大学編入という入学制度は、あなたが今いる環境を変えたり、自分をさらにステップアップさせたりするための絶好のチャンスです。
実際にボクは編入学を経験することで、自分の環境を変えることに成功しました。
- 現役での大学受験に失敗
- 「宅浪」になる(が途中で勉強をやめてフリーター)
- 専門学校に進学する
- 専門学校から早稲田大学商学部に3年次編入
- 東北大学・中央大学・明治学院大学にも同時合格
- 2018年3月に早稲田大学を卒業
そのようなことを改めて再考していたら、大学編入には魅力・メリットがたくさんあることを再認識しました。
そこで今回は、実際に編入試験を経験したボクが感じる「大学編入の魅力・メリット」について紹介していきたいと思います。
- 自分を変えたい!
- 今いる環境を変えたい!
- 成長したい!
と感じでいる学生の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに編入学のメリットについては
の2種類に分けて解説していきます。
チョッと待て!
大学編入はメリットだけではないはず。
「デメリット」も知りたい。
「編入学のデメリットについてもあらかじめ知っておきたい」と感じている方も多いはず。
そこで、実際に編入学を経験したボクだからこそ伝えられる「大学編入のデメリット」についてもご紹介したいと思います。
当記事の内容をしっかり理解するためには、「大学編入という入学制度の特徴」について把握しておく必要があります。
まだ大学編入学について詳しく分かっていないという方は、先に「大学編入とは?」の記事をご覧ください。
>>大学編入についてしっかり理解する
目次
大学編入制度から得られる魅力・メリット
まずは、大学編入という「入学制度」があなたに与えるメリットについてご紹介していきます。
大学編入という入学制度には、以下に挙げるような魅力があります↓
- 環境を変えるチャンス
- 今後の活動に直結する
- 大学受験のリベンジを果たすことができる
- コンプレックスを解消できる
- 「興味のある勉強は楽しい」ことを知った
- 「学歴は関係ない」ことを体感できた
それぞれを詳しく解説します。
①環境を変えるチャンス
大学編入することで確実に「周りの環境を変える」ことができます。
これは「このままじゃいけない」「何か行動を起こさないと」と考えている大学生や短大生、専門学生にとって非常に魅力的なポイントのはずです。
編入試験に合格するためには、「専門科目の基礎知識構築」や「英語の資格(TOEICやTOEFLなど)取得」に向けて必死に勉強する必要があります。
編入対策の過程で、自分自身を一歩ずつステップアップさせることができます。
実際にボクは、
大学受験に失敗
(地元の国立大学にさえ受からなかった)
↓
1年の空白期間
(宅浪していたが、途中でやめる)
↓
専門学校に入学
(学歴コンプレックスを抱える)
↓
編入対策を頑張る
↓
早稲田大学商学部に3年次編入
といったように、自分をステップアップさせることに成功しました。
大学編入することで、周りの環境も変化し、勉強することの重要さを実感し、考え方も変わりました。
もしあのまま地元に居続けたらと考えると、ちょっとゾッとします。
それくらいボクの中では大きなインパクトのある経験となりました。
「大学編入する」という目標を立てて、そこに向かって前進するだけでも、あなたの環境は確実に・少しづつ変化していきます。
②今後の活動に直結する
普通の大学受験では、古文・漢文・数学・現代文・倫理・生物といった科目の勉強を強いられます。
そして突然、「あれ、これって何の役に立つの?」と疑問に感じてしまうことがあります。
ボクは高校生の時すごく思っていました。
アキラ
でも編入試験で出題される問題は、自分が学びたい「専門分野」です。
「経済学」「経営学」「会計学」「法学」など、勉強することで、その後の就職活動や社会人生活の場面で必要になってくる知識を習得することができます。
- この勉強は今後も使える知識だ!
- 公認会計士になるために必須の知識だ!
- 公務員試験で勉強しなきゃいけないから役に立つな!
のように、勉強に対する意味を持つことができ、勉強のモチベーションを維持し続けることができます。
③大学受験のリベンジを果たすことができる
大学編入は「大学受験のリベンジをするチャンス」を与えてくれます。
通常の大学受験に失敗してしまい、悔しい思いを抱えている人は、この大学編入制度を利用することでリベンジできる可能性があります。
しかも、歴史や古文・漢文などではなく「専門科目」を利用した受験です。
就活や今後の社会人生活に直結する可能性がある勉強をして、さらに「希望の大学への入学」もリベンジできるので、かなり魅力的ではないでしょうか。
④コンプレックスを解消できる
大学編入を検討している人の中には、学歴コンプレックスを抱えている人が一定数いるはずです。
大学編入に成功すれば、そのコンプレックスを解消することができます!
これは間違いありません。
実際ボクも、編入試験合格に向けて勉強している最中は「学歴コンプレックス」を抱いていました。
その「負の感情」を上手く「勉強へのモチベーション」へと変換して、大学編入試験に挑みました。
そして、希望の大学に合格することができ、結果的に「学歴コンプレックスを解消」できました。
これは、ボクにとって大きな魅力・メリットの一つでしたね。
ちなみに、コンプレックスは「学歴コンプレックス」に限った話ではありません。
自分に自信を持つことができない人は、大学編入を経験することで自分に自信を持つことができます!
なぜなら、編入試験の勉強を経ることで、人生において「力を入れて頑張ったこと」が一つ増えるからです。
ボクは大学編入をするまで、人生において「力を入れて頑張った経験」がありませんでした。
生まれてから専門学校に入るために上京してくるまで、岩手県の静かな場所で、特に何も考えず、ノホホンと暮らしておりましたので。
実際に思い返してみても、勉強でも部活でも、その他もろもろでも、「こんなに一生懸命頑張ったぜ!」と言えるようなことは全くしてきませんでした。
そんなボクにとって「早稲田大学に3年次編入する」という目標は、人生で初めて何かを一生懸命頑張る機会になりました。
大学編入は情報が少ないため、自分で考えて、対策を練って、勉強する必要がありました。
この経験は、今後の活動にも活かせるはず。
その一例が「就活」です。
「自分で考えて行動・勉強することで大学編入を成功させた」という事実を企業側に上手く伝えることができれば、大きなプラス評価を受けるはずです。
- 自分のコンプレックスを解消したい!
- 自分に自信を持ちたい!
こんな願望を持っているなら、チャレンジしてみるべきです!
⑤「興味のある勉強は楽しい」ことを知った
「興味のある勉強は楽しい」と知ることができたのは、大学編入をして良かったことの一つです。
編入試験の勉強を始めるまでは、「勉強=つまらない」という思い込みが定着していました。
実際、高校時代の受験勉強は死ぬほどつまらなかったです。
でも、編入試験の勉強を通して、「経済学や経営学って、世の中と密接に関係しているものだな」と感じ始めてから、勉強することが楽しくなっていきました。
⑥「学歴は関係ない」ことを体感できた
大学編入には「学歴は関係ないことを体感することができる」というメリットがあることを紹介しておきます。
これは、一般的に高学歴とされる「早稲田大学」に編入してみて痛感したことです。
学歴なんか関係ない!
正直、学歴コンプレックスを感じていたあの頃は何だったんだろうという感じています。
重要なことは「大学名」ではありません。
大学にいる間に「何をするか」が重要なんです!
今、学生の方で「学歴コンプレックスを抱えている・自分の学歴に不満を感じている方」は、そのコンプレックスを一旦捨てて、何か挑戦してみることをおススメします!
もちろん、「学歴コンプレックスを捨てるために大学編入を目指す」という選択肢でも良いでしょう。
編入試験制度の魅力・メリット
続いて、「編入学の試験制度(=編入試験)」に秘められた魅力・メリットについて解説していきます。
編入試験自体の情報があまり出回っていないため、
- 編入試験ってどういうものなの?
- 一般受験と何が違うの?
と疑問に感じている方も多いはず。
実は、編入試験には以下に挙げるような魅力・メリットがあるんです!
- 希望の大学に入学できる可能性が「かなり高い」
- 気づいたら「外国語資格」が手に入っている
- 勉強すべき科目数が「かなり少ない」
- 「複数校の受験」が可能
①希望の大学に入学できる可能性が「かなり高い」
「一般入試・センター試験(共通テスト)」と「編入試験」の両方を経験しているボクからすると、編入試験は一般入試と比べて「合格難易度は低い」です。
このようなことを言うと、
それはたまたま合格できたから言えることだよ。
『基礎知識を徹底すれば良い』とか言ってるけど、大学に入るのはそんな簡単なことじゃないでしょ。
大学編入は難しいって聞いたことあるし。
と感じる方もいるはずです。
でも、それは勘違いです。
「適切な対策を継続すれば」大学編入成功は実現します。
なぜなら、大学編入は「ライバルがかなり少ない」という魅力があるからです。
大学編入という入学制度自体、そこまで知名度が高いものではありません。
編入試験の存在を知らない学生も多いです。
だからこそ、試験のライバルになる人がかなり少ないです。
さらに、「本気で編入試験に挑んでいる人」は少ない受験生の中の「5分の1」程度しかいません。(あくまでも個人的な感覚ですが)
編入試験に挑戦している受験生の中には、一定数「記念受験組」が存在するからです。
そのため、
大学編入があまり知られていない
+
本気で勉強している人が少ない
↓
実は合格できるチャンスが大きい
という等式が成り立ちます。
大学編入は難しい?試験の難易度や対策法を経験者が解説②気づいたら「外国語資格」が手に入っている
大学編入を経験するメリットの一つが、自然に「TOEIC・TOEFL・IELTSなどの高いスコア」「英検の高い取得級」が手に入ることです。
アキラ
大学編入では、「TOEICやTOEICスコア、英検などによる足切り」や「英語の試験をTOEICスコアで代替」する大学・学部が多くあります。
なので、編入学を実現するためには、TOEICなどの外国語資格の勉強に力を入れないといけないのです。
その結果、試験が終わったころに「TOEICの高スコア」を獲得できている状態になります。
アキラ
③勉強すべき科目数が「かなり少ない」
編入試験は試験の科目数が圧倒的に少ないという特徴があります。
一般受験のように6科目や7科目も勉強する必要がありません!
大学によっては、「英語の試験のみ」や「小論文のみ」というところもあります。
多くても、「TOEICの足切り+2科目」くらいでしょう。
勉強すべき科目数が少ないので、やるべき勉強を絞ってひたすら集中して知識の構築を進めることが可能です。
一般受験の勉強が苦しかった・悩まされていた方にとっては、このメリットは非常に心強いのではないでしょうか。
ボクはメチャクチャ心強かったです!
④「複数校の受験」が可能
大学編入は、試験日程が大学・学部ごとにバラバラです。
そのため、日程さえ被らなければ「複数校の受験が可能」です。
一般受験では不可能な「国公立大学の併願」もできます。
「チャレンジしたい国公立大学2校+滑り止めになりそうな国公立大学1校」という受験の仕方も可能なのが、大学編入の魅力の一つです。
「大学に編入した後の学費等のコストが不安!」という方は、試験日が被っていない国公立大学を複数校受験するという選択をとることもできます。
「東北大学+神戸大学+九州大学の3校を受験する!」というような、一般受験では不可能とも言える贅沢な受験も可能になるのが大学編入試験です。
正直に伝える!大学編入の「デメリット」
ここまで読み進めてくださった方の中には、
メリット・魅力がたくさんあるのは分かったけど、もちろん「デメリット」もあるよね?
「デメリットはありませんよ」なんて言わせませんよ。
と感じた方がいるかもしれませんね。
まあその通りで、大学編入にはデメリットと言える側面もあります。
そこでこの章では、実際に3年次編入を経験したボクが感じた【大学編入のデメリット】をまとめます。
- 授業をたくさん取らないといけない
- 就活に「余裕をもって」取り組めない
- 人とのつながりを作りにくい
①授業をたくさん取らないといけない
大学編入した後にあなたを待ち受けているデメリットの一つが、
授業をたくさん取らないといけない(ケースがある)
ということ。
「大学編入生の忙しさ」について解説した記事でもお話しているのですが、編入する大学や学部によっては「単位認定数」が少なくなる可能性があります。
そのため、周りの3年生よりも授業数が多くなってしまうことが想定されます。
大学編入の単位認定について経験者が分かりやすく解説アキラ
ボクが早稲田大学に編入したあとは、新入生に混ざって「必修科目」授業を受ける必要がありました。
そのため、周りの大学3年生と比べるとかなり忙しい時間割になっていました。
ただ、他大学に編入したボクの編入仲間に聞いてみると、単位認定数が多くて「そこまで忙しい時間割とはなっていない」編入生もいました。
そのため、すべての編入生が「授業に追われる」状況になるとは限らないです。
基本的に、大学編入後は「授業で忙しくなる」という覚悟を持っておいた方が良いでしょう。
大学編入した後は忙しい?本当につらいのか経験者が解説②就活に「余裕を持って」取り組めない
これは、デメリット①とも関係してくるものですが、
大学編入後は「就活に余裕を持って取り組めないケースもある」
先程と同様、編入先大学の単位認定数が少なくなると、授業などが忙しくなるため、結果的に「就活に時間を割きづらくなる」というデメリットに直面する可能性があります。
人によっては、就活にガッツリ取り組むために、1年留年して就活に挑むという編入生もいます。
実際にこのような流れをとっている編入仲間も知っています。
ただし、「授業が忙しい」とか「就活に力を入れて取り組むのが難しい」というのは、けっこう個人差があるものです。
「就活に力を入れたい、でも2年間で卒業しないといけない!」という意志がある人は、多少授業が忙しくても、しっかり就活にも取り組むことができるはずです。
③人とのつながりを作りにくい
絞り出して考えた大学編入後のデメリットの3つ目は
人とのつながりが生まれにくい
というものです。
大学編入はそもそも募集人員が少なく、大学・学部によっては、その年の合格者が1人~2人というケースもあります。
多くても20人程度ではないでしょうか。
場合によっては、同じ学年の編入生とも繋がれない・友達になれないケースがあり得ます。
また、3年次に途中入学するため、周りの3年生はグループがすでに出来上がっており、その輪の中に入るのはなかなか困難でしょう。
ボクのコミュニケーション能力では、けっこう難しかったです。
ただし、あくまでも「人とつながりにくい」という話であって、「人間関係を構築できない」というわけではありませんからね。
積極的に行動できる人は通常通り友達を作れますし、何かしらのコミュニティにも参加できます。
編入生は友達できる?大学編入後の人間関係について解説!大学編入のメリットに魅力を感じたら「挑戦」しよう!
今回は、実際に3年次編入を経験したボクが「大学編入のメリット・デメリット」について解説してきました。
- 変わりたい
- 成長したい
- 何か行動したい
と思っている学生の方は、魅力がたくさんある「大学編入」の挑戦を検討してみてはいかがでしょうか?
編入経験者が大学編入のメリットについて発信しているYouTube動画も複数あるようです。
気になる動画を見てみるとモチベーションアップにつながりますよ!
また当ブログでは、「大学編入挑戦を決めた方に役立つ情報」をたくさん発信しています。
★この記事↓では、ボクが専門学校から大学編入した経験についてお話しています↓
専門学校から大学編入する方法|経験者が流れを解説★独学でも大丈夫?予備校に行った方が良い?↓
★編入試験対策に役立つ記事↓
「絶対に大学編入という目標を達成したい!」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!