編入生は就職活動で不利になる?大学編入の履歴書の書き方も解説

  • 編入生は「就職活動」で不利になるのか?
  • 大学編入した場合、履歴書はどうやって書く?

アキラ

どうも、大学編入を経験していますアキラです。
記事執筆者の経歴
  • 大学編入によって、専門学校から早稲田大学商学部へ3年次編入
  • 合計4校(早稲田大学・東北大学・中央大学・明治学院大学)の編入試験に同時合格
  • 2018年3月に早稲田大学商学部を卒業

大学編入について情報収集してみると、「編入生は就活で不利になるみたいだよ」という噂を目にします。

また、大学編入は独特な入学制度なので、「企業の人は編入生に対して良い印象を持たないのではないか」というようなイメージをしがちです。

これらは事実なのでしょうか?

今回は、実際に専門学校から早稲田大学商学部に編入したボクが、「編入生の就職活動」について解説していきます。

ちなみに

ボクは大学卒業後、そのまま新卒フリーランスになりました。

そのため、就職活動を経験したことがありません。

このように言うと、

一度も就職活動したことがない人間の話を聞いても意味無いよ!

と感じてしまう方がいるかもしれませんね。
その通りかもしれませんが。

ただしちょっと待ってください。

複数人の編入仲間から「就職活動話」を聞いたりしています。
なので、「編入生の就職活動に関する情報」はある程度知っています

そのため、編入生の就活事情について知りたい方に向けて、それなりに信ぴょう性の高い情報を発信できるという自負があります

少しでも「編入生×就職活動」の情報を集めたいと思っている方は、ぜひ当記事の内容を参考にしてみてください。

編入生は就職活動で不利になる?

早速、大学編入を目指している・これから新しい大学に編入する方が不安に感じていることについて切り込んでいきます。

皆さんは

大学編入生は就活が大変

というような噂を耳にしたことありませんか?
ボクが編入受験生だった時、何となくこのような噂話を聞いたことがありました。

そのため、

アキラ

大学編入に成功しても、就職活動が大変になってしまうのか…不安だな…。

と感じていました。

大学編入では(大学生の場合)一度入学している大学を退学して新しい大学に移動します。

それまで学んでいた分野とは違う学部・学科に編入学する人もいるでしょう。

このような情報はすべて履歴書に記載されてしまうので、「企業側からマイナスのイメージを持たれないかな」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

でも大丈夫です。

「編入生は就活で不利」というのは、あくまでもただの噂です。

就職活動を経験した編入仲間から聞いた情報を総括すると、

「編入生」という肩書が嫌がられることはない!

です。

もし編入生という肩書そのものが就活に不利に影響してしまうのであれば、編入仲間から「就活がきつかった」というエピソードをもっと聞けるはずなので。

ボクは、複数人の編入仲間から就職活動の話を聞いてきましたが、「編入生だから不利だったよ!」なんて話は一つも聞きませんでした

ちなみに、皆しっかり内定を獲得しています。

なので、将来の就活に対して不安を感じている方はご安心ください。
大学編入生であっても、他の学生と同じように就職活動に臨むことができます

編入生が就職活動で不利になるケースが「一つ」ある

ところで、なぜ「編入生は就活で不利になってしまう」という噂が流れてしまうのでしょうか。

このことについて考察してみると、「編入生が就活で不利になるケース」が一つだけあるという結論に行き着きました。

それが、

大学編入した後「単位取得」が忙しくて就職活動に時間を割けない

です。

「単位取得が忙しい」という不利が発生する

編入する大学・学部によっては「単位認定数」が少ないことで、単位取得(つまり授業)に自分の時間を取られてしまう可能性があります

アキラ

3年次編入生は、周りの大学3年生よりも授業で忙しくなってしまう傾向にあるんですよね。

そのため、編入した後の「単位認定数の少なさ」によっては、就職活動に十分な時間を割くことができず、他の学生よりも不利になることが考えられます。

「大学編入生の忙しさ」アイキャッチ画像 大学編入した後は忙しい?本当につらいのか経験者が解説

「単位取得が忙しい」という不利を失くす選択肢

ちなみに、この「単位取得が忙しくなる」という不利は、

  • 3年次編入した後「単位認定数が極端に少なかった(およそ40単位以下)」
  • かつ、2年間で卒業したい
  • かつ、卒業後すぐに就職もしたい

と考えている方に発生します。

逆に言えば、「卒業年数に対する考え方(=余裕をもって卒業を1年遅らせよう)」によっては、編入生は他の学生よりも忙しいから、就職活動で不利になるという問題は発生しません。

また、単位認定数が比較的多めであれば(およそ60単位前後)、周りの大学生と同じような条件で就活に挑むことも可能です。

それでも就職活動が不安です…。

単位認定数が少ない(=授業をたくさん受けないといけない)、だけど就活も頑張りたい。
こんな状況で就活は上手くいくのかな?

そんな不安を感じている方は、就活のプロに相談してみるのも良いでしょう!

新卒就活エージェントの「キャリアスタート」などを利用すれば、これまで多数の就活生にアドバイスしてきた経験を持つ就活のプロに相談することができます。

「編入生」という肩書が不利になることはない!

すでに説明しているように、「編入生」という肩書が就活で不利に働くことはないです

むしろ、学生時代に何もしてこなかった人と比べれば、「大学編入した」という経験を上手く活用することで自分のアピールポイントを一つ増やすことができます

実際、「大学編入」という経験をしている学生は珍しく、希少価値があるはずです。

「大学編入」という経歴は、就活の面接において必ず食いつかれる部分になりますよね。

面接官が「編入生」という肩書に興味を持った時に、

  • なぜ大学編入をしたのか
  • なぜ編入しなければいけなかったのか
  • 大学編入した結果どのように変化・成長したのか

といった内容をしっかり伝えることができれば、面接官に対して自分の印象を残すことができるでしょう。

「編入生」かどうかは関係ありません。
結局、自分にどれだけ価値があるか」をしっかり伝えることが重要です!

  • 自分のアピールポイントが良く分からない
  • 大学編入という経歴をどうやってアピールすれば良いのか分からない

と感じている方は、「キャリアスタート」に相談してみてください。

アキラ

インターンも積極的に参加しよう!

大学編入以外にもアピールポイントを作りたいならインターンシップに参加しましょう。

インターンに参加することで、自分が働きたい業界・業種について深く知ったり、自分の就活軸を見直すことにも繋がります。

大学編入生の「履歴書」はどうなる?書き方は?

就職活動を進める際に必ず作成しなければいけないのが「履歴書」です。

履歴書を作成しようとしている編入生の中に、以下のような疑問を感じている方はいませんか?

  • 四年制大学から別の大学に編入した場合、前の大学を「中退」することになるが、中退したことは必ず履歴書に書かないといけないの
  • 大学編入した場合、履歴書の学歴欄はどのように書けば良いの

この章で、上記のような疑問・不安を解消しておきましょう!

「中退」したことを履歴書に書くべき?

四年制大学に通っている学生が「別の大学に3年次編入(もしくは2年次編入)」した場合、それまで通っていた大学は「中退扱い」となります。

A大学入学

A大学2年次に編入試験を受験

編入試験に合格

A大学を2年次で「中退」

B大学に3年次編入

この場合、履歴書には「中退した事実」をしっかり記入する必要があります。

「中退」にマイナスイメージを持たれそう

と感じる方がいるかもしれませんが、中退した理由が「大学編入」であるならば全く問題ありません

アキラ

先述しているように、自分の行動を上手にアピールすることができれば「むしろプラスの印象」を与えることができます。

大学編入生の履歴書の書き方

編入生は少し特殊な学歴となるため「履歴書の書き方」に戸惑うかもしれませんが、そこまで難しくありません。

短大や専門学校から編入した場合

短大や専門学校を卒業して大学編入した場合、以下のように書くことができます。

短大から大学編入した際の履歴書

短大から大学編入した場合

専門学校から大学編入した際の履歴書

専門学校から大学編入した場合

大学から別の大学に編入した場合

大学を中退して別の大学に編入学した場合、以下のようになります↓

大学から別の大学に編入した際の履歴書

大学から別の大学に編入した場合

「編入前の大学」は中退することになるので、「中途退学」と記入するのが一般的です。

「編入生の就職活動」まとめ

今回は、「編入生×就職活動」について解説してきました。

ボク自身、就職活動を経験したことがないので、就活を行った編入仲間からの二次情報でしたが、ある程度参考になったでしょうか?

しっかり内定を獲得した編入仲間から聞いた話を総括すると

「編入生」かどうかは関係ない!

ということです。

大学に編入してから、あなたが何をするか・どんな経験をするかの方が圧倒的に重要です

これから大学編入に挑戦する学生の方も、新しい大学に編入した編入生の方も、全く関係の無い学生の方も、積極的に行動していきましょう!

決して「後悔が残るような過ごし方」をしてはいけません。

もし今現在の自分に不満があるようなら、環境・現状を変えるために、必死に行動する必要がありますよ!