受けたことはありません。

そのため、以降は「編入試験を経験して得た知見」をもとに解説しています。

筆記試験は「基礎」を習得することが重要

明治大学に限らず、編入試験は基本的に「基礎知識」が重要です。

その理由は、編入試験で出題される範囲が「大学1~2年次に習うもの」に限定されるからです。

  • 3年次編入の場合、大学1・2年次に習う内容が頭に入っている人を合格させる
  • 2年次編入の場合、大学1年次に習う内容が頭に入っている人を合格させる

大学は前半(1~2年)で基礎を身につけ、後半(3~4年)で応用的な研究を進めていくのが通常の流れです。

つまり、

大学1~2年次で習うこと=基礎的な知識=編入試験の出題範囲

であるため、大学編入の合格には徹底的に基礎を身につけることが大切になってきます。

さらに!

明治大学は2年次編入が基本であるため、「大学1年次に習うレベルの問題」がメインになると考えることができます。

このような理由から、筆記試験(英語や論文)の難易度は決して高いものでは無いと推測されます。

逆に言えば、大学1年生レベルの英語力が身についていない人や、専門科目の基礎がおろそかな人は「絶対に不合格になる」ということ。

出題される範囲が限定されるからこそ、しっかり勉強して身につけなければいけません!

合否の鍵は「面接・口頭試問」か

気をつけたいのは「口頭試問やプレゼンテーション」です。

理由は、筆記試験では出題される範囲が限定される(基本は大学1年次に習う)ため、受験生の間に差が生じにくいと考えられます。

そのため、「口頭試問やプレゼンテーションの重要性がかなり高い(=大きく差が生まれる)」と言えるでしょう。

  • 質問に対して正しく回答するための知識・スキル
  • これまでの頑張りと将来の展望を分かりやすく伝える練習

などを徹底的に行うようにしましょう。

明治大学編入試験の過去問を入手する方法

明治大学編入試験の難易度をより詳しく把握する手段の一つが「過去問を入手・研究する」ことです。

編入試験合格のためには過去問が欠かせません。

明治大学の過去問は学部ごとに入手方法が若干異なります↓

  • 文学部
    希望1専攻の前年度過去問を閲覧できる
    →文学部事務室の窓口もしくは郵送で請求可能
    ホームページでチェック!
  • 情報コミュニケーション学部
    前年度の過去問を駿河台キャンパス情報コミュニケーション学部事務室で閲覧可能(現在コロナ対策で閲覧中止)
    →現在はコロナ対策として「郵送」での受付に対応中
    ホームページでチェック!

今のところ、郵送で請求することで前年度の過去問を入手できるようです。

明治大学の編入試験に挑戦する方は、各学部のホームページに記載された方法で過去問を請求するようにしましょう!

明治大学編入試験に合格するためのポイント

ここまで、明治大学の編入学情報について詳しくまとめてきました。

最後に、編入試験に合格するためのポイントを紹介します。

アキラ

合計4校の編入試験に合格した経験をもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。
大切なポイント
  • 過去問を研究する
  • 英語と筆記試験の基礎を身につける
  • 志望理由・将来の展望を丁寧に作成する

過去問を研究する

まず大切なのは「過去問」を入手し、どのような試験内容なのか理解することです。

アキラ

編入試験に合格する上で欠かすことができないので、必ずやるようにしてください。

過去問を入手したら

  • どんなレベルの問題が出るのか?
  • 専門科目の出題範囲はどのくらいか?
  • 英語試験を解く上で足りない要素(単語力や文法力など)は何か?

をしっかり調べてください。

この過去問研究を行うだけで、合格に直結する対策が行えます。

英語と筆記試験の基礎を身につける

すでに説明していますが、編入試験で大切なのは

基礎的な知識の習得

です。

大学1~2年次に習うレベルの知識(明治大学の場合1年次に習うのがメイン)は徹底的に頭に叩き込みましょう。

当ブログでは、ボクが実際に行っていた専門科目や英語の勉強方法、小論文対策方法などを別記事にまとめています。

明治大学の文学部・情報コミュニケーション学部の試験でも何か役に立つことがあると思いますので、ぜひご覧になってください。

志望理由・将来の展望を丁寧に作成する

明治大学の編入試験では「面接対策」が欠かせません。

編入試験の面接で必ず重要になってくるのが

なぜその大学への編入を志望するのか?

という疑問に納得のいく回答ができるかどうかです。

アキラ

いわゆる志望理由ってやつですね。

面接対策に万全で挑むには、事前の「志望理由作成」がカギを握ります。

志望理由って言われても…。
何となく編入したい、明治大学に憧れがあるからという理由だけだしな…。

志望理由を上手く作れないと感じた方のために、編入学の志望理由書の作り方を徹底解説した記事があるので、ぜひご覧ください。

また、面接対策方法・面接で聞かれることについてまとめた記事もあるので、そちらも参考にしてください。

情報を整理して明治大学への編入を目指そう!

今回は「明治大学の編入学情報」をまとめました。

大学編入はマイナーな入学制度であるため、どれだけ情報を集めるかが大切になってきます!

アキラ

大学編入は情報戦ですよ。

当ブログでは、大学編入を経験したボクの解説記事が複数投稿されているので、他の記事もぜひ参考にしてみてください。

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「編入予備校について」アイキャッチ画像 経験者が考える!大学編入に特化した予備校には通うべきか?