- 2年次編入ってどういう仕組み?
- 2年次編入する条件って何?
- 2年次編入できる大学はどこ?
上記の疑問をお持ちの方は、ぜひ当記事を最後までお読みください。
2年次編入について完全に理解することができます!
当記事を書いている筆者は「専門学校から早稲田大学へ編入学」した経験を持ちます。
- 大学編入経験者
- 専門学校から早稲田大学商学部に3年次編入
- 東北大学・中央大学・明治学院大学にも同時合格
実際に大学編入を経験したボクが、2年次編入に興味がある方に有益な情報を提供します。
- 文字の情報だけだと不安…
- 2年次編入に詳しい人に相談したい
- 志望校選びが難しい
もし上記の不安を抱えている方がいるのであれば、大学編入の経験者・指導のプロに相談してみるのも一つの手ですよ。
ココナラというサービスには、編入学の経験者・プロが相談に乗ってくれるサービスがあります。
経験者のサポートを活用することで、より2年次編入の成功確率を高めることができますよ。
それでは早速、2年次編入とはどのような仕組みなのか解説していきましょう。
目次
2年次編入とは
四年制大学に入学する方法の一つに「大学編入(編入学)」があります。
大学編入とは、編入試験に合格することで四年制大学に「途中入学」できる制度のことです。
「編入学」とは、学校を卒業した者が、教育課程の一部を省いて途中から履修すべく他の種類の学校に入学すること(途中年次への入学)と解されています。この場合、法令上の卒業要件の例外となるので、法令上の根拠が必要です。
大学への編入学は、法令上以下のいずれかに該当する方にのみ認められます。・短期大学(外国の短期大学及び、我が国における、外国の短期大学相当として指定された学校(文部科学大臣指定外国大学(短期大学相当)日本校)を含む。)を卒業した者(法第108条第7項)
・高等専門学校を卒業した者(法第122条)
・専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上であるものに限る)を修了した者(法第132条)
・修業年限が2年以上その他の文部科学大臣が定める基準を満たす高等学校専攻科修了者(学校教育法施行規則第100条の2)
編入学を利用する場合、「3年次」に途中入学することが一般的です。
これを3年次編入と呼びます。
>>3年次編入とは?仕組みやメリット・デメリットを経験者が解説!
3年次編入を実施する大学が多いですが、大学・学部によっては「2年次」に途中入学させるところも存在します。
これを2年次編入と呼びます。
2年次編入に挑戦できる人
2年次編入できるのは以下に当てはまる人たちです↓
- 大学1年生以上
- 短大2年生(3月に卒業見込み)
- 専門学校2年生(3月に卒業見込み)
- 高専5年生(3月に卒業見込み)
- 大卒の社会人
- 短大卒の社会人
- 専門卒の社会人
- 高専卒の社会人
大学編入(3年次編入)は基本的に「学校を卒業見込み or 卒業済み」の人に受験資格があります。
しかし、2年次編入では現役大学生のみ受験できる年が異なります。
- 短大生は2年次に受験
- 専門学生は2年次に受験
- 大学生は「1年次」に受験
↑実際の募集要項を見て確認しましょう。
上の画像は法政大学の編入学試験要項から一部抜粋したものです。
2年次の項目を読んでもらうと分かりますが、大学生は「1年以上在学見込み」であれば受験可能です。
大学生が2年次編入に挑戦する場合は、1年次から挑戦できることを覚えておきましょう。
2年次編入を実現するには
四年制大学の2年次へ編入するにはどうすればいいの?
基本的には以下3つの条件を満たさなければいけません。
- 2年次編入を実施する大学を選ぶ
- 大学の出願資格を満たす
- 編入試験に合格する
2年次編入を実施する大学を選ぶ
大学編入を実施する大学なら、どこでも2年次編入できるのでは?
違います。
2年次編入を実施する大学は一部に限られます。
そのため、もし2年次に編入したいと考えているなら「2年次編入を実施する大学」を選ばなければいけません。
大学の出願資格を満たす
2年次編入を実施する大学を見つけたら、編入学の募集要項を確認して「自分が出願できるか」チェックしましょう。
大学編入という入学制度は
- 専門学生の出願を認めていない
- 高専生しか出願できない
- 大学生しか出願できない
- 学士(すでに四年制大学を卒業済みの人)しか出願できない
など、大学・学部によって出願資格が異なります。
2年次編入を実施しているけれど、自分(専門学生)は出願できない
といったケースもあり得るので、事前の確認が大切です。
また、大学編入では「TOEICやTOEFLなどの外国語資格の提出」が必要になることも多いです。
TOEICで600点以上取得していないと出願できない
ということもあり得るので、あらかじめ「外国語資格の取得は必要か」確認しておきましょう。
詳しくは「大学編入に必要なTOEICスコアを解説!いつまでに取るべきか?」をご覧ください。
編入試験に合格する
2年次編入を達成するには、大学が用意する編入試験に合格しなければいけません。
編入試験は難易度が高そう…
編入試験対策に不安を感じる方がいるかもしれませんが、ご安心ください。
実際に編入試験を経験したボクから言わせていただくと、
編入試験は決して難しいものではない!
です。
合格するために重要なことは「専門科目の基礎を徹底すること」です。
詳しくは「編入試験の難易度は?合格率を高める対策法も解説!」をご覧ください。
2年次編入できる大学一覧【2024年】
3年次編入と比較すると、2年次編入を実施する大学はあまり多くありません。
ただ、MARCHなどの人気私立大や旧帝大などの有名国立大、医学部・看護学系の大学で2年次編入の募集が行われています。
2年次編入できる国公立大学
2年次編入できる国公立大学の代表校を紹介します↓
- 北海道大学(法学部・医学部)
- 北海道教育大学
- 弘前大学(医学部)
- 秋田大学(教育文化・学校教育)
- 東北大学(理学部)
- 横浜国立大学(都市科学部)
- 信州大学(経法学部)
- 京都大学(工学部)
- 岡山大学(文学部)
- 国際教養大学
- 高崎経済大学
医学部や看護学部、薬学部、教育学部のある大学で2年次編入が実施されていることが多いです。
2年次編入できる私立大学
2年次編入できる私立大学の代表校を紹介します↓
- 青山学院大学
- 国際基督教大学
- 明治大学
- 法政大学
- 中央大学
- 専修大学
- 日本大学
上記大学以外にも2年次編入を実施する私立大学はまだあります。
また、医学部・看護学部・薬学部・教育学部で2年次編入を実施する大学もあります。
2年次編入できる大学を一覧で確認する方法
上記では代表校をピックアップして紹介しました。
もし「2年次編入を実施する大学を一覧で確認したい!」という方がいたら、以下の書籍をご利用ください↓
中央ゼミナールが発刊している「まるわかり!大学編入データブック」は、編入学を実施する大学の情報が網羅されています。
これ1冊があれば、2年次編入に限らず、すべての編入試験情報を一覧でチェック可能です。
2年次編入のメリット
ここでは2年次編入のメリットを紹介します。
- 大学・学歴を変えることができる
- ハイレベルな大学に合格しやすい
- 3年次編入より忙しくない
大学・学歴を変えることができる
2年次編入には
大学・学歴を変えることができる
というメリットがあります。
この記事をご覧になっている方の多くが
- 今の大学よりもハイレベルなところに行きたい
- 大卒の学歴を取得したい
- 学歴コンプレックスを解消したい
のような願望をお持ちのはず。
大学編入を活用すればその願望が叶います!
筆者自身、編入学に挑戦したことで、専門学校から早稲田大学商学部へステップアップできました。
周りの環境を変えたい・別の大学に入り直したい方は、編入学も選択肢の一つとして考えてみてください。
その後の就活時に「魅力的なガクチカ」としてアピールすることもできますよ!
ハイレベルな大学に合格しやすい
2年次編入(3年次編入も含む)は
ハイレベルな大学に合格しやすい
というメリットがあります。
なぜなら、一般入試と比較して
- ライバルが少ない
- 勉強が必要な科目数が少ない
からです。
詳しくは「大学編入試験の難易度は高くないと言える理由」をお読みください。
「専門科目+英語+小論文+面接」を徹底的に勉強すれば、現役受験生の時には考えられなかった大学にも合格できるチャンスがあります!
「どうしても入りたい大学があるけど、また一般入試にチャレンジするのは嫌だ」という方にとって、編入学は非常に魅力的です。
3年次編入より忙しくない
3年次編入の場合、
- 単位認定数が少なくて授業数が多い
- 編入してすぐに就職活動が開始する
などの理由から、周りの学生と比較して忙しくなりがちです。
それと比較すると、2年次編入生はそこまで忙しくなりません。
卒業まで3年間あるので、3年次編入生よりも時間的余裕のある学生生活が送れます。
2年次編入のデメリット
2年次編入のデメリットもご紹介しておきます。
- (大学生の場合)試験対策に使える時間が少ない
- (大学生以外の場合)大学卒業まで時間がかかる
(大学生の場合)試験対策に使える時間が少ない
このデメリットは「大学生」のみに当てはまるものですが、
編入試験まで時間がない
ことに注意しましょう。
大学生が2年次編入に挑戦する場合「大学1年次」に受験することになります(ことができます)。
そのため、大学に入学した直後から編入試験対策を開始しなければいけません。
他の学生(専門学生や短大生)は編入試験対策に2年間を費やすため、勉強量で負ける可能性があります。
2年次編入を検討している大学生の方は、できるだけ早い段階から勉強をスタートするようにしましょう!
(大学生以外の場合)大学卒業まで時間がかかる
これは大学生以外の方(短大生・専門学生・高専生)に当てはまるものですが、
大学卒業まで時間がかかる
(学生期間が長くなる)
ことを認識しておきましょう。
2年次に途中入学するということは、編入後の大学生期間が「最短3年間」です。
編入前に在学していた学校の期間も合わせると、大学卒業までに5年間はかかることになります。
通常の学生よりも卒業が1年以上遅くなる+1年以上の学費が必要になることはあらかじめ考慮しておきましょう。
2年次編入の受験スケジュール!いつから勉強すればいい?
2年次編入はいつから勉強をスタートすればいいの?
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、大学編入経験者のボクがおすすめのスケジュールを紹介します。
編入挑戦を決めたら「英語学習」から始める
2年次編入しようと決意したら、すぐに英語学習を始めるようにしましょう。
もう少し具体的に言うと
TOEICやTOEFLなどの外国語資格の勉強
が必須です。
先述しているように、大学編入では外国語資格のスコア提出を求められることが多いです。
自分が受験したい大学の募集要項を確認して「TOEICスコアの提出」などの記載がある場合は、対象資格の勉強は避けて通れません。
TOEICやTOEFLなどで良いスコアを取るためには、リスニングやスピーキングなどの英語力が必要です。
ただし、英語を聞く力や話す力は短期間の勉強で身につくものではありません。
毎日コツコツ継続することで、徐々に身についていきます。
そのため、出来るだけ早い時期から勉強を始めることが大切です!
理想としては「4月から英語学習をスタート」したいところ。
最初は英語学習だけに集中して、できるだけスムーズにスコアアップを目指しましょう。
英語が伸びたら「専門科目」を徹底する
外国語資格で理想のスコアに近づいてきたら、専門科目の勉強に移っていきましょう。
専門科目とは「自分が希望する学部・学科に関連する科目」のことを指します。
(例)
- 経済学部→ミクロ経済学・マクロ経済学 etc.
- 法学部→民法・刑法・政治学 etc.
- 経営学部→経営学・マーケティング・会計 etc.
ちなみに、編入試験まで時間がない(対策期間が1年間)大学生と社会人の方は、英語学習と同時並行で専門科目の勉強も始めなければいけません。
対策期間1年間で合格できるの?
と不安に感じるかもしれませんが、次の章で解説するポイントを意識すれば十分合格を目指せます!
小論文対策や面接対策は「試験の2ヶ月前から」
大学によっては小論文や面接が用意されているところもあります。
ただ、小論文や面接の対策を急ぐ必要は無いでしょう。
試験の2か月前から開始しても十分間に合います!
それまではとにかく「英語の勉強→専門科目の勉強」に集中しましょう。
2年次編入を成功させるためのポイント
実際に大学編入を成功させたボクが考える「2年次編入合格のポイント」をご紹介します!
ポイントは以下の2つ↓
- 情報収集をサボらない
- 専門科目の「基礎」を徹底する
情報収集をサボらない
2年次編入を成功させたいなら、
情報収集を徹底的に行う
ようにしましょう!
大学編入は情報が少ないため、良質な情報をたくさん集めることが大切になってきます。
集めるべきは
- 志望校の募集要項(出願資格や試験科目など)
- 過去問
- 合格体験記
このあたりの情報。
この中でも特に大事なのが「過去問」です!
編入試験の過去問を入手することで、試験形式を理解して本当に必要な対策を進めることができます。
編入試験の過去問を集めることは難しいですが、「大学編入の過去問と解答を入手する方法」を参考に入手する努力をしましょう。
その他、当サイトでは志望理由書の書き方(+例文)も紹介しているので、併せてご覧ください。
専門科目の「基礎」を徹底する
2年次編入を成功させるためには
専門科目の「基礎」を徹底する
ことを意識してください!
編入試験で出題される範囲は「大学1・2年次に学習する内容」に限定されます。
大学1・2年次に学習する内容は専門科目の基礎知識です。
つまり、専門科目の基礎部分だけを集中的に勉強すれば合格できるということ。
2年次編入試験まで時間がない大学生や社会人の方も、「専門科目の基礎だけを徹底する」という意識で勉強すれば、試験日までに重要な知識を身につけることが可能です。
2年次編入|まとめ
今回は「2年次編入」をテーマに解説してきました。
- 2年次編入受験に興味がある方
- 学校を変えたい・大学に入り直したいという方
はぜひ当記事の内容を参考にしてみてください!
また、当ブログでは大学編入成功に役立つ情報を随時発信しているので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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