大学編入に興味が出たら早めに「募集要項」をチェックしよう

大学編入に興味が生まれたら
志望校の”募集要項”をチェックしよう!

どうも、専門学校から早稲田大学へ3年次編入した経験があります、アキラです。

当エントリーや当ブログ「Rank-Up」をご覧になっている方の中には、「自分が今いる環境を変えたい」「もっとハイレベル大学に入りたい」という願望を叶える手段として、「大学編入挑戦」に興味を持っている方もいるのではないでしょうか?

「大学編入」は、あまりメジャーな入学制度とは言えないため、出回っている情報が少ないという特徴があります。

そのため、情報集めをサボってしまうと、合格確率が極端に下がってしまいます。

特に、大学編入を目指す編入受験生が集める情報が「過去問」です。
志望校の過去問を入手し試験内容を研究する努力を怠ると、本来は合格できるポテンシャルがある人でも不合格になる可能性があります。

そのため、過去問の入手・研究は決してサボってはいけない情報収集と言えます。
大学編入成功のカギは”過去問”!編入試験の過去問を入手する方法とは?

そんな過去問と同じくらい重要度が高い情報が、各大学・学部の「募集要項」です。

今回は、「大学編入挑戦の募集要項」を確認する重要性やポイントについて解説します。

大学編入では募集要項のチェックがかなり大切です

まさかとは思いますが、現在「大学編入」を目指して編入試験の勉強を進めている受験生の中で、志望校の「募集要項」を“しっかりチェックしたことが無い”なんて人はいませんよね?

大学編入で“効率的に”合格を勝ち取るためには、志望校の「募集要項」を細かくチェックする必要がありますよ

なぜなら、編入試験の募集要項には、「大学編入の勉強を効率化するためのポイント・合格率を高めるポイント」が詰まっているからです。

また、大学編入についてあまり詳しく分かっていない方は、「大学編入ってこういう試験なのか」と試験の全体像を把握できたり、「この大学・学部なら合格チャンスがあるかも」と判断したりすることが可能となります。

まだしっかり編入試験の募集要項をチェックしていなかった方は、以降の章で紹介する「募集要項で見るべきポイント」に目を通していただいて、すぐに志望校の募集要項をチェックしてみましょう。

大学編入の募集要項を確認する方法

「募集要項で見るべきポイント」についてお話する前に、自分が受験したい大学・学部の募集要項を確認する方法について説明します。

といっても単純で、「○○大学 大学編入 募集要項」などと検索すれば確認できるでしょう。

ただ、大学によってはホームページの作りが複雑で、スムーズに「編入試験の募集要項」を閲覧できないケースがあります。
(なんであんなに複雑なサイト作るの?何回もページ推移させないと目的の情報を探し出せないのイラっとしますよね…)

編入試験の募集要項は、「各学部」専用ページの「入試情報」で閲覧できるパターンが多いです。
大学のトップページをいくら探しても編入試験の募集要項が見つからない場合は、受験する学部の専用ページで探してみましょう。

また、入試情報は「学部入試」や「大学院入試」「その他の入試」などにグループ分けされていることも多いですが、大学編入は「学部入試」の部類に入ります。

そのあたりを意識して、志望校の募集要項を見つけましょう。

募集要項で見るべきポイント

実際に大学編入を経験したボクが思う、編入試験の募集要項で見るべきポイントは以下の5点です↓

募集要項で見るべきポイント
  • 出願資格
  • 募集人員
  • 試験内容
  • 出願期間・試験日
  • 英語の資格(TOEIC,英検等)の提出有無

それぞれのポイントがなぜ重要なのか、詳しく解説します。

出願資格

自分が受験したい大学の募集要項を見つけたら、まず「出願資格」をチェックするようにしましょう。

出願資格に目を通した方が良い理由は、もしかしらたあなたが、その大学・学部への出願が認められていない人の可能性があるからです。

大学編入に挑戦できる人は、基本的に「高校卒業後に進学した学校に”2年以上”在籍している人、または卒業している人」になります。

まとめると以下のようなかんじ↓

  • “大学”に2年以上在籍している「大学生」または「大学卒業者」
  • “短期大学”に進学し卒業見込みの「短大生」または「短期大学卒業者」
  • “専門学校”に進学し卒業見込みの「専門学生」または「専門学校卒業者」
  • “高等専門学校”に進学し卒業見込みの「高専生」または「高専卒業者」

ただし、大学編入を実施している大学・学部によっては、出願資格を「大学に2年以上在籍している人」しか与えていないところもあります。

つまり、専門学生の方が「A大学の編入試験に挑戦するぞ!」と意気込んでいても、A大学が「専門学生の出願を認めていない」ために、受験することすらできないということもあり得るのです。
【大学編入】”専門学生”が編入できない大学がある!?

例として、「中央大学経済学部」の募集要項に記載されている出願資格を見てみましょう↓

(1)~(5)のいずれかに該当する者。
(1) 新制大学(学校教育法により設置された大学)卒業者または2020年3月31日までに卒業見込の者。旧制大学卒業者または新制大学卒業と同等の資格がある者(ただし、学士号もしくは学士の学位を取得した学部の同一学科へ出願することはできない)。
(2) 短期大学(学校教育法により設置された短期大学)卒業者または2020年3月31日までに卒業見込の者。
(3) 新制大学(学校教育法により設置された大学)に2年間以上在学し、当該大学が卒業の要件に定める単位のうち62単位以上修得の者。
(4) 新制大学(学校教育法により設置された大学)2年次に在学中の者で、2020年3月31日までに、当該大学が卒業の要件に定める単位のうち62単位以上を修得見込の者。
(5) 高等専門学校(学校教育法により設置された高等専門学校)卒業者または2020年3月31日までに卒業見込の者。ただし、(3)、(4)の出願資格は、中央大学に在学中または在学していた学生には適用しない。
*日本国内の新制大学または短期大学に限る。

出典:中央大学経済学部編入学試験-募集要項(2020年度)

上記引用部分を読めば分かるように、中央大学経済学部の編入試験の場合、専門学生は出願することができません

「自分に出願資格が無かった」ために、それまでの勉強時間が無駄になることを避けるためにも、募集要項に記載されている出願資格を必ずチェックするようにしてください。

募集人員

大学編入の募集要項では、「募集人員」が記載されているはずなのでチェックしておきましょう。

「募集人員」をチェックしたほうが良い理由は、その大学が「入りやすい大学」かどうかを判断する基準になるからです。

大学編入は、各大学・学部によって「募集人員」にバラつきがあります。

いろんな大学の募集要項を見てみると、「募集人員」のところに“若干名”と記載されているケースが多いです。

「募集人員:若干名」の大学・学部の場合、大学側が求めるレベルに達している受験生がいないと判断されると、合格者が0人となってしまうこともあり得ます。

そのため、募集人員がハッキリと明記されていない大学・学部に挑戦する際には、すこし”不安”を抱えることになります。

一方、「募集人員」が20名程度に設定されている大学は、”大学編入界隈”で言うと「入りやすい大学」と判断できます。

試験内容

当然のことですが、募集要項に記載されている「試験内容」をしっかりチェックしておかないと、適切な編入試験対策はできませんよね。

大学編入は、各大学・学部によって実施される試験内容が大きく異なります。

「専門科目の筆記試験+英語の筆記試験+面接」という試験内容になっている大学があれば、「英語の筆記試験のみ」という大学もあります。

また、専門科目の筆記試験にしても、1科目だけ勉強していれば良い大学もあれば、2~3科目必要になる大学もあります。

このように、各大学・学部ごとに試験内容は大きく異なってくるので、自分の志望校ではどのような試験が出題されるのか、早めに確認するようにしてください。

そして、試験内容を把握したら、すぐさま「自分は何を勉強する必要があるのか」を考え、行動に移してくださいね。

早い時期からコツコツ勉強を進めている編入受験生の方が、もちろん、合格率は高まります。
【経験談】大学編入成功のコツは「早めの”準備”」【今日から行動!】

出願期間・試験日

編入試験の募集要項では、「出願期間・試験日」もしっかり確認しておきましょう。

編入試験は「一般入試」と異なり、全大学の試験が”必ずこの時期に実施される”というものではありません。

編入試験日の相場は「秋~冬(10月~12月)」ですが、早いところだと、6月頃から試験がスタートする場合もあります。

そのため、大学編入に挑戦することを決め、志望校に目星がついたら、速攻で募集要項の「出願期間・試験日」の部分に目を通しておくことを強くおススメします。

早めに試験日などをチェックしておけば、そこから逆算して編入試験対策の計画を練ることも可能です。

英語の資格(TOEIC,英検等)の提出有無

大学編入を実施している大学・学部の中には、TOEICや英検といった「英語の資格試験」の結果を提出させるところが多くあります。

「英語の資格試験」を提出させる目的は、主に「足切りライン」を設定するためです。

例えば、名古屋大学経済学部の編入試験募集要項(2019年度)を見てみると、TOEICまたはTOEFLで「一定のスコア」を取得していないと出願できないことが分かります↓

【2】出願要件
TOEICまたはTOEFLを2016年10月4日以降に受験し、次の得点を取得していること。

  • TOEIC:590点以上
  • TOEFL-PBT:500点以上
  • TOEFL-iBT:61点以上
  • TOEFL-CBT:173点以上

引用:名古屋大学経済学部|編入試験募集要項(2019年度)

このように、あなたが受験を検討している大学・学部では、TOEICや英検、TOEFLなどで「足切りライン」が設定されているのかをしっかりチェックしてください。

早めに募集要項を確認して、自分に必要なスコア・取得級を把握したら、その目標を達成できるように、すぐに勉強をスタートさせましょう。

募集要項のチェックをサボるのはけっこうヤバイよ

上記では、募集要項でチェックすべきポイントについて説明してきました。

ここまで読み進めていただけたら分かると思いますが、編入試験の募集要項を早めに確認しておかないと、後々痛い目にあう可能性が高いです。

  • 自分に出願資格が無いことを知らなくて、それまでの勉強時間が無駄になってしまう
  • 受験する大学の募集人員がすべて「若干名」で、”全落ち”リスクが高まる
  • 試験内容をしっかり把握していなくて、見当はずれの勉強をしていた
  • 気づいたら試験日まで時間が無かった
  • TOEIC600点が必要なことを知らなかった(TOEICは600点に届いていない)

このような「最悪の事態」を避けるためにも、大学編入に興味を抱いた・大学編入挑戦を決心した段階で、ある程度「受験する大学」に目星をつけ、各大学・学部の「募集要項」に目を通すようにしてください!

「大学編入の募集要項をチェックしよう」まとめ

今回は、「大学編入の募集要項をチェックする重要性」についてまとめてきました。

大学編入は「情報戦」です。
情報収集をサボっているようでは、合格は無理でしょう。

「大学編入で失敗したくない・確実に大学編入を成功させたい」という方は、早い時期から、受験校の募集要項に目を通し、「自分に今必要なことは何か?」「どんなペースで編入試験対策を進めていけば良いのか?」などを考えるようにしてください。
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